ディーラーで自動車保険に加入するメリット・デメリットを解説
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他の加入方法と比較しながら、自分に合うかどうかを見ていきましょう。
監修者新井 智美 トータルマネーコンサルタント
マネーコンサルタントとしての個人向け相談、NISA・iDeCoをはじめとした運用にまつわるセミナー講師のほか、金融メディアへの執筆および監修に携わっている。
目次
ディーラーで自動車保険に加入するメリット
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ひとつは、車を購入したディーラーや自動車販売店を経由して加入する方法です。これらの店舗は、自動車保険の代理店としての機能を持っています。
ほかには、ディーラー以外の代理店を経由したり、自分で直接保険会社のWebサイトで手続きを行ったりする方法もあります。
こうした方法がある中で、ディーラーで自動車保険に加入するメリットにはどのようなものがあるのか、詳しく見ていきましょう。
■ディーラーで自動車保険に加入するメリット
車の購入と同時に自動車保険も契約できる
また、ディーラーであれば、購入する車選びと平行して、自動車保険も選べます。その車の車種や装備、想定される使用状況に合った自動車保険について、ディーラーに相談することも可能です。
車の購入と自動車保険について同時進行で相談でき、納車のタイミングに合わせて契約できる。これが、ディーラーで自動車保険を契約する一番のメリットです。
自動車保険と修理の対応が一括で行える
事故を起こしたら混乱してしまい、何をすればいいのかわからなくなってしまうかもしれません。ですが、ディーラーに連絡するだけで、自動車保険と修理の処理をすべて引き受けてくれるので安心です。
「車のことは、すべてディーラーに任せられる」という環境を作れるのが、ディーラーで自動車保険契約をするメリットでもあります。
メーカー独自のサービスがつけられる場合もある
車体のすり傷やへこみは、たとえ小さくても目立ちますが、修理のために車両保険を使ってしまうと、等級が下がり、翌年の保険料アップが心配です。その際、前述したようなサービスが役に立つでしょう。ユーザーの心理に寄り添うディーラーならではのものといえます。
ディーラーで自動車保険に加入するデメリット
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■ディーラーで自動車保険に加入するデメリット
保険料が高い
近年では、インターネット上で契約できる「ダイレクト型」と呼ばれる自動車保険が多数登場しています。
これらは代理店の運営コストがかからないため、その分をユーザーに還元し、保険料が割安に設定されています。
保険料の安さにこだわるなら、ディーラーでの契約は避け、ダイレクト型の自動車保険を選んだほうがいいでしょう。
>>自動車保険、自賠責保険の保険料の相場は?保険料を抑える方法も解説
担当者が保険の内容に詳しくない場合もある
とはいえ、自動車保険は細かな規定が多いため、知識レベルには個人差があります。
保険会社を変更するときに気まずい思いをすることも
自動車保険を乗り換えるには、これまでの自動車保険を解約しなければなりません。
その際、ディーラーの担当者に直接連絡する必要があるので、「嫌な顔をされたらどうしよう」「引き止められたら断れないかも」と心配になる人もいるのではないでしょうか。
>>自動車保険の乗り換えは気まずい?うまく行うためのポイントを解説
ディーラー保険と他の加入方法の違い
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それぞれの違いは以下の表のとおりです。
代理店型 | ダイレクト型 | |
加入方法 | 代理店を通して自動車保険に加入する。 | ウェブや電話などで保険会社と直接契約する。 |
保険料 | 代理店手数料が必要となり、ダイレクト型と比べて高め。 | 代理店手数料が不要で代理店型よりも安め。 |
補償内容の決め方 | 代理店担当者と相談して決めることができる。 | 自分の知識や調べた内容で決めるが、ウェブや電話でわからないことを保険会社に聞くことも可能。 |
事故現場へのかけつけ | 代理店の担当者によっては事故現場にかけつけてくれる。 | 保険会社の担当者が事故現場にかけつけることはない。 |
ディーラー保険だと、補償内容を担当者と相談しながら決められるほか、事故対応も担当者にお任せできます。
しかし、ダイレクト型だと自分で補償内容を決める必要があるほか、事故対応も自分で行わなければなりません。
「安心」と「コスト」のどちらを優先するかで、選ぶべき保険は変わります。
ディーラー保険が向いている人・向いていない人
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ここでは、ディーラー保険に向いている人、向いていない人の特徴を解説します。
向いている人(手続き簡単・窓口一本化を重視する人など)
■ディーラー保険が向いている人
手続きが面倒に感じる人
なぜなら、ディーラー保険なら車の購入と合わせて保険内容の確認や書類提出など行ってもらえるからです。
自分で手続きするのが面倒だと思う人はディーラー保険を検討しましょう。
トラブル時にあちこち連絡したくない人
しかし、事故が起きたときになかなか冷静に対応できる人は少ないのではないでしょうか。
その点、ディーラー保険に加入することで、事故が起きたときにはディーラーに連絡するだけで、保険会社に取り次いでもらえます。その時には修理工場へのレッカー移動などの手配も行ってもらえるでしょう。
事故が起きたときの対応に不安を感じているなら、ディーラー保険を選ぶと安心です。
安心を最優先する人
もちろんダイレクト型と比べると保険料は割高になりやすいものの、このような手厚いサポートや特典を期待している人はディーラー保険に向いています。
保険料よりも安心を重視する人はディーラー保険を選びましょう。
調べるのが苦手な人
しかし、補償や特約の内容を詳しく理解していないと、本当に自分には何が必要なのか判断できません。また、補償内容は保険会社によって異なります。
その点、ディーラー保険なら、担当者と相談しながら自分の状況にあった補償内容を設定することができ、補償のもれや重複を防げます。
自分で調べるのが苦手な人はディーラー保険に向いています。
向いていない人(保険料の安さや多社比較を重視する人など)
■ディーラー保険が向いていないと思われる人
とにかく安く済ませたい人
代理店型とダイレクト型を比較すると、数万円安くなるケースもありますので、とにかく保険料を安く抑えたいと考える人には向いていません。
>>自動車保険 代理店型 オリコン顧客満足度ランキング
色々な会社を比較してから選びたい人
自分で色々比較してから選びたいと思っているなら、一括見積もりサイトを利用して決める方が納得感を得やすいでしょう。一括見積もりサイトでは多くの保険会社を比較できるため、おすすめです。
>>自動車保険 ダイレクト型 オリコン顧客満足度ランキング
補償内容を自分好みに細かく設計したい人
納得のいかない補償のまま契約するのはわだかまりが残るものです。
補償内容を自分の好みに合わせて細かく設定したいなら、ダイレクト型の方が向いています。
ディーラーで加入した自動車保険を解約する方法
では、解約するにあたって実際にどのような手続きをすればいいのでしょうか。
ここでは、ディーラーで加入した自動車保険を解約する方法を紹介します。
>>自動車保険を途中解約するデメリットとは?解約方法や注意点も解説
1. 解約する旨をディーラーに伝える
これまでの付き合いがある相手に解約を告げるのは、気まずいことではありますが、「ほかに自分に合った自動車保険が見つかった」「より保険料の安い自動車保険があった」など、正直に理由を伝えれば、相手もきっと納得してくれるでしょう。
2. 必要書類を作成する
ユーザー側で用意しなくてはならないものは、基本的にありません。
解約を申し入れると、保険会社から必要書類が送られてきますので、それに記入して返送するだけです。
この書類は多くの場合、解約が契約者自身の意思であるかどうかを確認する書類と、解約に至った理由を尋ねるアンケート用紙です。これらの書類を保険会社に返送すれば、解約手続きは完了となります。
解約手続き完了後に保険会社から手続き完了のお知らせが届きますので、必ず確認しておきましょう。
自動車保険の乗り換えは契約満期のタイミングがおすすめ
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なぜなら自動車保険は1年契約が基本ですが、そこには「等級」という概念があるからです。
契約して1年間、自動車保険を使うことがなければ等級が上がり、翌年の保険料は安くなりますが、事故を起こして自動車保険を使うと等級が下がり、翌年の保険料は高くなってしまいます。
>>車両保険を外すタイミングはいつ?解約を検討する際の注意点も解説
契約中に新たな自動車保険に乗り換えてしまうと、等級が上がるまであらためて1年間待たなくてはなりません。
一方、乗り換えの直前に事故を起こしていたとなると、新たな自動車保険では下がった等級がすぐに適用されることになります。
つまり、満期日以外のタイミングで乗り換えてしまうと「保険料が下がるのが遅くなり、上がるのが早くなる」ことになるのです。
自動車保険の見直しについては、下記の記事をご覧ください。
ディーラーで自動車保険に入る場合は、特性を理解することが大切
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もし、自動車保険についての知識が十分にあれば、保険料が安いダイレクト型がいいでしょうし、「自動車保険についてよくわからない」ということであれば代理店型を選び、プロの助言を受けながら選ぶといいでしょう。
オリコンでは、日本最大級の規模で調査を行い、毎年「自動車保険 オリコン顧客満足度ランキング」を発表しています。商品内容の充実さや事故対応、ロードサービスの充実さなどのランキングを確認することもできるため、保険会社選びの参考にしてください。
監修者新井 智美 トータルマネーコンサルタント
マネーコンサルタントとしての個人向け相談、NISA・iDeCoをはじめとした運用にまつわるセミナー講師のほか、金融メディアへの執筆および監修に携わっている。
現在年間200本以上の執筆・監修をこなしており、これまでの執筆・監修実績は3,000本を超える。
(保有資格)
・1級ファイナンシャル・プランニング技能士
・CFP®
・DC(確定拠出年金)プランナー
・住宅ローンアドバイザー
・証券外務員
公式サイト:https://marron-financial.com/