2015年12月05日 11時00分

「純資産3000億円」澤上氏の投資方法とは? “長期投資パイオニア”の手法を紹介!

日本の“長期投資のパイオニア”澤上氏の投資方法を紹介!(C)oricon ME inc. [拡大する]

日本の“長期投資のパイオニア”澤上氏の投資方法を紹介!(C)oricon ME inc.

 投資を始めようとしている初心者や投資に興味があるが今一歩踏み切れない人に向けて、有名投資家の成功体験や失敗談、投資方法などを紹介していく同企画。これまで、和製ウォーレン・バフェットと呼ばれている国内の超有名投資家・竹田和平氏をはじめ、米投資家で「最も賢い億万長者」と呼ばれるジェームズ・シモンズ氏などを紹介してきた(関連記事参照)。今回は、日本の長期投資のパイオニアと呼ばれる澤上篤人氏を紹介していく。

■澤上篤人氏とは?
 『さわかみファンド』で有名な澤上氏は、「さわかみ投信」の代表取締役であり、テレビや雑誌などメディア上でも有名な投資家だ。マネー情報誌『日経マネー』に連載コラムを持っているほか、『2億円にしよう!』をはじめとする多くの著書もある。テレビではコメンテーターとしても活躍しているため、澤上氏のファンも多い。愛知県出身の澤上氏は、もともとファンドアドバイザーの仕事をしており、銀行の代表取締役を務めたのち、1999年にさわかみ投信を設立。同社は日本初の独立系の投資信託会社で、現在純資産3000億円、顧客数は10万人を超えているといわれている。

■投資の手段や手法はどのようなものか?
 自身が「長期投資のパイオニア」と呼ばれることからもわかるように、長期投資をメインの方法として投資を行っている。シンプルな手法にこだわり、企業分析のために細かい指標を使うようなことはしない(関連記事:「さわかみファンド会長が“銘柄選び”伝授!」参照)。

 また、「損切りではなく縁切り」という言葉を使っており、自分が購入した投資先の会社環境や方向性が変わり、その企業に魅力がなくなったと感じると、すぐに売ってしまうという方針をとっている。反対に、手元に持ち続ける株の会社がたとえ赤字であっても、良い仕事をしていれば、いつか持ち直すと信じて持っていることも多々あるのだ。実際に著書の中でも、マーケットや景気などの細かいことは気にせず、企業の本質を見極めることが大切だと述べている。

■儲かったあとは何をしている?
 同氏は、現在もさわかみ投信の代表取締役社長を務める。ファンドの運用を通じて、一般家庭の人が自分の財産を作る応援をし続けている。たとえば、さわかみ投信の提供するレポートは、楽天証券などで無料で読むことができるし、著書や雑誌のコラムを通して、長期投資のノウハウや考え方などを広めている。自分の利益だけでなく、社会の人々が財産を築き、豊かに生活することも望んでいるようだ。

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