ライトユーザーに便利な「1日自動車保険」のメリット・デメリットとは?

 マイカーを持つことを憧れと考える人が減り、今ではカーシェアリングなどで十分という人々も増えています。このように、自動車所有に対する認識が多様化した結果、「レンタカーではなく友人から車を借りる」というケースも多くなりました。そこで気になるのが自動車保険ですが、最短1日から加入できる自動車保険がリリースされているのをご存じでしょうか。

 普段あまり車に乗らないという方なら、ぜひ知っておきたい1日自動車保険のメリット・デメリットをご紹介します。

「1日自動車保険」とは?

 1日自動車保険は、普段は車を所有していない人が家族や友人などから車を借りる際に、必要な日数だけ加入できる便利な自動車保険です。1日500円程度から加入でき、煩雑な手続きも必要なく、スマートフォンやコンビニから申し込みができるのも特徴の1つです。

 補償内容は、長期の自動車保険と遜色のない広範囲をカバーしています。加入することで、例えば次のような基本補償を受けることができます。

■相手への賠償
・対人賠償保険:自動車事故により、相手にケガをさせてしまった場合の治療費や慰謝料、働けない間の収入などを補償します。万一、死亡した場合や後遺障害が生じた場合も補償されます
・対物賠償保険:相手の車やガードレール、標識、塀、店舗などに損害を与えてしまった場合、修理費などを補償します

■搭乗者に関する補償
・搭乗者傷害特約:搭乗中の事故によりケガをして入院または通院した場合、入院または通院の合計日数に応じて医療保険金が支払われます。死亡した場合、または後遺障害が生じた場合にも補償されます
・自損事故傷害特約:相手のいない事故や、相手に過失がない事故における自分や家族のケガ、死亡、後遺障害に関して補償されます

■その他
・ロードサービス:事故や故障の際などに、現場での応急処置をサポートします。また、レッカー業者の手配や費用、目的地へ向かうための宿泊や移動などもサービスに含まれます。

 基本補償となっている対人・対物賠償については、各社ともに無制限の補償となっています。さらに、バッテリー上がりなど、事故以外で困ったときに役立つロードサービスも付いていますので、保険の内容としては十分です。また、状況に応じて次のような補償特約を追加することも可能です。

・車両の復旧費用特約:事故を起こして借りた車が故障した場合の修理費用、もしくは新車購入の費用を補償します
・手荷物等に関する特約:車内に積んでいた手荷物が事故の衝撃で壊れた場合に補償します
・弁護士費用等補償特約:事故の相手との交渉に、弁護士を立てた場合の費用を補償します
・対物超過修理費用特約:相手の車の修理費が時価額(その車両の時価)を上回った場合、その差額を補償します

ケース別! 1日自動車保険が本領を発揮するする場面

 それでは、具体的にどのような場面で1日自動車保険を選ぶメリットがあるのでしょうか。いくつかケースを見ていきましょう。

■ケース1 自動車保険未加入で、他者の車を運転する場合

 運転する車が加入している保険に、運転者の範囲や年齢を限定する特約が付いていると、事故時に補償されない場合があります。また、補償が受けられる場合でも、保険加入者のノンフリート等級が下がり、保険料が上がって、結果的に迷惑をかけることになります。したがって、自動車保険に加入していない人が車を運転する場合は、必ず1日自動車保険に加入してください。

■ケース2 自動車保険加入済みで、他者の車を運転する場合

 自動車保険に加入している車を持っていても、旅行先や帰省した実家で車を借りることもあるでしょう。また、自動車保険の特約の中には、契約車両以外の車を運転しても補償されるものがあります。しかし、慣れない車を運転して事故を起こせば、自分がコツコツと上げてきたノンフリート等級に影響してしまいます。そこで、あえて1日自動車保険を活用し、自分が契約中の保険を使わずに補償を受ける方法もあるでしょう。

■ケース3 保険料の全体的な見直しをしたい場合

 1日自動車保険を選択肢に含めると、これまでの保険料を大きく見直しできる可能性があります。例えば家族全員が運転してもいいように、年齢制限や運転者を限定しないで自動車保険に加入している場合です。この場合、メインで運転するドライバーだけを対象に契約し、それ以外のほとんど乗らないドライバーは、1日自動車保険を利用するのです。これにより、全体の保険料を抑えることができる可能性があります。

 このように、1日自動車保険には、ドライバーの自動車保険加入状況やトータル的な保険料の見直しといった側面から数々のメリットがあるといえます。ただし、1日500円程度とはいえ、そこに車両補償などを付帯させれば、1,500円程度の費用がかかる1日自動車保険は、一般的な自動車保険料と比較すれば明らかに割高となります。状況に応じて賢く利用しましょう。

便利な1日自動車保険をうまく活用しよう

 ご紹介したように、普段自動車に乗ることが少ないライトユーザーには、心強い味方になる1日自動車保険。「久しぶりのロングドライブが不安……」といった場合や、友人同士で1台の車に乗って旅行する際などには便利な存在ではないでしょうか。

 各社が提供する保険商品には、1日の定義を「加入日のみを対象とするもの」「加入設定時刻より日をまたいで24時間を対象とするもの」とするタイプ、申込み方法が「スマートフォン完結型」「コンビニ完結型」となるタイプが、それぞれリリースされています。また、同時に複数名が加入する場合は、2人目から割り引きとなるケースもあります。

 ですから、想定されるドライブの状況や、手続きの手軽さを比較しながら、自分に合った1日自動車保険を選択しましょう。万が一の事故の際は、自分だけでなく相手としても、保険に加入していたほうが安心なのは言うまでもありません。1日自動車保険をうまく活用することで、なによりも安心を手に入れてください。

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→ パターンで比較!個別見積もりのとり方

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自動車保険選びのポイント

任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

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