軽トラも任意保険に加入しよう!保険料の相場や備えたい補償内容を解説
本記事では、軽トラの任意保険がなぜ必要なのかを解説するとともに、保険料の相場や備えておきたい補償内容について詳しくご紹介します。
目次
軽トラを購入したら任意保険に加入しよう
ただし、任意保険は保険会社ごとに特徴が異なり、乗用車と軽トラでおすすめのプランが変わる場合もあります。入らない場合のリスクを理解して、自分に合った保険を選びましょう。
【基礎知識】自賠責保険と任意保険の違い
一方、任意保険はその名の通り任意加入ですが、自賠責保険では補えないリスクを包括的にカバーします。対人・対物賠償の補償額を大幅に拡充するほか、車両保険や搭乗者傷害保険など、事故による損害を広く補償するプランを選べます。
軽トラで任意保険に加入する必要性とは
さらに、対物事故や自身のケガ、車両の修理費用などは自賠責保険の補償外となっていますが、特に業務用途で使用する軽トラでは、こうしたリスクが日常的に発生する可能性が高いです。
任意保険に加入しない場合、万一の際に経済的負担が大きくなるだけでなく、被害者への対応が不十分となる恐れもあります。そのため、リスク管理の一環として、任意保険は安心を得るために欠かせません。
軽トラ(4ナンバー車)の任意保険の特徴
この分類には軽トラも含まれており、業務用途で使用されることが多いのが特徴です。こうした車両は、任意保険の内容や条件が一般的な乗用車や軽自動車と異なるケースが見受けられます。
ここからは、軽トラ(4ナンバー車)の任意保険に関する特徴を詳しく解説します。
型式別料率クラスが設けられていない
この数字が小さいほど保険料は割安になります。しかし、軽トラを含む4ナンバー車には型式別料率クラスが適用されません。
そのため、4ナンバー車の保険料は一律に設定されることが多く、車両の用途や運転者の条件など、別の要素が保険料に影響を与える仕組みとなっています。
(一部)年齢制限がある
しかし、軽トラなどの4ナンバー車の場合、一部の保険会社では運転者年齢条件特約を適用できないことがあります。
これは、4ナンバー車が業務用途で幅広い年齢層の運転者によって使用されることが多く、特定の年齢に限定するのが難しいためです。そのため、軽トラの保険料は他の条件で決まる場合があり、事前の確認が重要です。
軽トラの任意保険を取り扱う会社が少ない
これは、4ナンバー車が主に業務用途で使用されるため、リスクプロファイルが一般的な乗用車とは異なり、保険商品を設計する際に特有の要件が求められるからです。
そのため、選択肢が限られ、契約できる保険会社やプランが他の車種に比べ少なくなることがあります。
また、保険会社によっては4ナンバー車専用のプランが用意されており、補償内容や保険料が一般的な自家用車とは異なるケースが多いため、事前に複数の保険会社を比較し、自分の用途に合った商品を選ぶことが重要です。
軽トラの任意保険で備えたい補償内容
具体的には、対物補償や搭乗者傷害保険を基本に、事故時の相手方や自身のケガへの備えが重要です。さらに、車両保険を付けることで、事故だけでなく自然災害やいたずらによる損害もカバーできます。
■軽トラ(4ナンバー車)の任意保険の各概要と限度額
補償内容 | 概要 | 限度額の目安 |
対人賠償 | 事故の際に、相手のケガや死亡に対して補償する | 無制限 |
対物賠償 | 運転する軽トラで相手の車や物を壊した場合、その修理費用などを補償する | 無制限 |
人身傷害 | 自分自身や同乗者が軽トラの事故でケガをした場合、治療費や休業損害などを補償する | 保険契約によって異なる |
車両保険 | 軽トラが事故や自然災害などで損害を受けた場合、その修理費用などを補償する | 車両の価値や保険契約内容によって異なる |
軽トラの任意保険料金の相場
これは軽トラが業務用途で使用されることが多く、事故リスクが高いとみなされるためです。保険料の相場としては年間2〜5万円程度が一般的ですが、業務目的での使用が明記されている場合や特定の条件が加わるとさらに割高になることがあります。
このデータからもわかるように、軽トラの保険料は用途や補償内容に応じて上下します。
軽トラの税金や車検もチェック
軽自動車税は他の車種に比べて低めに設定されており、維持費を抑えられる点が魅力です。一方で、車検の有効期間が通常の乗用車とは異なる点にも注意が必要です。
税金
自動車重量税も乗用車とは異なり、貨物車としての特性が反映された税率が適用されます。このため、自動車税や軽自動車税は、一般的な乗用車や軽自動車に比べて割安になることが多く、維持費を抑えることが可能です。
それぞれ2年分の金額になりますが、新車登録から13年未満の車は6,600円、13年以上18年未満の車は8,200円、18年以上経過している車は8,800円となります。
車検
一方、4ナンバーの軽自動車については、初回車検が2年である点は同じですが、2回目以降も常に2年ごとに実施されます。業務用途で多く使われる車両の安全性を確保するため、車検期間が短縮されている点に注意が必要です。
この違いは維持費や手間に影響するため、所有者にとって重要なポイントです。
軽トラの任意保険に関する疑問を解決
荷台に積んでいた荷物が破損したら補償してもらえる?
一方で、積載量をオーバーしていたり、荷物の固定が不十分だったりした場合には、事故原因が所有者にあるとみなされ、補償対象外となる可能性があります。そのため、荷物の取り扱いには注意が必要で、任意保険の条件を事前に確認しておくことが重要です。
軽トラもセカンドカー割引対象の保険に加入できる?
一部の保険会社や条件により、軽トラ(自家用貨物車(小型))もこの割引の対象となる場合があります。
ただし、適用には「1台目の車が一定の等級以上である」「個人名義で契約している」などの条件を満たすことが必要です。保険会社によって取り扱いが異なるため、事前に確認することが重要です。
軽トラの場合1日保険に加入できる?
しかし、軽トラ(自家用貨物車)は1日保険の対象外となっており、加入することはできません。
これは、1日保険が自家用乗用車を主な対象として設計されており、自家用貨物車などの業務用途での使用が想定される車種には適用されないためです。軽トラを運転する際は、別途任意保険に加入する必要があります。
弁護士特約は必要?
特に交通量が多い地域で商用利用する軽トラの場合、事故に巻き込まれるリスクが高く、弁護士特約の付加が推奨されます。
この特約があれば、相手方との示談交渉を弁護士に依頼でき、時間や精神的負担を軽減することが可能です。さらに、過失割合が争点になる場合や賠償金の金額でトラブルになるケースでも、有利に解決を進められる点が大きなメリットです。
軽トラも任意保険に加入し事故に備えよう
軽トラは業務用途で使用されることが多いため、事故リスクが高く、保険料も一般の自動車より高額になる傾向があります。加えて、型式別料率クラスが適用されず、一部保険会社では年齢条件が設けられない場合もあるため、保険選びには注意が必要です。
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自動車保険への加入を検討される際はこちらもぜひご参考いただき、自分に合ったより良い選択肢を見つけてみてください。
※本記事では一般的な例をもとに情報をまとめています。各社の商品やプランによっては当てはまらないケースもあります。また、情報は公開日現在のものです。各種状況や法令情報等につきましては、公的機関等で最新情報をご確認ください。