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【2024年】バイク保険 オリコン顧客満足度ランキング|クチコミ比較

最新2024年 961名が選んだ バイク保険ランキング

オリコン顧客満足度調査の特徴オリコンランキングの概要についてはこちら

  1. 日本最大級の規模による独自の調査

    同ランキングは、実際にサービスを利用した961名の消費者の方々のアンケートを基に、調査企業3社を対象に徹底比較しています。調査概要はこちら

  2. 研究機関に提供される信頼のデータ

    ソースデータは国立情報学研究所を通じて学術研究機関に全て公開されており、データ監修は慶應義塾大学理工学部教授・鈴木秀男氏が行っています。

バイク保険 ダイレクト型 総合ランキング 総評

1位のアクサ損害保険(アクサダイレクト)は、総合得点が【77.0】点となり、前回と同じ順位を維持しました。「加入・更新手続き」が1位(【80.6】点)、「受取額・支払いスピード」が1位(【76.5】点)、「事故対応」が1位(【77.2】点)、「調査・認定結果」が1位(【75.8】点)、「商品内容の充実さ」が1位(【77.1】点)と、各評価項目で高い評価を得ています。

2位のチューリッヒ保険は、総合得点が【76.9】点で、前回と同じ順位を維持しました。「保険料」が1位(【77.2】点)、「ロードサービスの充実さ」が1位(【76.6】点)、「商品内容の充実さ」が1位(【77.1】点)と、各評価項目で高い評価を得ています。

3位の三井ダイレクト損害保険は、総合得点が【76.5】点で、前回と同じ順位を維持しました。「事故対応」が2位(【77.0】点)、「保険料」が2位(【76.7】点)、「調査・認定結果」が2位(【75.6】点)と、各評価項目で高い評価を得ています。

以上の結果から、アクサ損害保険(アクサダイレクト)は「加入・更新手続き」や「受取額・支払いスピード」などでユーザーから高い評価を得ています。チューリッヒ保険は「保険料」や「ロードサービスの充実さ」などでユーザーから高い評価を得ています。三井ダイレクト損害保険は「事故対応」や「保険料」などでユーザーから高い評価を得ています。これらの企業は、それぞれ異なる評価項目で高い評価を得ており、その多様性が総合評価に影響を与えています。(オリコンCS調査部)

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オリコン顧客満足度調査の特徴オリコンランキングの概要についてはこちら

  1. 日本最大級の規模による独自の調査

    同ランキングは、実際にサービスを利用した2,470名の消費者の方々のアンケートを基に、調査企業7社を対象に徹底比較しています。調査概要はこちら

  2. 研究機関に提供される信頼のデータ

    ソースデータは国立情報学研究所を通じて学術研究機関に全て公開されており、データ監修は慶應義塾大学理工学部教授・鈴木秀男氏が行っています。

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バイク保険 代理店型 総合ランキング 総評

1位の東京海上日動火災保険は、総合得点が【75.9】点となりました。評価項目では、「事故対応」が1位(【76.8】点)、「ロードサービスの充実さ」が1位(【75.3】点)、「受取額・支払いスピード」が1位(【75.3】点)、「加入・更新手続き」が1位(【78.7】点)、「商品内容の充実さ」が1位(【76.0】点)、「調査・認定結果」が1位(【75.5】点)、「保険料」が1位(【75.2】点)となり、各項目で高い評価を得ています。

2位のあいおいニッセイ同和損害保険は、総合得点が【75.2】点となりました。評価項目では、「ロードサービスの充実さ」が2位(【75.2】点)、「加入・更新手続き」が2位(【78.5】点)、「商品内容の充実さ」が2位(【75.4】点)を獲得しました。

3位の三井住友海上火災保険は、総合得点が【75.0】点となりました。評価項目では、「保険料」が2位(【74.8】点)、「商品内容の充実さ」が2位(【75.4】点)、「受取額・支払いスピード」が2位(【74.6】点)となりました。

4位の損保ジャパンは、総合得点が【74.1】点となりました。評価項目では、「調査・認定結果」が【74.0】点、「事故対応」が【75.0】点、「受取額・支払いスピード」が【73.6】点となりました。

以上の結果から、1位の東京海上日動火災保険は「事故対応」や「ロードサービスの充実さ」などで高い評価を得ています。2位のあいおいニッセイ同和損害保険は「ロードサービスの充実さ」や「加入・更新手続き」などで好評を得ています。3位の三井住友海上火災保険は「保険料」や「商品内容の充実さ」などで高い評価を得ています。これらの企業は、それぞれ異なる評価項目で高い評価を得ており、その結果が総合評価に影響を与えています。また、ランキング上位企業は前回の順位から順位を上げており、ユーザーの満足度が向上していることが伺えます。(オリコンCS調査部)

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バイク保険 ダイレクト型 総合ランキング

総合的な満足度が高いバイク保険のランキング・口コミ情報です。

1位

アクサ損害保険(アクサダイレクト)

77.0

コメント件数40件

2024年 オリコン顧客満足度(R)調査の『バイク保険 ダイレクト型』ランキングにおいて、アクサ損害保険(アクサダイレクト)は総合1位という結果となりました。この調査は、バイク保険を提供しているダイレクト型の保険会社3社を対象に、実際にサービスを利用したユーザー961人へのアンケート回答をもとに発表しているものです。評価項目別では、アクサ損害保険(アクサダイレクト)は「加入・更新手続き」で【80.6】点、「受取額・支払スピード」で【76.5】点となり、それぞれ項目1位を獲得しています。

アクサ損害保険(アクサダイレクト)を実際に利用したユーザーからのクチコミをいくつか紹介します。50代の男性は、「自損事故だったにもかかわらず、保険金がきちんと支払われた。またバイクの運搬もきちんとしてくれた。保険金の支払いが十分だった。」と評価しています。また、「バイクが動かなくなってタクシー利用した分の料金も出る。」というクチコミがありました。さらに、30代の女性からは、「丁寧な対応と10:0でこちらが悪かった所、医療費補助等あり助かった。」といった評判の声が寄せられています。(オリコンCS調査部)

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アクサ損害保険(アクサダイレクト)の口コミ・評判

60代以上/女性

相手方との交渉はこちらが関わることなく修理までやってくれてよかった。(60代以上/女性)

その他の口コミ・評判

  • 50代/男性

    補償内容が他より良かったので。(50代/男性)

  • 30代/男性

    頼りになる保険会社。事故時も事故後もよく対応してくれた。(30代/男性)

  • 50代/男性

    加入時の手続きがスムーズにできる点。(50代/男性)

  • 50代/男性

    保険金の請求手手続きが少し大変だと感じたが、電話での対応により容易に請求できた。(50代/男性)

2位

チューリッヒ保険

76.9

コメント件数45件

2024年 オリコン顧客満足度(R)調査の『バイク保険 ダイレクト型』ランキングにおいて、チューリッヒ保険は総合2位という結果となりました。この調査は、バイク保険を提供しているダイレクト型の保険会社3社を対象に、実際にサービスを利用したユーザー961人へのアンケート回答をもとに発表しているものです。評価項目別では、「加入・更新手続き」で【80.5】点、「事故対応」で【76.8】点を獲得しました。「保険料」では【77.2】点と、他社と比較しても高い得点を記録し、項目1位を獲得しています。

チューリッヒ保険を実際に利用したユーザーからのクチコミをいくつか紹介します。50代の男性は、「故障したバイクの引き取りの際にタクシーを利用し、タクシー料金をネットで領収書の画像を添付して請求したが、入金まで2週間程度掛かると説明書きがあったが、3日程で入金されていた。」と評価しています。また、「保険料は他のところと比べて安い方だったのに、事故の対応がしっかりとしていて、親切丁寧で、保険料の支給も素早く、納得以上の金額だったからです。」というクチコミがありました。40代の男性からは、「休日でも対応していただけるので、レスポンスが良い。」といった評判の声が寄せられています。(オリコンCS調査部)

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チューリッヒ保険の口コミ・評判

50代/男性

事故のときの担当者の対応と、帰宅できなかったときの手段(ホテル宿泊)が迅速で良かった。(50代/男性)

その他の口コミ・評判

  • 40代/男性

    休日でも対応していただけるので、レスポンスが良い。(40代/男性)

  • 50代/女性

    保険料も安い方でしたのに、事故の際の対応が親切丁寧で、とても頼りになったところです。(50代/女性)

  • 50代/男性

    保険料が安く、他にはない車両保険を選ぶことができた。(50代/男性)

  • 40代/女性

    保険料が他よりやや安いのに補償や対応がしっかりしている。大手で広告をよく見かけるし人気があるので安心感がある。(40代/女性)

3位

三井ダイレクト損害保険

76.5

コメント件数41件

2024年 オリコン顧客満足度(R)調査の『バイク保険 ダイレクト型』ランキングにおいて、三井ダイレクト損害保険は総合3位という結果となりました。この調査は、バイク保険 を提供しているダイレクト型の保険会社3社を対象に、実際にサービスを利用したユーザー961人へのアンケート回答をもとに発表しているものです。評価項目別では、「事故対応」で【77.0】点、「保険料」で【76.7】点を獲得しました。

三井ダイレクト損害保険を実際に利用したユーザーからのクチコミをいくつか紹介します。60代以上の男性は、「これまで約20年間で2回、保険料を受け取ったが、インターネット保険にしては、事故処理の仕方が良かったと思う。保険料も安いと思う。」と評価しています。30代の男性からは、「事故に遭ってしまった時の、担当して頂いた方のスピ―ディ―で丁寧な事故対応にとても満足しています。」というクチコミがありました。50代の男性からは、「追突事故を起こしたとき、担当者に当方の主張に沿って相手方との交渉にあたっていただきました。」といった評判の声が寄せられています。(オリコンCS調査部)

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三井ダイレクト損害保険の口コミ・評判

50代/男性

丁寧な説明があり、事故の原因調査など適切な対応していただけましたので、とても良い対応だと思いました。(50代/男性)

その他の口コミ・評判

  • 60代以上/男性

    事故後の通院中でもこまめな担当者からの連絡がある。(60代以上/男性)

  • 60代以上/女性

    事故後から素早い対応で、医療費等の手続きをしてくれた。その後も定期的に怪我の状況を確認して回復までサポートしてくれました。(60代以上/女性)

  • 50代/男性

    保険料がリーズナブルで対応が満足です。(50代/男性)

  • 30代/男性

    まず、体の心配をしてくれて、保険の請求の話をしてくれたこと。(30代/男性)

オリコン顧客満足度調査では、実際にサービスを利用した961人にアンケート調査を実施。
満足度に関する回答を基に、調査企業3社を対象にした「バイク保険 ダイレクト型」ランキングを発表しています。

総合満足度だけでなく、年代、加入・更新手続き、事故対応など様々な切り口から「バイク保険」を評価。さらに回答者の口コミや評判といった、実際のユーザーの声も掲載しています。

保険料だけでなく、“ユーザー満足度”からもサービスを比較し、「バイク保険」選びにお役立てください。

バイク保険の顧客満足度を項目別に並び替えて比較することが出来ます。

TOP総合ランキング
評価項目別
ランキング
加入・更新手続き商品内容の充実さ保険料事故対応調査・認定結果受取額・支払いスピードロードサービスの充実さ
年代別
ランキング
30代40代50代60代以上
区分別
ランキング
普通二輪

※文字がグレーの部門は当社規定の条件を満たした企業が2社未満のため発表しておりません。

おすすめのバイク保険 ダイレクト型ランキングまとめ

  1. 1位 アクサ損害保険(アクサダイレクト) 77.0点
  2. 2位 チューリッヒ保険 76.9点
  3. 3位 三井ダイレクト損害保険 76.5点

知っておきたい!バイク保険 ダイレクト型

バイク保険とは

 バイクは自動車に比べ小回りが利くので外出の足に手軽に利用することができる乗り物です。混雑する市街地やその周辺の街道でも無理なく・ストレスなく走行することができます。災害時にはガレキが散乱する道路でも走ることができ、過去の阪神・淡路大震災の際、車では16時間かかった道のりが、バイクでは2時間でたどり着いたという記録が残されています。(※1)
バイクは、通勤や通学、普段のちょっとした買い物から仕事まで幅広く利用できるとても便利なものです。特に地方など公共交通機関がなく不便な地域では、自動車とともに生活に欠かせない移動手段です。
このように幅広い世代に利用されているバイクですが、バイク保険についてもきちんと考えておきたい事柄です。ここでは安心なバイクライフを支えてくれる「バイク保険」について解説します。

バイクの現状は?

 バイクの保有台数は、日本全国で約1100万台にのぼっています。日本の人口からみると約11人に1人が利用していることになります。その割合で最も多いのが原付一種(50cc以下)で約650万台です。半分以上を原付が占めています。続いて軽二輪(125cc超〜250cc以下)約198万台、原付二種(50cc超〜125cc以下)約167万台、小型二輪(250cc超)約160万台となっています。(※1)

出典:「社会に役立つ バイクの力(ちから)」一般社団法人日本自動車工業会を参考

出典:「社会に役立つ バイクの力(ちから)」一般社団法人日本自動車工業会を参考
 また、メーカーも多くのバイクを出荷しています。2016年度販売台数(全メーカー)は、58万2799台にのぼり、そのうち10万9382台の約半分近くを占めるのが50ccクラスの原付です。(※2)
50cc超のクラスでは、半分以上を40歳代から50歳代のユーザーが占めています。一方、60歳以上のユーザーが約46%を占めるのは原付(50cc以下)です。
バイクの魅力は、どの世代においてもその時々のライフスタイルに合ったバイクを選ぶことができることです。(※3)

バイク保険は必要?

 強制保険である自賠責保険には必ず加入する義務があります。一方、任意のバイク保険の加入は必要なのでしょうか。

バイク保険は必要?

■車とは違うバイクの特性
バイクは基本2輪のため、バランスを取りながら運転します。ライディングポジションひとつを取っても、正しいポジションでなければハンドル操作や、運転中の情報確認も正しく行うこともできません。そのため、バイクのタイプによってそのライディングポジションも異なります。運転者はバイクの特性を理解することで、より快適なライディングをすることができます。
2005年4月1日から、二人乗り(タンデム)の高速道路走行ができるようになりました。バイクは車のように体が守られていないため、一人走行よりも二人乗りのほうが事故に遭った時のダメージはより大きいものとなります。

■自動車との事故が多い訳
平成28年中における全国の交通事故による死者数は3904人で、そのうち二輪車(原動機付自転車を含む)に乗車中の交通事故死者数は684人でした。その構成率は17.5%で四輪車の約半分にあたります。(※4)車に比べると少ない割合ではありますがそれでもこれだけ事故で亡くなる人がいるのです。
【全国の交通事故死者数構成率(平成28年中)】

【全国の交通事故死者数構成率(平成28年中)】

 東京都内の二輪乗車中の交通事故者数調査における事故類型別では、過去5年間単独事故が最も多く、交差点での右折時の事故が多発しています(※4)。バイクが直進、車が右折する場合、車から見えるバイクは思っている以上に小さく見えるものです。まだバイクは遠くにいるから右折に間に合うと思い込んで車が直進のバイクと衝突するというケースがあります(右直事故)。バイクの特性上起きてしまう痛ましい事故の例です。
交通事故多発交差点マップワースト2の「月輪一丁目交差点」の事故はすべてバイクです。事故には直進バイクと右折車との事故が含まれています。(※5)

バイクは、バランスを崩したり、転倒することがあります。これが単独事故につながる事もあります。また、ひとたび事故が起これば後部に搭乗していた人も衝撃によって飛ばされることになります。車なら助かるかもしれない事故でもバイクでは致命的というケースもあるでしょう。バイクに乗るからにはこれらリスクに対する補償をカバーするためのバイク保険が必要だということを認識しましょう。

バイクが入る保険は強制保険と任意保険

 バイク保険には、法律上強制加入する「自賠責保険」と任意に加入する「バイク保険」があります。

バイクが入る保険は強制保険と任意保険

■自賠責保険
自動車損害賠償保障法にもとづき、原付を含むすべての自動車について自賠責保険に入っていなければ運転することはできないため、当然のことながらバイクも加入することになります。自賠責保険の補償は、バイクの運転事故で他人を死傷させた場合に人身事故の損害のみに支払われ、物損事故は適用外です。また、被害者1名ごとに支払限度額が定められており、1つの事故で被害者が複数いる場合は被害者への支払限度額が減らされることはありません。

■バイク保険(任意保険)
バイク保険は、バイクを運転中などの事故に対してその損害を補償する保険です。バイク保険の役割は、自賠責保険では補償しきれない部分を補てんすることです。自賠責保険の必要性は知っていてもバイク保険については実はあまり知らないということもあるでしょう。自賠責保険で補償されるのは対人賠償のみです。搭乗者や本人、大切なバイクへの補償は対象ではありません。バイク保険に加入していないということは補償という観点ではリスキーな状態と言えます。バイク保険と言っても特別なものではなく、補償は基本的に自動車保険のバイク版と言えるでしょう。バイク保険を契約ができる業態には、ダイレクト型や代理店型があります。

バイク保険の補償内容は?

 それでは、バイク保険の補償の内容はどうなのでしょうか。先ほどお話したとおり補償については自動車保険とほとんど変わりません。バイク保険の補償についてみていきましょう。

バイク保険の補償内容は?

■補償
・相手への補償
「対人賠償保険(基本補償)」:無制限
バイク事故で他人を死傷させてしまった場合に、自賠責保険等の支払額を超える部分について保険金が支払われます。例えば、バイクを運転中、不注意で交通事故を起こしてしまい被害者(歩行者)が後遺障害を負わせてまった、というものです。被害者1名につき、契約の保険金額を限度に支払われます。相手方への補償は、裁判で高額な損害額が認定される場合がありますので保険金額を無制限にしましょう。

「対物賠償保険(基本補償)」:無制限
バイク事故で他人の車や建物および物などを壊してしまった場合の補償です。例えは、ガードレール、信号機、電柱、電車、店舗等も補償の対象になります。1回の事故につき、契約の保険金額を限度として保険金が支払われます。補償の保険金額については無制限にするようにしましょう。
ただし、対物賠償保険では、相手の車の時価額を超える修理費用について保険金は支払われません。この超過分の修理費用が相手とトラブルの原因になることがあります。対物賠償保険で補償されない修理費用等までカバーしたい場合は、「対物超過特約」の付帯を検討します。

・搭乗者への補償
自損事故傷害特約
相手のいない単独のバイク事故、または、相手に過失がない事故によって死傷したなど自賠責保険等では補償されない場合の補償です。電柱に接触して、ケガをしてしまったなど、運転者のミスの場合も補償されます。

「無保険車傷害特約」
バイク事故で死亡または後遺障害を負ってしまい、相手の車が不明および無保険の場合に十分な補償が得られないときの補償です。例えば、対人賠償保険が付帯されていない車と交差点で衝突して後遺障害を負い、相手に支払い能力がない場合でも保険金が支払われます。

「搭乗者傷害保険」
契約のバイクに人を乗せて運転中に搭乗者がバイク事故により死傷したときの補償です。

人身傷害保険
契約のバイクに搭乗中に事故で死傷したときの補償です。人身傷害保険の特徴は、過失割合にかかわらず保険金額を限度に搭乗者傷害保険と別に支払われる点です。ただし、年齢により付帯ができない、または、原付には付帯できないなどの要件がある場合があります。

・バイクや本人の所有物などの補償
車両保険(車対車事故のみ)
契約されているバイクの損害に対する補償です。なお、申込み方法や原付への付帯不可など要件がある場合があります。

・その他の補償
弁護士費用等特約
例えば、自分には責任がない事故で相手が非を認めず解決できないような場合には弁護士に委任することができます。ある保険会社では、訴訟費用、訴訟費用、仲裁費用、和解費用、調停費用の弁護士費用等を被保険者1名につき300万円まで補償されます。

注:保険会社によっては車両保険を取り扱っていない場合もあります。また、そのほかの補償についても保険会社によって取扱いがない場合もあります。

■事故の時の対応

事故の時の対応

バイクでの事故時には、負傷者の救護を優先に心がけましょう。その後に警察や保険会社へ連絡をします。また、事故を起こせば誰もが動揺します。事故の相手と具体的な損害賠償の話はしないことです。なお、加害者になってしまった際は、負傷された相手に対して配慮する気持ちを忘れないようにします。
事故現場では、保険会社は事故の相手と過失割合を決める交渉を行います。目撃者がいればその人の連絡先を確認しておくと安心です。

保険会社の事故時の対応には次のものがあります。
・事故の受付けは24時間・365日対応
・現場に急行するロードサービス
・そのほか(レッカーサービスなど)

バイク事故は、運転者本人が負傷する可能性もあります。事故時の状況をよく把握して冷静に行動しましょう。

割引制度を賢く利用する

 TVなどで自動車保険の割引について宣伝していますがバイク保険にも割引制度があります。

「インターネット割引」
ダイレクト型の保険会社が提供するサービスです。インターネット上で契約した場合に割引されます。

「証券不発行割引」
保険証券兼領収証の発行を省略すると保険料が割引されます。

割引制度はダイレクト型の保険会社で取扱っていますので、気になる保険会社を調べてみるといいでしょう。
車とは一味違うライディングという楽しさを味わえるバイク。バイクを利用する際に安全装備に気をつかうことも大切ですが、バイク保険についてもしっかり準備しておきましょう。


※1 「社会に役立つ バイクの力(ちから)」一般社団法人日本自動車工業会より
※2 「自動車統計月報VOL.51 NO.7 2017-10」一般社団法人日本自動車工業会より
※3 「2015年度二輪車市場動向調査」一般社団法人日本自動車工業会より
※4  警視庁HPより
※5 「交通事故多発交差点マップ平成27年データ準拠」一般社団法人 日本損害保険協会より
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バイク保険 代理店型 総合ランキング

総合的な満足度が高いバイク保険のランキング・口コミ情報です。

1位

75.9

コメント件数39件

2024年 オリコン顧客満足度(R)調査の『バイク保険 代理店型』ランキングにおいて、東京海上日動火災保険は総合1位という結果となりました。この調査は、バイク保険を提供している代理店型の保険会社7社を対象に、実際にサービスを利用したユーザー2,470人へのアンケート回答をもとに発表しているものです。東京海上日動火災保険は、「保険料」の「事故対応」など、7つある評価項目すべてで1位を獲得しました。

東京海上日動火災保険を実際に利用したユーザーからのクチコミをいくつか紹介します。30代の女性は、「事故後に支払われた給付金の金額に納得がいくように説明してくれた。金額が妥当だった。」と評価しています。50代の女性からは、「担当者の対応が、とても親切で優しく感じる事が出来た。(寄り添ってくれているのを感じた)。」というクチコミがありました。20代の男性からは、「サービスの充実が多かったのと、実際に事故を起こしてから様々なサポートを受けられた。」といった評判の声が寄せられています。(オリコンCS調査部)

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東京海上日動火災保険の口コミ・評判

50代/女性

担当者の対応が、とても親切で優しく感じる事が出来た。(寄り添ってくれているのを感じた)。(50代/女性)

その他の口コミ・評判

  • 60代以上/女性

    保険の更新時に来訪してくれる担当者はいつも親切に対応してくれる。(60代以上/女性)

  • 50代/男性

    丁寧かつ詳細に優しく対応して下さり、後の対応もとてもサービス精神旺盛に手続きしてくれた所。(50代/男性)

  • 50代/男性

    安心感と信頼で長年お世話になっています。スピーディーで安心感があります。(50代/男性)

  • 60代以上/男性

    自損事故の際に、搭乗者傷害保険後遺症障害に対して十分な保険金が支払われたこと。(60代以上/男性)

2位

75.2

コメント件数39件

2024年 オリコン顧客満足度(R)調査において、『バイク保険 代理店型ランキング』であいおいニッセイ同和損害保険は総合2位という結果となりました。この調査は、バイク保険を提供している代理店型の保険会社7社を対象に、実際にサービスを利用したユーザー2,470人へのアンケート回答をもとに発表しているものです。評価項目別では、特に「加入・更新手続き」で【78.5】点、「商品内容の充実さ」で【75.4】点を獲得しました。他の評価項目では「保険料」で【74.4』点となっています。

あいおいニッセイ同和損害保険を実際に利用したユーザーからのクチコミをいくつか紹介します。60代以上の女性は、「毎年更新の時期には、家族構成や保険内容の変化や変更の必要性等について、親身に詳しく教えてもらえるので、少しでもお得になる様に気を使って貰える。」と評価しています。また、30代の女性からは、「自動車とバイクの両方に加入していたお陰で、担当者とは馴染みになっていた事もあり、思った以上に迅速に対処して貰えた気がした。」というクチコミがありました。60代以上の男性からは、「人身傷害は掛金が高いと思っていたが、補償は高いだけあって良いものだった。」といった評判の声が寄せられています。(オリコンCS調査部)

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あいおいニッセイ同和損害保険の口コミ・評判

30代/女性

自動車とバイクの両方に加入していたお陰で、担当者とは馴染みになっていた事もあり、思った以上に迅速に対処して貰えた気がした。(30代/女性)

その他の口コミ・評判

  • 60代以上/男性

    人身傷害は掛金が高いと思っていたが、補償は高いだけあって良いものだった。(60代以上/男性)

  • 50代/男性

    事故発生時から時間の経過と共に、相手方の態度の変化に対応苦慮等あった際に担当窓口の変更をしてもらえた。(50代/男性)

  • 50代/男性

    10対0の事故でしたが、先方の保険の差定額が低く、全損にかかわらず、新車にならなかった。しかし、自分の保険で車両保険が満額おりたので、新車に乗り換える事ができた。(50代/男性)

  • 50代/男性

    利用しても等級が下がらない。支払額の割に補償が手厚く感じた。(50代/男性)

3位

75.0

コメント件数42件

2024年 オリコン顧客満足度(R)調査において、『バイク保険 代理店型ランキング』で三井住友海上火災保険は総合3位という結果となりました。この調査は、バイク保険を提供している代理店型の保険会社7社を対象に、実際にサービスを利用したユーザー2,470人へのアンケート回答をもとに発表しているものです。評価項目別では、「受取額・支払いスピード」で【74.6』点、「商品内容の充実さ」で【75.4】点を獲得しました。

三井住友海上火災保険を実際に利用したユーザーからのクチコミをいくつか紹介します。30代の男性は、「事故発生時の対応がスピーディーで、その後も安心して任せられ、こちらはただ報告を待っていればいいだけで解決した。」と評価しています。また、60代以上の男性からは、「事故を起こしてからの対応が素晴らしいです。補償も納得の行く金額でした。」というクチコミがありました。30代の女性からは、「当事者になった際に、スピーディーで、安心感があった」といった評判の声が寄せられています。(オリコンCS調査部)

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三井住友海上火災保険の口コミ・評判

30代/男性

加入時や保険適用の時に書類作成を親切に教えていただいた。(30代/男性)

その他の口コミ・評判

  • 50代/女性

    初めての利用でしたが丁寧な対応でした。(50代/女性)

  • 60代以上/男性

    事故って即入院となったが保険金の支払いが早かった。(60代以上/男性)

  • 40代/男性

    丁寧かつ迅速に対応してもらえた。(40代/男性)

  • 50代/男性

    正月休みでも出来るだけこちら要望に近い形で対応してもらえて助かった。(50代/男性)

4位

74.1

コメント件数42件

2024年 オリコン顧客満足度(R)調査の『バイク保険 代理店型ランキング』において、損保ジャパンは総合4位という結果となりました。この調査は、バイク保険を提供している代理店型の保険会社7社を対象に、実際にサービスを利用したユーザー2,470人へのアンケート回答をもとに発表しているものです。評価項目別では、「加入・更新手続き」で【76.8】点、「商品内容の充実さ」で【74.2】点を獲得しています。

損保ジャパンを実際に利用したユーザーからのクチコミをいくつか紹介します。50代の男性は、「事故時の対応方法や自分と相手方の怪我事故内容の確認のほか、随時相手方との交渉状況の報告など丁寧にタイムリーに行ってくれ、安心して任せることができた。」と評価しています。また、50代の女性からは、「保険に関して、いい所や悪い所も全て教えてくれます。自分に必要で合った保険に加入できる。」というクチコミがありました。さらに、40代の男性からは、「対応が丁寧で分かりやすく説明してくれ、色んな制度を教えてくれた。」といった評判の声が寄せられています。(オリコンCS調査部)

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損保ジャパンの口コミ・評判

50代/女性

保険に関して、いい所や悪い所も全て教えてくれます。自分に必要で合った保険に加入できる。(50代/女性)

その他の口コミ・評判

  • 40代/男性

    事故の対応が早く、身体の心配や給付など親身になってくれてます。(40代/男性)

  • 50代/女性

    以前事故を起こした時の対応の速さが凄く良かった。その後の給付金の対応や相手との交渉も凄く良かった。アフタ−ケアも良い。(50代/女性)

  • 60代以上/男性

    GW中であったにも関わらず、スムーズに手続きが進んだ。(60代以上/男性)

  • 50代/男性

    受け取れる権利があるものについての説明と手続きは、こちらの知識不足にもかかわらず素早く対応してくれていた。(50代/男性)

高評企業

規定人数の半数以上の回答があり、総合得点が60.0点以上の企業です。

高評企業

日新火災海上保険の口コミ・評判

50代/男性

代理店の担当者に親切に相談にのってもらえた。(50代/男性)

その他の口コミ・評判

  • 50代/男性

    親身になって対応してくれた。(50代/男性)

高評企業

AIG損害保険の口コミ・評判

60代以上/男性

とにかく対応が速かった。(60代以上/男性)

その他の口コミ・評判

  • 40代/男性

    実際に事故にあった時の担当者の方が親身になって励ましてくれた事。(40代/男性)

  • 40代/男性

    即座に保険会社とのやりとりがあったこと。(40代/男性)

オリコン顧客満足度調査では、実際にサービスを利用した2,470人にアンケート調査を実施。
満足度に関する回答を基に、調査企業7社を対象にした「バイク保険 代理店型」ランキングを発表しています。

総合満足度だけでなく、年代、加入・更新手続き、事故対応など様々な切り口から「バイク保険」を評価。さらに回答者の口コミや評判といった、実際のユーザーの声も掲載しています。

保険料だけでなく、“ユーザー満足度”からもサービスを比較し、「バイク保険」選びにお役立てください。

バイク保険 代理店型の顧客満足度を項目別に並び替えて比較することが出来ます。

TOP総合ランキング
評価項目別
ランキング
加入・更新手続き商品内容の充実さ保険料事故対応調査・認定結果受取額・支払いスピードロードサービスの充実さ
年代別
ランキング
30代40代50代60代以上
区分別
ランキング
普通二輪大型二輪

※文字がグレーの部門は当社規定の条件を満たした企業が2社未満のため発表しておりません。

おすすめのバイク保険 代理店型ランキングまとめ

  1. 1位 東京海上日動火災保険 75.9点
  2. 2位 あいおいニッセイ同和損害保険 75.2点
  3. 3位 三井住友海上火災保険 75.0点
  4. 4位 損保ジャパン 74.1点
法人のお客様へ 調査データのご提供|オリコン顧客満足度

オリコン顧客満足度ランキングは、
実際の利用者が評価した調査に
基づいています。

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知っておきたい!バイク保険 代理店型

バイク保険とは

 バイクは自動車に比べ小回りが利くので外出の足に手軽に利用することができる乗り物です。混雑する市街地やその周辺の街道でも無理なく・ストレスなく走行することができます。災害時にはガレキが散乱する道路でも走ることができ、過去の阪神・淡路大震災の際、車では16時間かかった道のりが、バイクでは2時間でたどり着いたという記録が残されています。(※1)
バイクは、通勤や通学、普段のちょっとした買い物から仕事まで幅広く利用できるとても便利なものです。特に地方など公共交通機関がなく不便な地域では、自動車とともに生活に欠かせない移動手段です。
このように幅広い世代に利用されているバイクですが、バイク保険についてもきちんと考えておきたい事柄です。ここでは安心なバイクライフを支えてくれる「バイク保険」について解説します。

バイクの現状は?

 バイクの保有台数は、日本全国で約1100万台にのぼっています。日本の人口からみると約11人に1人が利用していることになります。その割合で最も多いのが原付一種(50cc以下)で約650万台です。半分以上を原付が占めています。続いて軽二輪(125cc超〜250cc以下)約198万台、原付二種(50cc超〜125cc以下)約167万台、小型二輪(250cc超)約160万台となっています。(※1)

出典:「社会に役立つ バイクの力(ちから)」一般社団法人日本自動車工業会を参考

出典:「社会に役立つ バイクの力(ちから)」一般社団法人日本自動車工業会を参考
 また、メーカーも多くのバイクを出荷しています。2016年度販売台数(全メーカー)は、58万2799台にのぼり、そのうち10万9382台の約半分近くを占めるのが50ccクラスの原付です。(※2)
50cc超のクラスでは、半分以上を40歳代から50歳代のユーザーが占めています。一方、60歳以上のユーザーが約46%を占めるのは原付(50cc以下)です。
バイクの魅力は、どの世代においてもその時々のライフスタイルに合ったバイクを選ぶことができることです。(※3)

バイク保険は必要?

 強制保険である自賠責保険には必ず加入する義務があります。一方、任意のバイク保険の加入は必要なのでしょうか。

バイク保険は必要?

■車とは違うバイクの特性
バイクは基本2輪のため、バランスを取りながら運転します。ライディングポジションひとつを取っても、正しいポジションでなければハンドル操作や、運転中の情報確認も正しく行うこともできません。そのため、バイクのタイプによってそのライディングポジションも異なります。運転者はバイクの特性を理解することで、より快適なライディングをすることができます。
2005年4月1日から、二人乗り(タンデム)の高速道路走行ができるようになりました。バイクは車のように体が守られていないため、一人走行よりも二人乗りのほうが事故に遭った時のダメージはより大きいものとなります。

■自動車との事故が多い訳
平成28年中における全国の交通事故による死者数は3904人で、そのうち二輪車(原動機付自転車を含む)に乗車中の交通事故死者数は684人でした。その構成率は17.5%で四輪車の約半分にあたります。(※4)車に比べると少ない割合ではありますがそれでもこれだけ事故で亡くなる人がいるのです。
【全国の交通事故死者数構成率(平成28年中)】

【全国の交通事故死者数構成率(平成28年中)】

 東京都内の二輪乗車中の交通事故者数調査における事故類型別では、過去5年間単独事故が最も多く、交差点での右折時の事故が多発しています(※4)。バイクが直進、車が右折する場合、車から見えるバイクは思っている以上に小さく見えるものです。まだバイクは遠くにいるから右折に間に合うと思い込んで車が直進のバイクと衝突するというケースがあります(右直事故)。バイクの特性上起きてしまう痛ましい事故の例です。
交通事故多発交差点マップワースト2の「月輪一丁目交差点」の事故はすべてバイクです。事故には直進バイクと右折車との事故が含まれています。(※5)

バイクは、バランスを崩したり、転倒することがあります。これが単独事故につながる事もあります。また、ひとたび事故が起これば後部に搭乗していた人も衝撃によって飛ばされることになります。車なら助かるかもしれない事故でもバイクでは致命的というケースもあるでしょう。バイクに乗るからにはこれらリスクに対する補償をカバーするためのバイク保険が必要だということを認識しましょう。

バイクが入る保険は強制保険と任意保険

 バイク保険には、法律上強制加入する「自賠責保険」と任意に加入する「バイク保険」があります。

バイクが入る保険は強制保険と任意保険

■自賠責保険
自動車損害賠償保障法にもとづき、原付を含むすべての自動車について自賠責保険に入っていなければ運転することはできないため、当然のことながらバイクも加入することになります。自賠責保険の補償は、バイクの運転事故で他人を死傷させた場合に人身事故の損害のみに支払われ、物損事故は適用外です。また、被害者1名ごとに支払限度額が定められており、1つの事故で被害者が複数いる場合は被害者への支払限度額が減らされることはありません。

■バイク保険(任意保険)
バイク保険は、バイクを運転中などの事故に対してその損害を補償する保険です。バイク保険の役割は、自賠責保険では補償しきれない部分を補てんすることです。自賠責保険の必要性は知っていてもバイク保険については実はあまり知らないということもあるでしょう。自賠責保険で補償されるのは対人賠償のみです。搭乗者や本人、大切なバイクへの補償は対象ではありません。バイク保険に加入していないということは補償という観点ではリスキーな状態と言えます。バイク保険と言っても特別なものではなく、補償は基本的に自動車保険のバイク版と言えるでしょう。バイク保険を契約ができる業態には、ダイレクト型や代理店型があります。

バイク保険の補償内容は?

 それでは、バイク保険の補償の内容はどうなのでしょうか。先ほどお話したとおり補償については自動車保険とほとんど変わりません。バイク保険の補償についてみていきましょう。

バイク保険の補償内容は?

■補償
・相手への補償
「対人賠償保険(基本補償)」:無制限
バイク事故で他人を死傷させてしまった場合に、自賠責保険等の支払額を超える部分について保険金が支払われます。例えば、バイクを運転中、不注意で交通事故を起こしてしまい被害者(歩行者)が後遺障害を負わせてまった、というものです。被害者1名につき、契約の保険金額を限度に支払われます。相手方への補償は、裁判で高額な損害額が認定される場合がありますので保険金額を無制限にしましょう。

「対物賠償保険(基本補償)」:無制限
バイク事故で他人の車や建物および物などを壊してしまった場合の補償です。例えは、ガードレール、信号機、電柱、電車、店舗等も補償の対象になります。1回の事故につき、契約の保険金額を限度として保険金が支払われます。補償の保険金額については無制限にするようにしましょう。
ただし、対物賠償保険では、相手の車の時価額を超える修理費用について保険金は支払われません。この超過分の修理費用が相手とトラブルの原因になることがあります。対物賠償保険で補償されない修理費用等までカバーしたい場合は、「対物超過特約」の付帯を検討します。

・搭乗者への補償
自損事故傷害特約
相手のいない単独のバイク事故、または、相手に過失がない事故によって死傷したなど自賠責保険等では補償されない場合の補償です。電柱に接触して、ケガをしてしまったなど、運転者のミスの場合も補償されます。

「無保険車傷害特約」
バイク事故で死亡または後遺障害を負ってしまい、相手の車が不明および無保険の場合に十分な補償が得られないときの補償です。例えば、対人賠償保険が付帯されていない車と交差点で衝突して後遺障害を負い、相手に支払い能力がない場合でも保険金が支払われます。

「搭乗者傷害保険」
契約のバイクに人を乗せて運転中に搭乗者がバイク事故により死傷したときの補償です。

人身傷害保険
契約のバイクに搭乗中に事故で死傷したときの補償です。人身傷害保険の特徴は、過失割合にかかわらず保険金額を限度に搭乗者傷害保険と別に支払われる点です。ただし、年齢により付帯ができない、または、原付には付帯できないなどの要件がある場合があります。

・バイクや本人の所有物などの補償
車両保険(車対車事故のみ)
契約されているバイクの損害に対する補償です。なお、申込み方法や原付への付帯不可など要件がある場合があります。

・その他の補償
弁護士費用等特約
例えば、自分には責任がない事故で相手が非を認めず解決できないような場合には弁護士に委任することができます。ある保険会社では、訴訟費用、訴訟費用、仲裁費用、和解費用、調停費用の弁護士費用等を被保険者1名につき300万円まで補償されます。

注:保険会社によっては車両保険を取り扱っていない場合もあります。また、そのほかの補償についても保険会社によって取扱いがない場合もあります。

■事故の時の対応

事故の時の対応

バイクでの事故時には、負傷者の救護を優先に心がけましょう。その後に警察や保険会社へ連絡をします。また、事故を起こせば誰もが動揺します。事故の相手と具体的な損害賠償の話はしないことです。なお、加害者になってしまった際は、負傷された相手に対して配慮する気持ちを忘れないようにします。
事故現場では、保険会社は事故の相手と過失割合を決める交渉を行います。目撃者がいればその人の連絡先を確認しておくと安心です。

保険会社の事故時の対応には次のものがあります。
・事故の受付けは24時間・365日対応
・現場に急行するロードサービス
・そのほか(レッカーサービスなど)

バイク事故は、運転者本人が負傷する可能性もあります。事故時の状況をよく把握して冷静に行動しましょう。

割引制度を賢く利用する

 TVなどで自動車保険の割引について宣伝していますがバイク保険にも割引制度があります。

「インターネット割引」
ダイレクト型の保険会社が提供するサービスです。インターネット上で契約した場合に割引されます。

「証券不発行割引」
保険証券兼領収証の発行を省略すると保険料が割引されます。

割引制度はダイレクト型の保険会社で取扱っていますので、気になる保険会社を調べてみるといいでしょう。
車とは一味違うライディングという楽しさを味わえるバイク。バイクを利用する際に安全装備に気をつかうことも大切ですが、バイク保険についてもしっかり準備しておきましょう。


※1 「社会に役立つ バイクの力(ちから)」一般社団法人日本自動車工業会より
※2 「自動車統計月報VOL.51 NO.7 2017-10」一般社団法人日本自動車工業会より
※3 「2015年度二輪車市場動向調査」一般社団法人日本自動車工業会より
※4  警視庁HPより
※5 「交通事故多発交差点マップ平成27年データ準拠」一般社団法人 日本損害保険協会より
オリコン顧客満足度調査とは
オリコン顧客満足度調査とは