ネット自動車保険のデメリットとは?安さの理由や選び方も解説
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本記事では、ネット自動車保険の安さの理由を解説するとともに、デメリットやメリット、選ぶ際のポイントなどについてご紹介します。
目次
ネット自動車保険はなぜ安いのか?
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代理店手数料や店舗運営費・賃料を削り、オンラインで事務を効率化しているため、保険料に反映しやすい構造になっています。
まずはネット自動車保険の仕組みと、保険料が安い理由について詳しく解説します。
ネット自動車保険とは?
「ダイレクト型自動車保険」「通販型自動車保険」とも呼ばれます。
証券はペーパーレス、契約内容の変更・継続手続き・事故時の連絡もWebやチャット・コールセンターで完結するのが基本です。
代理店を経由しないため、商品・特約・免責額などを自分で比較しながら選べる点が特徴と言えるでしょう。
従来の代理店型は、担当者がヒアリングして補償内容の提案・手続きを代行するサービス性が強い形態ですが、ネット自動車保険は「自分で選び自分で完結」できる人にフィットする仕組みです。
価格面の優位性に加え、見積もりが24時間取れる・契約後の証券管理がラクといった利便性も支持されています。
ネット自動車保険が安い理由
販売を自社サイトで完結させるため、代理店への販売手数料が不要です。
また、来店時であれば必要な窓口や紙資料・郵送物が最小化されていることで、賃料や保管コストも削減されます。
見積もり・引受・継続・異動(住所・車両入替など)手続きなどもオンライン化され、人手の工数が少ない点も、運営費を下げるポイントと言えるでしょう。
従来の代理店型自動車保険と比べ、販売・運用コストが低い点が、保険料の安さにつながっています。
ネット自動車保険の見落としがちなデメリットとは?
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それぞれの内容について、詳しくチェックしていきましょう。
対面で相談できないため補償の見落としに気づきにくい
そのため、代理店型のように担当者から直接ヒアリングを受けたり、提案を受けたりする機会がなく、補償の抜けや特約の付け忘れに気づきにくいという点がデメリットです。
たとえば、運転者の範囲や年齢条件の設定を誤って、家族や友人が運転中に事故を起こした際に補償されなかったり、万が一の際に必要な特約(弁護士費用特約や代車費用特約など)を付け忘れて実費負担が発生するケースもあります。
また、車両保険の免責額や補償対象の範囲を正しく理解していないと、いざというときに保険金が下りないこともあります。
こうしたリスクを防ぐためには、契約前に「誰が運転するのか」「どんな使い方をするのか」「守りたい損害は何か」を整理し、見積もり時に補償の有無や条件を一つひとつ確認することが大切です。
さらに、事故のシナリオを想定し、各補償が適用されるかどうかを事前にチェックしておくと安心でしょう。
初年度キャンペーンが終了し2年目以降に割高になることもある
しかし、これらの割引は継続契約では適用外になったり、割引率が下がったりするケースも少なくありません。
その結果、2年目以降の更新で保険料が大きく上がり、割高に感じることがあります。
特に、料率改定や走行距離の増加、事故歴の反映などが重なると、前年と同じ補償内容でも金額が跳ね上がることがあります。
更新時には前年の契約条件を確認し、割引の有効期限や継続条件を事前に把握しておくことが大切です。
早めに複数社で見積もりを取り、割引がなくなっても総額が抑えられるプランを選びましょう。
既存契約を把握できず等級の引き継ぎで損するケースも
この等級は、他社へ乗り換える場合でも条件を満たせば引き継げますが、既存契約の内容を正しく把握していないと、引き継ぎができずに割引を失うケースがあります。
よくあるのが、記名被保険者の名義や同居関係の設定ミス、解約から新契約までに空白期間を作ってしまうパターンです。
こうしたミスは、等級がリセットされて新規契約扱いになり、保険料が大幅に上がる原因になります。
また、2台目契約の優遇(セカンドカー割引)や複数契約割引を適用し忘れることも珍しくありません。
これを防ぐためには、現契約の「等級」「事故有係数適用期間」「記名被保険者」「運転者条件」を必ず控え、乗り換え手続きの前に保険会社やコールセンターで引き継ぎ条件を確認しましょう。
事故対応の満足度にばらつきがある
特に違いが出やすいのは、初動の速さ、専任担当の有無、連絡頻度、修理工場の手配、ロードサービスの範囲や質などです。
たとえば、夜間や休日の事故で連絡は受け付けても、実際の対応は翌営業日になるケースや、進捗連絡が少なく不安になるケースがあります。
また、レッカー移動の無料距離や代車の手配条件、宿泊・帰宅費用の上限などは会社ごとに異なり、十分なサポートを受けられない場合もあります。
こうした差を避けるためには、契約前に事故対応の体制やサービス内容を比較しておくことが重要です。
具体的には、提携修理工場の数や地域カバー率、ロードサービスの無料範囲、示談代行の対応範囲(もらい事故や単独事故を含むか)を事前に確認しておきましょう。
契約後は、事故時の連絡先や対応フローを家族とも共有しておくと、いざというときもスムーズに行動できます。
実際のサービス満足度を知るには、ユーザーの口コミをチェックするのがおすすめです。
ネット型と代理店型の違い
ネット自動車保険 | 代理店型自動車保険 | |
手続き方法 | 保険会社のWebサイトで、契約者自身が行う | 代理店の担当者がサポートする |
補償内容 | 契約者自身が検討する | 代理店の担当者と相談しながら、最適なものを選ぶ |
保険料 | 割安な傾向がある | 割高になる傾向がある |
事故時の窓口 | 保険会社に連絡する | 保険会社または代理店に連絡する |
代表的なポイントとそれぞれの違いを確認しておくと良いでしょう。
ネット自動車保険のメリット
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代理店を介さないサービス形態であることから、自分自身で契約を進めたい方にとっては、コスト的にも時間的にも大きなメリットがあると言えるでしょう。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
保険料が抑えられる
代理店型自動車保険では、代理店が顧客と保険会社との橋渡しを行います。
そのため、代理店の運営費や人件費、販売経費などの中間コストが発生し、そのコストは、顧客が支払う保険料から支払われています。
ところが、代理店を介さないネット自動車保険では、この中間コストが発生しません。その分、保険料を安価に設定することができるのです。
さらに、保険会社によってはネット申し込みによるインターネット割引や証券のペーパーレス化(証券不発行割引)で料金がさらに安くなる場合があります。
割引額や条件などは、検討の際に確認しておきましょう。
インターネット上で手続きが完了する
スマートフォンやパソコン、タブレットを持っていて、インターネットに接続できる環境があれば、店舗に行かなくても各種手続きができます。
基本的に24時間・365日受け付けているので、平日の夜や休日など、手の空いた時間に手続きが可能です。
複数の保険会社から見積もりを取るのも簡単ですし、わからないことがあれば、チャットやメールで問い合わせができるので、気を使うこともありません。
多くの人がインターネット検索で情報を探し、ネット通販で買い物をする現代において、ネット自動車保険は人々の行動パターンにマッチしたものだと言えるでしょう。
ネット自動車保険を選ぶ際のポイント
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ここでは、ネット自動車保険を選ぶ際のポイントを2点ご紹介します。
自分に合った補償内容を選べるか
自動車保険には、基本的な補償である対人賠償、対物賠償、人身傷害、搭乗者傷害、車両保険のほかにも、特約が数多くあります。
特約は保険会社によって設定が異なり、補償内容にも違いがあります。
そのため、ネット自動車保険を選ぶ際は、各社の補償内容を一通り調べて、自分に合った補償が用意されているかを確認しましょう。
事故対応のサービスが充実しているか
ですから、ネット自動車保険を選んだからといって、事故対応の質が下がることを心配する必要はありません。
とはいえ、各社は事故対応サービスの充実さで、商品の差別化を図っている場合もあります。
例えば、事故解決まで一人の専任の担当者が対応するサービスや、事故対応や事故後の手続きのサポートを直接訪問して相談に乗ってくれるサービスなどがあります。
こうした事故対応サービスの内容を基準に、ネット自動車保険を選ぶのもひとつの方法です。
よくある質問
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気になる疑問点はしっかりと解消しておきましょう。
ネット型と代理店型、どっちが安い?
代理店型は担当者による対面サポートや事務手続き代行などのサービスが含まれるため、その分の販売手数料や人件費が保険料に反映されます。
一方、ネット型は契約者自身がインターネット上で申し込みや手続きを行うため、中間コストを大幅に削減可能です。
これらの理由から、同じ補償内容でも、ネット型の方が保険料を抑えられる場合があります。
ネット型自動車保険は事故対応が悪い?
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ネット型でも24時間の事故受付や示談交渉サービスは用意されています。
事故対応に差があるとしたら、それは保険会社の違いによる部分です。
保険会社を選ぶ際は、初動の速さや専任担当の有無、修理工場ネットワークの充実度、ロードサービスの範囲などが評価ポイントとなるでしょう。
事前に口コミや顧客満足度調査、公式サイトのサービス内容を確認し、自分が求めるサポート体制を満たしている会社を選べば、ネット型でも安心して契約できます。
ネット型は高齢者でも加入できる?
年齢制限は会社によって異なりますので、条件は各社の公式サイトでご確認ください。
なお、高齢になると保険料は上がる傾向にあり、契約条件が制限される場合もあります。
高齢ドライバーの場合は、保険料だけでなく補償範囲や事故対応サービスも含めて総合的に比較検討することが重要です。
車両保険はネット型でもつけられる?
保険会社によってもプラン内容は異なりますが、車両保険は自動車保険を契約している多くの方が付帯しています。
ネット型も必要な補償を選んで組み合わせられるため、代理店型と同様に柔軟な設計が可能です。
ネット型自動車保険のメリット・デメリットを知って納得できる保険選びを
一方で、対面での相談ができないことや、契約条件の設定ミスなどの注意すべきデメリットも存在します。
大切なのは、メリットとデメリットの両方を理解したうえで、自分のライフスタイルや運転状況に合った補償内容を選ぶことです。
更新時には現契約の条件を確認し、複数社の見積もりを比較することで、価格だけでなくサービスや補償の質も含めた納得のいく契約が可能になります。
「安さ」だけで選ぶのではなく、「必要な補償をしっかり備えられるか」という視点を持つことが、ネット型自動車保険を賢く活用するポイントです。
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商品内容の充実さや事故対応、ロードサービスの充実さなどのランキングを確認することもできますので、保険会社選びの参考にご活用ください。