プリウスの自動車保険の保険料相場は?高いと言われる理由や抑える方法も解説

プリウスの自動車保険の保険料相場は?高いと言われる理由や抑える方法も解説

国産のハイブリッドカーとして有名なプリウス。実際にプリウスに乗っている人も多く、これから車を購入するにあたりプリウスを選択肢に入れている人もいるでしょう。

そこで気になるのがプリウスの保険料です。一般的にプリウスの保険料は高いといわれており、どのくらいなのか気になる人も多いと思います。

今回はプリウスの保険料相場を解説するともに、高いといわれている理由や、プリウスの保険料を抑える方法についても紹介します。これからプリウスを購入しようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

mokuji目次

  1. プリウスの保険料相場
    1. 年齢別で見るプリウスの保険料相場
    2. 等級別で見るプリウスの保険料相場
    3. 車両保険ありのプリウスの保険料相場
  2. プリウスの保険料が高いと言われる理由
  3. プリウスの保険料を賢く抑える方法
    1. 運転者の制限や年齢条件の見直しをする
    2. 車両保険をつける場合は免責金額を大きくする
    3. エコノミー型の車両保険を検討する
    4. ダイレクト自動車保険を検討する
    5. 保険の一括見積もりサービスを利用する
  4. プリウスの自動車保険に関するよくある質問
    1. 自賠責保険と任意保険の違いは?
    2. 自動車保険は18歳でも加入できる?
    3. プリウスα、PHVの保険料相場は?
  5. プリウスの保険料を抑えるなら保険会社を比較しよう

プリウスの保険料相場

プリウスの保険料相場

気になるプリウスの保険料相場について、大手保険会社のシミュレーション結果を元に紹介します。保険料相場は以下のとおりです。

保険料相場

約1万6千円〜15万円

※6等級、ゴールド免許、年間走行距離10,000q未満、車両保険なしの場合
ただ、上の相場や以降で紹介する相場は一部の保険会社のシミュレーションによる概算ですので、細かい条件(契約者の年齢、型番、保有している免許の種類、年間走行距離、車両保険の有無)や保険会社によって異なります。

以下では、年齢別や等級別、車両保険の有無によって保険料がどのくらい変わるのかをシミュレーションし、紹介します。

年齢別で見るプリウスの保険料相場

年齢別で見るプリウスの保険料相場は以下のとおりです。こちらも大手保険会社のシミュレーション結果をもとに計算しています。

年齢別で見ると、年齢が若いほど保険料相場が高くなっていることが分かります。これは、20代だとまだ運転に慣れておらず、事故を起こす確率が高いことが反映しています。

年齢

相場

20代

約5万5千円

30代

約3万5千円

40代

約3万4千円

50代

約3万3千円

※6等級、ゴールド免許、年間走行距離10,000q未満、車両保険なしの場合
とはいえ、等級が6等級でゴールド免許、年間走行距離10,000q未満、車両保険なしだと、20代と30代以上では約2万円程度の差が発生することがわかります。

等級別で見るプリウスの保険料相場

では、等級別での保険料相場はどのように変わるのでしょうか。

初めて自動車保険に加入する際、等級は6級からスタートし、事故歴がなければ次の更新の際に1等級上がります。そして20等級が上限となっており、等級が上がるほど保険料も安くなる仕組みになっています。逆に事故を起すと1等級もしくは3等級ダウンし、その分次の更新から保険料が上がってしまいます。

大手保険会社のシミュレーション結果をみると、等級別および年齢別の保険料相場は以下のとおりです。
等級 相場
20代 30代 40代 50代
6級 約5万5千円 約3万7千円 約3万4千円 約3万5千円
12級 約3万2千円 約2万3千円 約2万2千円 約2万2千円
15級 約3万円 約2万3千円 約2万1千円 約2万1千円
20級 約2万3千円 約1万6千円 約1万6千円 約1万7千円
※ゴールド免許、年間走行距離10,000q未満、車両保険なしの場合
やはり6等級だとどの世代も保険料が高くなっています。12等級以上になるとそこまでの差は生じないものの、20代の6級と50代の20級では約3万8千円の差が出ており、それだけ等級が保険料に与える影響が大きいことが分かります。

車両保険ありのプリウスの保険料相場

車両保険をつけることにより、保険料は上がります。

車両保険とは、自分の車の修理費用を補償してもらえる保険で、自動車同士の事故だけでなく、単独事故や盗難、自転車との接触でも補償されます。さらに台風や火災などの災害によって車に被害を受けた際にも補償されます。ただし、地震による補償には適用されませんので注意しておきましょう。

また、車両保険には一般型とエコノミー型の2つがあり、エコノミー型のほうは補償範囲が狭いもののそのぶん保険料を抑えられる点が魅力です。

実際に等級別に車両保険をつけた場合の保険料相場は、以下のようになりました。ここでも大手保険会社のシミュレーション結果をもとにしています。
等級 相場
あり なし
6級 約15万円 約6万8千円
12級 約8万円 約3万7千円
15級 約7万6千円 約3万5千円
20級 約5万7千円 約2万6千円
※21歳以上、ゴールド免許、年間走行距離10,000q未満の場合
車両保険がある場合とない場合では、等級によって大きな差が生じています。特に6級だと約2倍以上です、20級でも車両保険の有無によって3万1千円の差が生じます。

人によっては保険料が大きな負担になるため、車両保険をつけるかどうかは車の価格のほか、事故に遭った際に修理できるだけの貯蓄があるか、またローン残高や使用頻度などを踏まえたうえで決めるとよいでしょう。

プリウスの保険料が高いと言われる理由

プリウスの保険料が高いと言われる理由

プリウスの保険料が高いといわれることがあります。実際はどうなのでしょうか。

上と同様に大手保険会社のシミュレーションを利用し、プリウスと同程度の車ともいえる日産ノートの保険料(6等級、21歳以上、ゴールド免許、年間走行距離10,000q未満、車両保険なしの場合)を計算してみると約7万1千円で、プリウスの約6万8千円よりも高いことが分かります。

プリウスは販売台数が多く、よく見かけることもあり、事故の際には「またプリウスだ!」といわれるケースも多く見られます。そのため、プリウスは事故を起こしやすい、つまり保険料が高いと思われる点が理由でしょう。プリウスは会社での業務用の車としても利用されているケースが多く、それも事故率を引き上げている理由です。

また、最近購入される車が小型化してきた点も理由として挙げられます。軽自動車でも燃費が良く、性能の良い車が多く見られるようになり、価格も安いため購入車数も増えています。しかし軽自動車の場合、保険料を決める料率クラスが普通乗用車であるプリウスよりも低く設定されているため、結果として保険料が安くなり、プリウスの保険料が高く感じられてしまうのです。

その他の理由としては、人気の車であることから、盗難率が高く、それが保険料の高さにつながっていることも考えられます。

プリウスの保険料を賢く抑える方法

プリウスの保険料を賢く抑える方法

プリウスに限らず、自動車保険料を安く抑える方法があります。その方法とは、主に以下の5つです。
なぜこれらの方法が保険料を抑えるために有効なのかについて、以下で説明します。

運転者の制限や年齢条件の見直しをする

まず、運転者を制限することで保険料を抑えられます。運転者の条件には、主に「契約者本人のみ」、「契約者本人とその配偶者のみ」のほか、「家族限定」、「限定なし」などに分けられます。分類方法は保険会社によって異なりますが、対象となる範囲が狭くなるほど保険料は安くなります。

あらかじめ自分しか運転しないことが分かっているなら「契約者本人のみ」とし、配偶者が運転することもあるなら、「契約者本人とその配偶者のみ」などできるだけ範囲を制限することをおすすめします。

また、年齢条件の見直しも効果的です。年齢条件には「21歳以上」、「26歳以上」、「30歳以上」、「35歳以上」のほか、全ての年齢を補償するタイプ(全年齢保障)があり、全年齢保障だと保険料が一番高くなります。一家で1台のプリウスを保有しており、家族のみんなが運転するケースでも、一番年齢の低い人の年齢に合わせて年齢条件を選ぶことで保険料を安くできます。

一般的に全年齢を対象とすると保険料が高く、年齢が上がるほど保険料は安くなります。子どももプリウスを運転するなら子どもの年齢に合わせて年齢条件を見直しましょう。

また、子どもがいてもそれぞれが自分の車を保有しており、親のプリウスには乗らないと決めているなら、自分および配偶者の年齢によって30歳以上もしくは35歳以上に設定することも効果的です。

車両保険をつける場合は免責金額を大きくする

車両保険は事故で相手に傷つけられたときだけでなく、ガードレールに接触したなど自分の車を傷つけたときでも補償されるため、つける人も多いのではないでしょうか。車両保険をつけると保険料は上がりますが、車両保険をつける場合、免責金額が設定できます。その免責金額が保険料を抑えられるポイントです。

免責金額とは、保険料が支払われる歳の自己負担の額で、10万円や5万円など設定できます。仮に自分で壁に車をぶつけてしまい、その修理費用が20万円だった場合、免責金額を10万円に設定していると車両保険では10万円しか支払われません。しかし5万円に設定することで15万円の保険料を受け取れます。

また、免責金額には事故の回数によって免責金額が変わる増額方式と、事故の回数に関係なく免責金額が適用される定額方式があります。例えば増額方式だと1回目の事故の免責金額は5万円ですが、2回目以上の事故の場合免責金額は10万円になります。定額方式だと、事故の回数にかかわらず毎回10万円の免責金額が適用されます。

仮にプリウス(30歳以上補償、6等級、ゴールド免許、年間走行距離11,000q未満)で車両保険をつけ、免責金額が初回の事故が5万円、2回目以降が10万円の場合、保険料は約9万6千円です。それを初回から10万円に設定すると保険金額は8万9千円と7千円安くなります。

免責金額は保険料に影響し、免責金額が大きいほど保険料が安くなる仕組みです。10万までの修理代なら、保険を使わなくても自分で払えると思えるなら、免責金額を5万円よりも10万円にすることで保険料を抑えられます。

エコノミー型の車両保険を検討する

車両保険には一般型とエコノミー型があり、エコノミー型のほうが補償範囲が少なくなっている分、保険料を抑えられるメリットがあります。しかし、補償のことを考えると一般型にしておくほうが安心だと思う人も多いでしょう。

一般型だと車やバイク同士の衝突事故や当て逃げ、自転車との衝突事故や単独事故などで補償されるほか、地震を除く災害や墜落、盗難などでも補償されます。

しかしエコノミー型の場合、補償の対象となるのは車やバイク同士の事故や地震以外の災害による補償、そして、盗難などに限られます。補償範囲の詳細は保険会社によって異なりますが、自転車との衝突や単独事故などに備えられない点は不安に思うかもしれません。

プリウスで車両保険をつけた場合(30歳以上補償、6等級、ゴールド免許、年間走行距離11,000q未満、免責金額10万円)、一般型とエコノミー型だと約2万7千円の差が生じます。

日常的に車を運転し、運転に慣れている人や、車のローンがない人などはエコノミー型でもいいかもしれませんが、保険料の差と補償の差をよく比較してから決めるようにしましょう。

ダイレクト自動車保険を検討する

自動車保険の契約は代理店を通して行う方法以外にインターネットから申し込むダイレクト型があります。一般的にダイレクト自動車保険は代理店を通して契約するよりも保険料が安くなる傾向があります。

実際に同じ条件(※21歳以上、6等級、ゴールド免許、年間走行距離10,000q未満、車両保険なし)で代理店型とダイレクト型の保険料を比較すると、約3万5千円程度ダイレクト型のほうが安いという結果もでており、保険料を重視するならダイレクト型を視野に入れても良いでしょう。

代理店型は保険料が高い分、対面での相談が可能といった安心感が得られます。しかし、ダイレクト型でもコールセンターで、相談は可能ですし、事故の際にもコールセンターに連絡することで対応してもらえます。

実際に合って相談し、同じ担当者にずっと保険をみてもらいたいと思うなら代理店型を選ぶことをおすすめしますし、特にそこまでのサービスは必要ないと考えるならダイレクト型で契約すると良いでしょう。

ダイレクト型を選ぶ際には、事故のたびに担当する人が変わってしまう点に注意しておきましょう。

保険の一括見積もりサービスを利用する

同じ補償内容だったとしても、保険会社によって保険料は異なります。また、代理店で契約する場合とインターネットで契約する場合でも保険料が変わります。そのため、自動車保険に加入する際には複数の保険会社で見積もりを取ることが大切です。

ただ、一社ごとに見積もりを取るのは手間です。その手間を省くためにも一括見積もりサービスの利用をおすすめします。

一括見積もりサービスでは、必要な情報を1度入力するだけで複数の保険会社の補償内容の詳細や保険料を比較できます。ただ、入力する情報によっては、その後営業のメールが届くことがあるほか、細かい特約などの内容まで比較できないケースがある点に注意が必要です。

プリウスの自動車保険に関するよくある質問

プリウスの自動車保険に関するよくある質問

ここからはプリウスの自動車保険に関する一般的な疑問について、回答と合わせて紹介します。

自賠責保険と任意保険の違いは?

自賠責保険とは、車を購入した際に強制的に加入するもので、補償範囲が限られています。それに対し、任意保険とは、車の購入者が任意で加入するもので、自賠責保険を補?する役割を持っています。

プリウスを購入するなら、必ず任意保険の自動車保険にも加入しましょう。

自動車保険は18歳でも加入できる?

自動車保険は18歳でも加入できます。ただ、年齢が若いことから事故率も高いと判断されるため、自動車保険料が高くなります。

年齢区分は最低「21歳以上」からなので、18歳だと全年齢補償しか選べず、その分保険料も高くなる点に注意しておきましょう。

プリウスα、PHVの保険料相場は?

プリウスαはプリウスのステーションワゴンタイプを指します。そして、プリウスPHVとは、プリウスのプラグインハイブリッド車です。それぞれの車の保険料相場を大手保険会社のシミュレーションを利用し、通常のプリウスと比較してみましょう。

通常のプリウス

約6万8千円

プリウスα

約10万1千円

プリウスPHV

約6万7千円

※21歳以上、6等級、ゴールド免許、年間走行距離10,000q未満、車両保険なしの場合
プリウスαはスポーツ車的な要素が強いことから、保険料も高めになっていますが、プリウスPHVは通常のプリウスと保険料はそこまで変わりません。

プリウスPHVはプラグインハイブリッド車のため、電源としても利用できる点が注目されています。

プリウスの保険料を抑えるなら保険会社を比較しよう

人気車であるプリウスは保険料が高いといわれることがあるものの、市場に出回っている数が多いことによる事故率の高さや盗難率の高さなどが影響していると考えられます。ただ、加入する人の年齢や同レベルの車と比較すると安いケースもあるため、プリウスの保険料が一概に高いとは言い切れません。

プリウスを購入する際には、契約方法や補償内容などを工夫し、保険料を安くする方法を考えてみましょう。

また、加入する保険会社によって保険料が異なりますので、事前に一括見積もりサイトを利用して保険料がどのくらいなのかを確認しておくと良いでしょう。その中から、保険料は妥当か、また補償サービスの内容などを考慮し、最終的に加入する保険会社を選ぶことをおすすめします。

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自動車保険への加入を検討される際はこちらもぜひご参考いただき、自分に合ったより良い選択肢を見つけてみてください。

※本記事では一般的な例をもとに情報をまとめています。各社の商品やプランによっては当てはまらないケースもあります。
また、情報は公開日現在のものです。各種状況や法令情報等につきましては、公的機関等で最新情報をご確認ください。
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