【比較表あり】ドライバー保険とは? 1日自動車保険との違いやデメリットも

「ドライバー保険」とは? 通常の自動車保険との違いやメリットを解説

車を保有しておらず、友人や知人の車を運転する際に利用できるドライバー保険。車ではなく運転者本人が補償され特徴から、借りた車に乗った時でも事故に備えられるため、利用を検討する人も多いのではないでしょうか。

ただ、ドライバー保険の加入には気をつけておきたい点もあります。

今回はドライバー保険の概要そしてメリットやデメリットのほか、1日自動車保険との違いについても解説します。

mokuji目次

  1. ドライバー保険とは
    1. ドライバー保険はドライバーに紐づく保険
    2. ドライバー保険の料金目安
    3. ドライバー保険と1日自動車保険の違い
    4. 補償内容は必ず確認を
    5. ドライバー保険が適用されないケース
  2. ドライバー保険のデメリット
    1. 1年契約が基本なので、年に数回しか運転しない人には割高になる
    2. 配偶者や同居の親族が所有する車は保険の対象外。本人所有の車も対象外
    3. 車両保険を付けることができないので、車を破損した場合の補償がない
  3. ドライバー保険のメリット
    1. 借りた車でも補償される安心感
    2. 幅広い車種、シーンで利用可能
    3. 等級制度による保険料の割引
    4. 車の持ち主の保険に影響しない
  4. ドライバー保険はこんな人におすすめ
トータルマネーコンサルタント/新井 智美

監修者トータルマネーコンサルタント/新井 智美

マネーコンサルタントとしての個人向け相談、NISA・iDeCoをはじめとした運用にまつわるセミナー講師のほか、金融メディアへの執筆および監修に携わっている。

ドライバー保険とは

ドライバー保険の正式名称は「自動車運転者損害賠償責任保険」 です。車ではなく「運転者本人」に対して補償される保険で、他人の車を借りて運転する機会がある人に向いています

ただし、補償範囲は商品によって異なりますので、加入の際には内容をしっかりと確認しておきましょう。

ここでは、ドライバー保険の概要と料金の目安、1日自動車保険との違いなどについて解説します。

ドライバー保険はドライバーに紐づく保険

ドライバー保険は、自動車を所有していない人が、他人(友人やレンタカー)の車を借りて運転する際に備える目的の保険です。

通常の自動車保険は「車」に紐付いていますが、ドライバー保険は「人」に紐付いている点が異なります。そのため、契約者はどの車を運転したとしても、補償を受けられます。

主な補償は「対人・対物賠償」で契約期間は1年が基本です。

等級によって保険料が変わる仕組みは自動車保険と同じですが、車両保険を付けられない点や同居親族や配偶者の車には適用されない点に注意しておきましょう。

ドライバー保険の料金目安

ドライバー保険の年間保険料の目安は、およそ2万円〜5万円程度です。ただし、保険料は以下の要因によって変動します。
・年齢区分:21歳未満は高額、21歳以上は割安になる
・等級制度:無事故なら更新時に割引、事故を起こすと翌年以降は割高になる
・補償内容・特約:人身傷害やロードサービスなどの特約を追加すると上乗せされる
1日自動車保険の目安は最低800円から、上限は3,000円程度ですので、一見ドライバー保険の方が割高に感じるかも知れません。しかし、車に乗る頻度が多いならドライバー保険を年間で契約する方が割安になる可能性もあります。

ドライバー保険の契約を検討するなら、複数社で見積もりを取り、車の利用頻度や必要な補償内容に加え、1日自動車保険と比較するのがおすすめです。

ドライバー保険と1日自動車保険の違い

ドライバー保険と1日自動車保険との違いを以下に表にしましたので、参考にしてください。

ドライバー保険

1日自動車保険

契約期間

原則として1年契約
(1カ月契約可能な保険会社あり)

1日単位
(最長7日)

保険契約の対象

借用自動車

特定の借用車両
(レンタカーやカーシェアリングは対象外)

保険料

等級制度あり。無事故なら翌年度の契約から割引率が高くなる(通常の自動車保険との引き継ぎはできない)

等級制度なし

年齢条件「21歳以上」と「21歳未満」で保険料が異なる

年齢は関係なく保険料は一律

対象車種

・自家用乗用車(普通、小型、軽四輪)
・自家用貨物車(小型、軽四輪)
・自家用普通貨物車(0.5トン以下、0.5トン超2トン以下)
・特殊用途自動車(キャンピングカー)
・二輪自動車、原動機付自転車

・自家用乗用車(普通、小型、軽四輪)
・一部の輸入車やスポーツカーは対象外のことも

補償内容

対人賠償責任保険、対物賠償責任保険

対人賠償責任保険、対物賠償責任保険

特約

人身傷害保険特約、搭乗者傷害保険特約、自損事故傷害保険特約、ロードアシスタント特約など

人身傷害保険特約、搭乗者傷害保険特約、自損事故傷害保険特約、ロードアシスタント特約など

車両保険

付帯できない

付帯できる

注意点

・車両保険を付けられない
・配偶者や同居親族の車など、対象外の車がある

・一般的な乗用車以外は対象外
・配偶者の車など、対象外の車がある

加入をおすすめする人

・車を借りて乗る機会が頻繁にある人
・さまざまな車種の車を借りて乗る機会のある人

・車を借りて乗る機会がたまにしかない人

ドライバー保険の契約期間は原則1年です。ただ、途中で解約するなど短期利用も可能です。1日自動車保険の契約期間は原則1日(24時間単位)で最高7日まで利用できます。

また、主な補償範囲は「対人賠償」「対物賠償」で、他にも補償を付けたければ特約で付帯できます。ただし、ドライバー保険では車両保険を付帯できない点に注意が必要です。

等級制度はドライバー保険には適用されますが、1日自動車保険では適用されません。

補償内容は必ず確認を

保険を契約する時は、何が補償されるのかきちんと把握することが大切です。そうしないと、事故を起こした際に大きな負担を抱える可能性があります。

ドライバー保険の基本補償は「対人賠償責任保険」と「対物賠償責任保険」の2つです。それ以外の補償は、必要に応じて特約として追加します。

基本補償の内容は以下のとおりです。
対人賠償責任保険
運転中の事故で、相手にケガをさせたり死亡させたりして、損害賠償責任を負った時に保険金が支払われる。
対物賠償責任保険
運転中の事故で、他の車や物を壊し、損害を与えた時に保険金が支払われる。
他に、ドライバー自身や同乗者への補償として、以下の特約が付けられます。
人身傷害保険特約
運転中の事故で、ドライバー自身や同乗者がケガや後遺障害を負ったり、亡くなったりした場合、保険金が支払われる。
搭乗者傷害保険特約
損害額とは関係なく、契約時に決めた保険金額が支払われる。
自損事故傷害保険特約
相手のいない事故(自損事故)で、ドライバーや同乗者がケガを負ったり死亡したりした場合に、保険金が支払われる。
ドライバー保険には車両補償を付けられませんが、1日自動車保険では付けられます。加入を検討する際は、この違いに注意しましょう。

ドライバー保険が適用されないケース

ドライバー保険は配偶者や同居親族が所有する車には適用されません。ドライバー保険が適用されないケースは以下のとおりです。
■ドライバー保険が適用されないケース
・本人(記名被保険者)が所有する車
・配偶者が所有する車
・同居親族が所有する車
・本人が役員となっている法人の所有する車
配偶者や同居親族が所有する車を運転したい場合は、その車で契約している自動車保険の運転者条件を確認しましょう。運転する機会が多いなら、限定条件を「本人限定」から「本人・配偶者限定」もしくは「家族限定」に変更してもらうのも一つの方法です。

また、ドライバー保険が適用されないケースに、業務での使用があります。会社の車を仕事のために運転していた時の事故は、補償の対象外です。

ドライバー保険のデメリット

ドライバー保険のデメリット

ドライバー保険への加入を考えるにあたっては、メリット・デメリットをそれぞれ理解しておく必要があります。ここではドライバー保険の代表的なデメリットを紹介し、以下で詳しく解説します。

3つのデメリット

1年契約が基本なので、年に数回しか運転しない人には割高になる

ドライバー保険の契約期間は基本1年間です。もちろん途中で解約できますが、その際の解約返戻金は年払い契約のみで、かつ保険会社が設定した短期率(短期料率)を当てはめて計算されるため、月割りで計算するよりも低くなる可能性があります。

月払い契約は解約返戻金がありません。

そのため、利用頻度が低い場合はコスト負担が大きく、結果として1日自動車保険を利用する方が安く済むケースも見られます。

配偶者や同居の親族が所有する車は保険の対象外。本人所有の車も対象外

ドライバー保険の補償対象はあくまでも「他人の車」です。そのため、自分が所有する車には適用されません。

同居家族や配偶者の車はもちろん、法人名義の車も補償対象外ですので、契約時に注意が必要です。

また、会社の車を業務利用していた場合も補償されないことを覚えておきましょう。

車両保険を付けることができないので、車を破損した場合の補償がない

ドライバー保険の基本補償は「対人・対物賠償」です。仮に事故を起こし、車そのものに修理費用が発生したとしても補償されません

レンタカーやカーシェアを利用する場合は、必ず事業者側の保険内容(補償範囲)を確認しておく必要があります。

ドライバー保険のメリット

ドライバー保険のメリット

ドライバー保険には以下の4つのメリットがあります。それぞれの詳細について解説します。

ディーラーで自動車保険に加入するメリット

借りた車でも補償される安心感

ドライバー保険を利用する1番のメリットは、「借りた車でも補償される安心感」が得られることです。自分の車を持たず、知人の車を借りる以外にもレンタカーやカーシェアを利用する人には実用的な保険でしょう。

車の持ち主の保険では補償されない家族限定特約などのケースでも、契約者自身は補償されます。借りた車で万が一事故を起こしてしまったときでも補償される点は、非常に心強く感じるのではないでしょうか。

幅広い車種、シーンで利用可能

ドライバー保険の対応となる車種やシーンは幅広く設定されています。例えば、自家用乗用車だけでなく、自家用貨物車、キャンピングカー、二輪自動車なども対象です。

そのため、買い物や親の介護などといった日常使いから引っ越しやキャンプなど幅広いシーンで利用できます。

等級制度による保険料の割引

ドライバー保険では等級制度が利用できます。無事故なら契約の更新時に等級が上がるため、翌年度以降の保険料が安くなるメリットがあります。

このことからも、借りた車を長期的に利用する人ほど、費用におけるメリットが出やすいでしょう。

車の持ち主の保険に影響しない

ドライバー保険を利用することで、もし事故を起こしたとしても、車の持ち主の保険を使うことなく補償されます。もし、ドライバー保険に加入しておらず、借りた車で事故を起こした場合、車の持ち主の保険を利用することになり、持ち主の等級も下がってしまいます。

ドライバー保険に加入していることで、「車を貸してくれている人に迷惑がかからない」という安心感を得られる点も忘れてはいけないメリットです。

ドライバー保険はこんな人におすすめ

ドライバー保険は、友人や知人の車を借りて運転し、事故を起こした際の損害を補償する保険です。そのため、以下に当てはまる人はドライバー保険が向いています。
・自分で車を持っていないが、友人・知人の車を借りて運転する機会が多い人
・友人と車で旅行する時、交代で運転する人
・引っ越しの手伝いに何かと呼び出される人
・キャンピングカーやオートバイを貸してくれる友人がいる人

利用する際には保険会社のホームページを参考に、複数社で比較しながら検討してみてはいかがでしょうか。
トータルマネーコンサルタント/新井 智美

監修者トータルマネーコンサルタント/新井 智美

マネーコンサルタントとしての個人向け相談、NISA・iDeCoをはじめとした運用にまつわるセミナー講師のほか、金融メディアへの執筆および監修に携わっている。
現在年間200本以上の執筆・監修をこなしており、これまでの執筆・監修実績は3,000本を超える。

(保有資格)
・1級ファイナンシャル・プランニング技能士
・CFP®
・DC(確定拠出年金)プランナー
・住宅ローンアドバイザー
・証券外務員

公式サイト:https://marron-financial.com/

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