自動車保険の保険料の支払方法と注意点

 自動車保険の契約や更新などがあり、まとまった金額が必要な月には、保険料の支払方法を見直してみましょう。保険会社によっては、保険料の分割払いに対応しているところもあります。さらに、複数年契約による長期分割払いも、保険料を下げるテクニックのひとつとしておさえておきたい点です。
 自動車保険の保険料の支払い方法は保険会社によって異なります。一般に代理店系の自動車保険会社であれば銀行振り込みや現金払い、ダイレクト系であればクレジットカード決済やコンビニ決済、ネットバンク決済などが利用できます。
 自動車保険は1年で満期を迎える1年契約が中心ですが、2年、3年といった複数年契約を結ぶことで、保険料を下げられるタイプの保険もあります。複数年契約の場合、一度に支払う保険料が増えてしまうので、金額が気になるドライバーの方は、分割払いの利用を検討してみると良いでしょう。

 また、契約内容にもよりますが、基本的に長期分割払いでは契約期間内に事故を起こしても、保険料が上がらないというメリットがあります。さらに、ゴールド免許を失ってしまった場合でも、契約期間内は割引などの優遇を受けることも可能です。

 保険料は一括だけでなく、分割して支払うことも可能です。ただ、一括払いに比べて5%程度保険料が割増になる場合があります。
  • 【イラスト】注意点

 自動車保険を新規契約する際、契約者は補償が開始される日を指定することができます。これを保険始期日といい、一般には満期となる翌年の同日まで、事故を起こした場合に補償を受けることが可能です。

 しかし、ここで注意したいのは保険料の支払い忘れです。もし、自動車保険の申込みが終わっていても保険会社が入金を確認できていなければ、保険始期日以降に契約者が事故を起こしても補償が適用されない場合があります。これは保険を継続する場合も同様です。前年と同条件で継続する旨を保険会社に伝えて更新手続きをしても、保険料の支払いを忘れてしまったまま保険始期日が過ぎてしまうと、支払いが完了するまでは補償が適用されません。

 また、新規契約時もしくは継続契約時に、契約者がゴールド免許を所持しているかを自動車保険会社が確認することがあります。このとき、もし手元に所持しているのがブルー免許であっても、保険始期日までにゴールド免許を取得する権利を持っている場合は、保険料が安くなる可能性があります。同様に、保険始期日を過ぎると免許がゴールドからブルーになってしまうケースも適用されるので自動車保険に関する申込みを行う前には、過去の違反歴などを把握しておきましょう。
  • 【イラスト】注意点

 保険料の支払方法によって、申込みから保険始期日までの猶予日数が異なる場合があります。一般的にはクレジット決済が最も速く、コンビニ決済や銀行振り込みなどは入金確認に時間がかかるため、手続きにも時間を要することが多いようです。そのため、保険始期日が迫っているような場合には、クレジットカードを利用すると便利です。

 また、クレジットカードで保険料を支払うと、カード会社のポイントが付くという特典があります。さらに利用しているカード会社がリボ払いやボーナス払いに対応していれば、これらを利用して保険料を分割で支払うことも可能です。自動車保険会社の分割払いを利用するよりも、自動車保険にかかるコストを下げられる場合もありますよ。
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