自動車保険の更新はどのように行う?更新の際のポイントも解説
ここでは、自動車保険更新の流れや自動車保険更新の際に知っておきたいポイントなどについて解説します。
目次
自動車保険更新の流れ
更新手続きは、「保険会社のWebサイト上で手続きをする」「保険会社のカスタマーセンターに電話して手続きをする」「(保険代理店を通じて自動車保険に加入している場合)送られてきた案内を持って代理店で手続きをする」といった方法で行います。
自動車保険更新の際に準備するもの
ただし、保険会社によっては、免許証の色が変わった場合に申告が必要です。また、更新時点での走行距離を申告する必要な場合もあります。
更新を機に自動車保険の契約内容を変更する場合は、車検証を手元に用意しておくとスムーズに進みます。変更する内容によっては、申告内容を証明する書類が必要になる場合があるでしょう。
自動車保険の自動継続特約とは?
自動車保険は、基本的に1年で契約期間が満了し、契約者が更新の手続きをしないと更新されないのが原則です。しかし、保険会社の中には、更新手続きが面倒なユーザーなどのために、自動継続特約を用意しているところもあります。
自動継続特約を付帯すると、うっかり自動車保険の更新を忘れてしまうのを防ぐことができます。一方で、自動車保険の内容を意識的に見直す機会を手放すことにもなるので、必ずしもいいことばかりではありません。
自動継続契約を付帯するかどうかは、こうしたメリット・デメリットを検討した上で決めるのがおすすめです。
自動車保険更新の際に知っておきたいポイント
家族構成やライフスタイルが変わった場合は補償内容を見直す
・運転者年齢条件
自動車保険では、契約車両の運転者を「◯歳以上」とする運転者年齢条件が設定可能です。設定方法は保険会社によって異なりますが、「全年齢」「21歳以上」「26歳以上」「30歳以上」などとなっています。10代、20代は交通事故を起こす確率が高いことから、運転者の年齢条件の設定が高いほど、自動車保険の保険料が割安になります。
例えば、自動車保険更新前に30歳になった場合は、運転者年齢条件を「30歳以上」に変更することで保険料が下がります。
・運転者限定
自動車保険では、「運転者本人限定」「運転者本人・配偶者限定」「運転者本人・家族限定」「限定しない」など、補償の対象となる運転者を限定する制度があり、限定する範囲が狭いほど保険料が安くなります。
例えば、同居の子供が免許を取って車を使い始めたという場合、これまで「運転者本人限定」にしていた限定範囲を、「運転者本人・家族限定」などに見直したほうがいいでしょう。
・使用目的
車の使用目的は「通勤・通学」「日常・レジャー」「業務用」などの区分があり、保険料が異なります。例えば、今まではプライベートに使用していたが、起業して主に業務用に使うようになった場合、「業務用」への使用目的の変更が必要です。一般的に、運転機会や走行距離が多い「業務用」は、ほかの区分に比べて保険料が割高に設定されています。
・年間走行距離
自動車保険は、年間の走行距離によって保険料が変わり、一般的に走行距離が長い場合は保険料が高くなります。ライフスタイルの変化などで、選択している走行距離区分と実際の年間走行距離にずれが生じている場合、より適当な走行距離区分に変更しておきましょう。
自動車保険の更新時は、補償内容を見直すのにもおすすめのタイミング
早めの更新手続きで保険料の割引が受けられる場合がある
更新手続きを忘れた場合でも猶予期間がある
ただし、猶予期間中に更新手続きをしても、満期日から新しい保険契約の始期日まで無保険状態になるので注意が必要になります。いわゆる「保険の空白期間」中の事故による損害は補償の対象とならず、すべて自己負担となってしまうので、満期日が来る前に更新手続きを行うことを心掛けましょう。
自動車保険の更新を機に補償内容を見直そう
自動車保険の更新は、補償を見直すのに最適のタイミングです。補償内容が、現在の家族構成やライフスタイルに合ったものになっているかを確認して、必要であれば実情にあわせて内容を修正しておきましょう。ほかの保険会社とも見比べて、より安価で補償内容が充実している保険が見つかった場合は、保険会社を乗り換えるという選択肢もあります。
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