「マイナンバー銘柄」で高騰した企業は!? 9月度『株価変動率ランキング』

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9月度『株価変動率ランキング』 (C)oricon ME inc.

 オリコンDサイエンスは先ごろ、企業株価の変動率に注目した『月間株価変動率ランキング』の9月度版を発表。対前月末と比較して、上昇・下落がみられた銘柄をそれぞれ『上昇率ランキング』、『下落率ランキング』として各10社を紹介する。9月度の変動率は8月31日と9月30日の終値で比較している。

 9月度は、マイナンバー導入で注目を集めたバルクホールディングスが、8月発表の業績が上場来最高益になったことなども含めて、上昇率111.4%となっている。また、下落ランキングでは、上場廃止となる2企業が、-90%以上の下落率を記録している。

 トップ5とワースト5の各銘柄の変動理由として推測できる要因は以下の通り。なお、月末時点で出来高のなかった銘柄はランキングから除外している。

■<<上昇率ランキング>>
※銘柄(前月比)【上場市場/銘柄コード】の順で表記

【1位】
ビットアイル(115.8%)【東証1部/3811】

 独立系データセンター。TOB価格922円にさや寄せ(相場の変動によって値段の開きが小さくなること)。公開買付期間は10月26日まで。買付終了後は上場廃止となる予定。

【2位】
バルクホールディングス(111.4%)【名証セントレクス/2467】

 コンサルティング、マーケティングリサーチなどを行う企業。マイナンバー銘柄のため注目を浴びている。共著しているマイナンバー関連の書籍がベストセラーになったことや8月発表の業績が上場来最高益になったことが買い材料と見られる。さらに、流通株が品薄なことが高騰を後押しした。

【3位】
エスケイジャパン(95.5%)【東証1部/7608】

 ゲームセンター向け景品の制作会社。9月9日付の日経新聞で、米国シリコンバレーの投資会社を親会社にもつコマンドエヌ(京都市)が発行済み株式数の17%を取得した、と報道されたことが刺激となったか。一連の上昇はコマンドエヌの取得に伴う可能性。

【4位】
ピクセルカンパニーズ(62.04%)【JASDAQ スタンダード/2743】

 プリンタ印字廻りの消耗品を提供している企業。大規模な第三者割当増資を実行後、9月半ばから出来高が急増。上昇トレンドが継続している。

【5位】
アスカネット(58.61%)【東証マザーズ/2438】

 デジタル写真加工サービスと光学表示用ディバイスの製造販売を行う企業。10月7日から幕張メッセで開催される『CEATEC JAPAN 2015』へ出展すると発表。改めて同社の空中結像技術への期待感が再燃したか。

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■<<下落率ランキング>>

【1位】
第一中央汽船(-97.14%)【東証1部/9132】

 海運会社。民事再生法の適用を東京地方裁判所に申請。10月30日付で上場廃止予定。

【2位】
オプトロム(-90.91%)【名証セントレクス/7824】

 光ディスクの原盤を製造、販売している企業。第三者割当増資に反社会的勢力が関与したことが発覚した。上場廃止基準に触れたため、10月1日付で上場廃止となった。

【3位】
ガイアックス(-48.4%)【名証セントレクス/3775】

 ソーシャルメディアの構築・運用・監視、ソーシャルアプリサポートを行う企業。出資先であるピクスタ(3416)が9月14日に上場したものの、出来高増加を伴い下落傾向が続いている。ピクスタ目当てに購入していた投資家の乗換か。

【4位】
東邦金属(-46.79%)【東証2部/5781】

 タングステン・モリブデン・超硬合金・レアメタル合金の製品製造・研究開発企業。8月には世界一極細のマグネシウム合金ワイヤーの開発に成功したとの発表を受け高騰したが、投資家の熱気も冷めたようだ。

【5位】
PCIホールディングス(-46.35%)【東証マザーズ/3918】

 ソフトウェア開発、自社ソリューションの開発・保守、IT技術者の派遣などの情報サービス企業。8月上場後に高騰した反動で下落した様子。IPO後の勢いも続かず、新興市場全体の手詰まり感も影響し徐々に値を下げた。

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