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投資初心者でもわかる!信頼性トップクラスの「国債」とは?

 「国庫債券」いわゆる「(日本)国債」は日本国が発行している債券のこと。国が利子、元本を保証しているということで流通数も多く、信頼性と安全性は債券の中でもっとも高いと言われている。身近な金融機関で購入ができ、満期までの期間が短期〜長期に渡るものや、適用金利が固定または変動するものなど種類も豊富で、運用目的に合ったものを選ぶことが可能だ。
 そこで今回は、国債がどこで買えるのか? またメリット・デメリットといった国債の特徴をチェックするとともに、1万円から購入ができ、低リスク商品の代表ともいわれる「個人向け国債」について詳しくみていこう。

投資商品のなかで信頼性はトップクラス! 「国債」ってどんな債券?

 国債とは、公共工事などさまざまな活動を行う際の資金を入手するために、日本国政府が発行する債券のこと。国債は1965年より発行が開始され、国家予算を組んだときに税収だけでは足りない部分を国債の発行で補っている。
 「国家への融資」であるため、数ある投資商品の中でも国債の安全性はトップクラスといわれている。また、民間会社による格付けでも国債に対する評価は高く、国債は信頼性も高いといえるだろう。

<表1>国債の概要

売買について

いつ買える

毎月

どこで買える

証券会社、銀行、郵便局

売買時チェックポイント

利付国債と個人向け国債の違い(金利や使い勝手の違い)

売買コスト

・購入時:手数料なし
・売却時:手数料あり

途中解約(中途売却)

可能だが手数料が高い

保有

保有期間(満期)

2年〜40年(種類による)

保有コスト

なし

利率

0.08〜1.775%(種類による)

性格

リスク

利付国債の売却価格は市場動向に影響される

リターン

利付国債は市場動向により元本増の可能性あり

利益が出る条件

・満期まで待つ
・利付国債:売却時の市場価格が購入時より高いこと

損が出る可能性

・国の財政が破たんして債務不履行に陥ったとき(デフォルト)
・利付国債は中途換金をした場合に可能性あり

使い勝手

中途換金の可能性がある人には不向き

こんな人が買い

満期まで待てる人

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国債の豊富な種類を比較表でチェック!

 個人で保有できる国債には、大きく分けて『利付国債』と『個人向け国債』がある。<表2-1><表2-2>のように、利付国債と個人向け国債のそれぞれに「変動金利型国債」と「固定金利型国債」があり、また償還期間(満期)の長さによってさらに種類がある。

<表2-1>国債各種の比較/利付国債編

分類

固定利付国債

変動利付国債

償還期間(満期)

2年・5年・10年・20年・30年・40年

15年

発行回数

毎月

購入単位

5万円

購入上限

1億円

利子の受取回数

半年に1回

利率

固定

半年毎に変動

最低金利保証

なし

中途解約可能期間

いつでも可

中途解約ペナルティ
(中途換金調整額)

なし

売却先

債券市場

【利付国債】
いつでも中途解約可能だが、市場金利で売却するため元本割れの可能性があるので注意が必要だ。取り扱い機関が少なく、購入単位が5万円と個人向け国債と比較すると高額である。
固定利付国債
半年に1回決まった額の利子が支払われるタイプの国債。満期は2年・5年・10年・20年・30年・40年の6種類。
変動利付国債
半年に1回支払われる利子額が変動するタイプの国債。満期は15年のみ。

<表2-2>国債各種の比較/個人向け国債編

分類

固定型個人向け国債

変動型個人向け国債

償還期間(満期)

3年・5年

10年

発行回数

毎月

購入単位

1万円

購入上限

なし

利子の受取回数

半年に1回

利率

固定

半年毎に変動

適用利率








3年:基準金利(市場実勢利回りを基に計算した期間3年の固定利付国債の想定利回り)から0.03%を差し引いた値

5年:基準金利(市場実勢利回りを基に計算した期間5年の固定利付国債の想定利回り)から0.05%を差し引いた値

基準金利(10年固定利付国債の実勢金利)×0.66

最低金利保証

0.05%

中途解約可能期間

発行から1年目以降

中途解約ペナルティ
(中途換金調整額)

直近2回の分各利子(税引前)相当額×0.79685

売却先

国(財務省)

※詳しくは財務省の個人向け国債ページを参照

【個人向け国債】
利付国債と違い、固定金利型、変動金利型ともに発行から1年間は解約することができず、1年経過後も満期前に売却すると中途換金調整額がかかる。
固定型個人向け国債
半年に1回決まった額の利子が支払われるタイプの国債。満期は3年と5年の2種類。
変動型個人向け国債
半年に1回支払われる利子額が変動するタイプの国債。満期は10年のみ。

 このほかに個人での保有ができないが、物価の上昇・下落などにより元本そのものが変動する「物価連動国債」(満期10年)や、額面を下回る価格で発行され途中の利払いは行われず満期に額面全額が償還される「割引債」(満期6か月・1年)もある。

ローリスク商品の代表『個人向け国債』とは

 すでに紹介している『個人向け国債』とは、個人投資家向けに買いやすくした国債のことで、法人では購入できず、個人だけが購入できる国債のこと。個人向け国債は利付国債のように市場金利に左右されないため、中途換金の際にも元本割れのリスクはないといわれている。さらに、個人向け国債は国が買い取るため「買い手がつかない」ということもなく、個人がより買いやすく売りやすいローリスク商品の代表であると言える。

 個人向け国債の金利は利付国債よりも低く設定されているが、利付国債にはない「最低金利保証」がついており、金利が0.05%以下に下がらないという個人向け国債特有のメリットがある。また、購入単位が1万円となっていて、比較的購入しやすい点もメリットとして挙げられる。

 一方で注意点もある。個人向け国債は発行から1年経過するまで中途換金ができない。また、1年経過後であればいつでも中途換金できるが、満期前に売る(中途換金する)場合には、「中途換金調整額」として直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685の手数料を支払う必要があるので、中途換金の可能性がある人は購入前に吟味しよう。


国債のメリット・デメリットとは?

 国債は発行時に償還期間と利率が定められており、購入者はこれに応じた利息を受け取ることができる。また償還期限(定期預金でいう満期)を迎えると、国債発行時に支払った元金(額面額、額面価格と呼ばれる)が償還される。

≪国債のメリット≫
(1)利付国債個人向け国債、短期〜長期型国債、変動金利型国債固定金利型国債など種類が豊富で、自分に合ったものを選べる。(2)どの国債も電子化されてペーパーレスになっており、偽造や盗難・紛失の心配がなく、決済の迅速化につながっている。(3)定期預金と比較して金利が高い。メガバンクでの定期預金の金利が5年で約0.03%前後なのに対し、国債は5年で0.191%(最新情報は財務省ホームページ『国債金利情報』)となっている。

 また定期預金と違い、もし国債を購入した金融機関が破たんしても、保有している国債は保護される。つまり(4)国債は国が破たんしない限り、利息や元金を確実に受け取れるというメリットを持っている。また国債は(5)買付手数料がかからず、国債を買ったことを記載する専用口座の開設・維持手数料が無料(ゆうちょ銀行を除く)なこともメリットとしてあげられる。

≪国債のデメリット≫
 デメリットとしては、(1)利付国債は元本割れが生じる場合があること、(2)個人向け国債は中途換金手数料が高いことだ。また他の債券と同様に国債も、保有することで発生する収入に対しては税金がかかるので注意しよう。


国債の特徴
  • 国債は国家への融資であるため安全性、信頼性が高い
  • 国債は国が破たんしない限り利息や元金が受け取れる
  • 利付国債は元本割れ、個人向け国債は途中換金手数料発生などのリスクもある

※今回の特集内で紹介している情報やデータは2013年12月3日現在のものです。変更される場合もありますので、ご注意ください。

●ご利用の際のご注意事項(必ずお読みください)

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