【点数一覧付き】交通事故における点数制度――物損の場合は?自損事故では?
基礎点数・付加点数……交通事故における点数制度の仕組み
基礎点数の例
救護義務違反(ひき逃げ) | 35点 |
酒酔い運転 | 35点 |
酒気帯び運転(0.25以上) | 25点 |
無免許運転 | 25点 |
速度超過(50以上) | 12点 |
携帯電話使用等(交通の危険) | 2点 |
駐停車違反(駐停車禁止場所等) | 2点 |
信号無視(赤色等) | 2点 |
付加点数の例
人の死亡に係る事故(交通事故原因が専らの場合) | 20点 |
物損事故の場合の危険防止等措置義務違反(あて逃げ) | 5点 |
建造物の損壊に係る事故(交通事故原因が専らの場合) | 3点 |
行政処分の例
行政処分前歴が0回で一般違反点数が7点 | 30日間の免許停止 |
行政処分前歴が0回で一般違反点数が25点 | 2年間の免許取消 |
行政処分前歴が1回で特定違反点数が35点 | 4年間の免許取消 |
付加点数なし!「物損・自損事故」発生時に役立つのは「任意保険」
ちなみに、物損事故と自損事故では、自賠責保険は適用されません。自賠責保険は人身事故の被害者を救済する目的で加入が義務づけられているため、人身事故の場合しか適用されないのです。物損事故と自損事故は、場合によっては相当な額を支払う必要が出てきます。すべて自費でまかなうのではなく、任意保険に加入して対策をとっておくことが大切ですね。