年末年始のドライブ前に! 見直しておきたい「渋滞回避」の心がけ
一人ひとりの心がけ次第で渋滞は防げるというが、具体的に何をしたら良いのだろうか?
渋滞回避のコツは“2秒ぶんの車間距離”の運転
「前方の車が大きなビルの横を通り過ぎてから2秒後に自分の車が同じビルを通過するようにするなどして、速度を調整すると良いですね」(西成教授)。
現状、渋滞が起きやすい高速道路上では、皆2秒以下の距離しかとっていない。“とりあえず試してみる”という意識で、実践してみよう。
合流地点では“ジッパー合流”をする
その際のポイントは“お互いの認識”。西成教授が実際に人の行進で車の動きを真似て行った実験では、お互いの動きを予測せず車線変更すると、合流地点で混乱が起き、目的の車線にたどり着くまでに28秒かかった。ところが、相手を確認し、ゆずりあってまるでジッパーのように交互に進んだ場合は18秒。相手を気遣うだけで時間を短縮できるのだ。
西成教授は渋滞に対し「あえて短期的な損を選択することで長期的なトクを得ます」と語る。2秒のロスや、ゆずりあいは、一見、損をしているように見える行動だが、目的地には早く着く。渋滞を防いで事故を減らし、環境へも配慮する効率のいいドライブを心がけよう。
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MUJICOLOGY!研究所「渋滞学」(外部リンク)