ネットで手続きができる自動車保険 見積もりや申込方法

  • 【画像】自動車保険のネット手続き

自動車保険はこれまで、ディーラーや自動車修理工場など、店頭で契約することがほとんどだった。だが現在は、ンターネットから見積もりや申し込みができる時代となった。自分で契約ができるからこそ、契約内容や補償内容もしっかりと把握しておかなければならない。ここでは、インターネットで申し込み手続きの方法を詳しく解説していく。

ネットで見積もり・申し込みができる自動車保険とは

 自動車保険には主に「通販型」と「代理店型」の2種類がある。通販型自動車保険は別名「ダイレクト型」自動車保険とも呼ばれている。

 代理店型の場合、自動車保険を扱う代理店に行って手続きを行う必要がある。代理店はカーディーラーや自動車修理工場などが多く、身近なところで自動車保険の相談や契約が可能であるともいえる。

 通販型自動車保険は「通販型」という名称からもわかる通り、代理店のような実店舗を持っていない。そのため、契約はネットから手続きを行う。自動車保険に関わる法律が改正された1990年代後半以降、通販型自動車保険を提供する保険会社が増え、幅広い選択肢の中から自分に合った自動車保険を選ぶことができるようになった。ネットからの申し込みを検討している方は「通販型自動車保険」を検討してみよう。

ネット申込みの前に確認すべきこと

 ネットで申し込みをする前に、以下のことを確認しよう。

・保険開始日・満期日を確認
 ネットによる自動車保険の見積もりや契約は、保険開始日あるいは現在加入中の保険の満期日が“90日以内の場合のみ可能”なケースがほとんど。契約・更新のタイミングが90日以上先の場合は不可ということもあるため、注意しよう。

・「改造車」は加入・見積もりともに困難
違法改造車は、自動車保険に加入することができない。最近は車検に通った合法改造車であれば可という保険会社も増えてはいるが、インターネットでの見積りができなかったり、加入できても自動車保険料が割高になるケースがあるので、申込む前にまずは保険会社に相談を。

・事前準備は万全に
自動車保険の保険料の算出時には、保険開始日から車両所有者、メーカー、車種名といった情報が必要。そのため、現在保険に加入中なら「保険証券」、また「車検証」「運転免許証」があるとスムーズに進む。

ネットでの自動車保険申し込みから解約の方法まで

 新規で申し込む場合、まずは各保険会社のホームページにある「お見積もり」や「お申し込み」といった項目を確認しよう。保険料や補償内容は気になるところだと思うので、「お見積もり」から具体的な内容を確認してみよう。見積もりに進むと、車種や年式、年間走行距離や補償内容などの入力項目がある。補償内容でよくわからない部分があった場合は、保険証券を参考に現在の補償内容を確認してみよう。最後まで入力し終えると、一年間の保険料が算出される。見積もり内容に問題がなければ、そのまま本申し込みに移る。

 なお、解約の場合は、ネットもしくは電話での手続きとなり、その際に証券番号が必要となる。通販型自動車保険の場合、保険証券を書類で発行しないことも多いため、不明の場合はコールセンターで確認してみよう。また、解約の場合、解約日を指定する必要がある。今後の車の運転状況を踏まえて事前に解約日を決めておこう。

ネット申し込みのメリット・デメリット

 ネット契約の自動車保険ならではのメリットとデメリットを具体的に紹介する。

【ネット契約のメリット】
 通販型の魅力はなんといっても「保険料の安さ」にある。ネット契約の通販型は実店舗を持たない分、店舗の維持費や人件費などを大幅に抑えることができ、それを保険料に反映できる。なかには代理店型と比べて3〜4割も保険料が安いというケースもあり、とにかく保険料を安く抑えたいという人にとっては大きなメリットといえる。

 また、24時間365日インターネットからの受付が可能なので、店舗に足を運ぶ必要がなく自宅でじっくりと考えながら保険のプランを考えることができる。保険の契約内容で不明な点があれば、コールセンターで直接相談することもできるので安心だ。

【ネット契約のデメリット】
 実店舗を持たないので、いざ事故があった場合に対面で話をできる担当者がいないということになる。事故受付自体は代理店型と同様に24時間365日いつでも対応しているが、あくまでもコールセンターを通して電話越しでの対応となる。事故が起きて不安なときに、面と向かって対応してくれる担当者がいるという点では、代理店型自動車保険のほうが安心だといえるかもしれない。

 ちなみに今は、「リスク細分型自動車保険」といって、ドライバーごとに「運転頻度」「運転地域」「安全装置」(エアバッグやABSの有無)などの条件を細分化して保険料を算出する自動車保険会社が増えている。たとえば安全装置がついていれば、それだけロードサービスを頼むような自動車事故などのリスクが少なくなるので、自動車保険料が割引されるといった具合だ。これらも契約者側が入力しなければいけない項目なので、車検証などを見て自分で確認しておくことが必要だ。自分にとって最適な自動車保険を選び、保険料を賢く節約していこう。

自動車保険を比較する

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必要な情報を入力して金額を出す「見積もり」は、契約前に欠かせないものすが、実は個別と一括で大きな違いが。自分に合う形で申し込んでください。

→ パターンで比較!個別見積もりのとり方

→ ユーザーが比較の際に重視した項目

自動車保険選びのポイント

任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

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