自動車保険の解約返戻金とは?計算方法と手続きの流れを解説
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これから自動車保険の解約を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
監修者トータルマネーコンサルタント/新井 智美
マネーコンサルタントとしての個人向け相談、NISA・iDeCoをはじめとした運用にまつわるセミナー講師のほか、金融メディアへの執筆および監修に携わっている。
自動車保険の解約返戻金とは
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解約返戻金の金額は、保険会社各社が決めている「短期率(短期料率)」を使って計算します。
5万円×(1-65%)=1万7,500円 が戻ってくるというわけです。
返戻金がもらえる条件
・解約時にまだ保険期間が残っている(満期前の解約)
月払いで契約している場合は、解約返戻金は発生しません。なぜなら保険料は日割りで計算されないからです。
返戻金が出ないケース(月払い・日割り不可)
なぜなら、自動車保険は月単位の契約であり、日割りでの返金を行わないからです。
そのため、月払い(分割払い)契約で解約しようと思うなら、毎月の保険始期期に注意しておく必要があります。
仮に毎月の保険始期日が5日の場合、5日を1日でも過ぎると1ヶ月分の保険料を支払わなければならなくなるからです。月払い(分轄払い)契約の場合は解約のタイミングにも注意しておきましょう。
保険期間中でも解約と切り替えが可能
しかし、自動車保険を解約する場合は、満期を待ってからのほうが手続きをスムーズに行えます。
特に等級の進み具合などを考慮すると、満期日に保険を切り替えたほうがよいケースが多いのが実情です。
満期日に乗り換えると、過去1年間に事故がなければ1等級上がった状態で乗り換えが可能です。
途中解約ではその時点での等級で乗り換えることはできますが、等級の判定日が契約開始から1年後になってしまいます。
解約返戻金の計算方法
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ただし、計算方法は保険料の支払い方法が「一括払い」か「分割払い」かによって大きく異なります。
一括払いの場合は短期率という係数を用いた計算が行われ、分割払いの場合は解約返戻金が発生しないのが一般的です。
一括払い契約の場合
短期率とは、契約期間中に保険契約を解約する際、返還する保険料を算出するために用いられる係数のことです。
計算式は「年間の保険料×(1−既経過期間に対する短期率)=解約返戻金」となります。
たとえば、年間保険料が6万円で経過期間が5か月の場合、短期率65%を適用すると、60,000円×(1−0.65)=21,000円が解約返戻金として戻ってきます。
ただし、短期率(短期料率)は保険会社によって異なるため、事前に確認することが重要です。
分割払い契約の場合
これは、自動車保険の保険料が日割り計算を行わないためです。
月払い契約では解約までの保険料を支払えば済みますが、毎月の保険始期日と同様の日を1日でも超えてしまうと、翌月分の保険料も支払わなければなりません。
たとえば、保険始期日が10日の場合、毎月10日までに解約手続きを行わないと、追加で1か月分の保険料が発生します。
保険期間中で解約した場合の等級について
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引き継ぎの対象となるのは「保険会社の切り替え」、「車の買い換え」そして「同居の親族間」で、条件を満たせば同じ等級を引き継げます。
ただし、等級を引き継ぐためには、解約と新契約のタイミングが重要です。
具体的には解約日の翌日から7日以内に新しい自動車保険を契約すると、以前と同じ等級を引き継ぐことができます。
解約日の翌日より起算して8日目以降に契約すると、7等級以上の等級は継承できず、原則として6等級からのスタートとなってしまいます。
そのため、他社への乗り換えを検討する際は、これまで積み上げてきた等級を無駄にしないよう解約と新契約のタイミングを慎重に計画することが大切です。
解約のみの場合
「中断証明書」があれば、再度自動車保険に加入する際に、中断した契約の等級を引き継いで契約を再開できます。
「中断証明書」の発行は無料で行われ、他の保険会社で発行されたものでも利用可能です。
また、中断証明書を発行して忘れていた場合には、解約日の翌日から起算して5年以内に申し出ることで、さかのぼって発行してもらえます。
他社の自動車保険に切り替えた場合
満期日での乗り換えは、等級の進行という観点からも最も好ましいタイミングです。
なぜなら、保険期間の途中で解約して他社に乗り換えると、新しい契約の保険開始日から1年間同じ等級が引き継がれるため、満期日での乗り換えに比べて等級の進行が遅れてしまうからです。
1年間無事故であれば次年度に等級が1つ上がり割引率も高くなるため、等級アップのメリットを最大限に活用するには満期日に合わせた乗り換えが理想的です。
解約のタイミングと注意点
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主に注意してほしい点は以下の3つです。
解約時の注意点
未加入期間は8日以上空けない
解約日の翌日から7日以内に新しい保険契約を開始すれば等級を引き継ぐことができますが、8日目以降になると7等級以上の等級は原則として引き継げず、6等級からの新規スタートとなってしまいます。
また、空白期間中は無保険状態となるため、万が一事故を起こしても補償を受けることができません。
そのため、他社への乗り換えを検討する際は、現在の保険の解約日と新しい保険の契約開始日を同日に設定し、空白期間を作らないよう細心の注意を払って手続きを進めることが重要です。
「中断証明書」の発行を覚えておく
中断証明書があれば、最長10年間は現在の等級を維持できます。
中断証明書の発行条件は保険会社によって異なりますが、一般的には7等級から20等級の契約で、車の廃車・譲渡・車検切れ・海外渡航などの理由がある場合に発行可能です。
発行には費用がかからず、解約日から5年以内であれば後から申請することも可能です。
将来的に再び車を購入する可能性がある場合は、新規契約の6等級からスタートするよりも、中断証明書を利用して以前の等級を引き継いだ方が保険料を大幅に節約できるため、必ず発行しておくことをおすすめします。
仮に中断証明書を発行して忘れていた場合には、解約日の翌日から起算して5年以内に申し出ることで、さかのぼって発行してもらえます。
満期でも解約手続きが必要かを確認
特に「自動継続特約」が付帯されている場合は、満期を迎えても自動的に契約が更新されるため、更新しない旨を事前に保険会社に連絡しなければなりません。
解約手続きを怠ると、新しい保険と現在の保険が重複契約となり、片方の契約が無効になるなど、手続きが複雑になる可能性があります。
また、二重契約の状態では無駄な保険料を支払うことになるため、乗り換えを検討する際は、現在の契約が自動継続かどうかを保険証券で確認し、必要であれば保険会社や代理店に直接問い合わせて、適切な手続き方法を確認することが大切です。
自動車保険の解約手続きの仕方
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電話による解約手続きの流れ
1. 契約者本人が保険会社または代理店に電話で解約の意向を連絡
2. 保険会社から解約申込書などの必要書類が郵送される
3. 書類に必要事項を記入し、保険証券と一緒に返送
4. 書類に不備がなければ解約手続き完了
インターネットによる解約手続きの流れ
1. 保険会社のWebサイトにログイン
2. マイページから解約手続きを選択
3. 画面の指示に従って必要事項を入力
4. 手続き完了
解約返戻金に関するよくある質問
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よくある質問
Q:途中解約のデメリットはありますか?
Q:返戻金はいつ振り込まれますか?
Q:満期でも解約手続きは必要ですか?
Q:廃車や売却をする場合はどうなりますか?
Q:解約後に新しい保険に入らないとどうなりますか?
Q:返戻金に税金はかかりますか?
自動車保険の解約は慎重に判断しよう
解約時には等級の引き継ぎや空白期間に注意し、必要に応じて中断証明書を発行することが重要です。
また、解約手続きは契約者本人が行う必要があり、車の処分タイミングに合わせた計画的な手続きが求められます。
解約を検討する際は、デメリットを十分に理解した上で、満期での乗り換えも含めて慎重に判断しましょう。
監修者トータルマネーコンサルタント/新井 智美
マネーコンサルタントとしての個人向け相談、NISA・iDeCoをはじめとした運用にまつわるセミナー講師のほか、金融メディアへの執筆および監修に携わっている。
現在年間200本以上の執筆・監修をこなしており、これまでの執筆・監修実績は3,000本を超える。
(保有資格)
・1級ファイナンシャル・プランニング技能士
・CFP®
・DC(確定拠出年金)プランナー
・住宅ローンアドバイザー
・証券外務員
公式サイト:https://marron-financial.com/