要注意! 搭乗者全員が補償されるはずの「搭乗者傷害保険」、支払われないケースとは?


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「搭乗者傷害保険」が支払われないケースとは? ドライバーは要チェック [拡大する]

「搭乗者傷害保険」が支払われないケースとは? ドライバーは要チェック

 自動車保険の契約車両に乗っている人のケガを補償する「搭乗者傷害保険」。運転ミスによる単独事故、相手のある事故を問わず、過失割合も関係なく補償されるはずだが、保険金が支払われないケースがある。

■搭乗者傷害保険の基本

 搭乗者傷害保険は、保険に加入している車に乗っている人が事故でケガをした場合に保険金が支払われる。搭乗者傷害保険の補償範囲は契約車両に搭乗している人、全員だ。自賠責保険では運転手、運行供用者は補償されないが、搭乗者傷害保険では運転手にも運行供用者にも保険金が支払われる。

 事故の状況に関係なく支払われるというのも特長のひとつだ。事故の相手が車、自転車、歩行者などに関係なく、また相手がいない事故でも保険金が支払われる。車同士の事故はもちろん、単独事故や過失割合が100%の事故でも支払われる。

■保険金が支払われないケースとは?

 非常に心強い保険であるが、搭乗者保険が支払われないケースもあるので注意したい。保険金が支払われない、つまり免責事由には主に以下のような内容がある。

(1) 無免許運転、麻薬などの影響で正常な運転ができないおそれのある状態での運転
(2) 酒気を帯びた状態での運転によって、その本人に生じた損害
(3) 被保険者の故意または重大な過失によって、その本人に生じた損害
(4) 箱乗りなど危険な方法で契約している車に搭乗中の人に生じた損害

 (1)(2)はともに違法行為であり、一般常識に照らして支払われない可能性があることは十分に理解できるだろう。(3)には闘争行為や自殺行為なども該当する。(4)には荷台への乗車、サンルーフから身を乗り出す、座席に座らず、シートベルトなどを着用していないなどが該当し、保険会社によって定員オーバーも含む場合がある。上記以外にも地震、噴火、津波などの自然災害も該当するが、自然災害でも台風、洪水、高潮などは支払われる。

■保険会社によって判断が分かれることも

 保険会社によっては「誤ってドアに指を挟んだ」「車内で転倒してケガをした」といったケースでも保険金支払いとなる会社もある。また、脳疾患、疾病または心神喪失によって、その本人に生じた損害は補償しないという会社もある。

 いずれも保険会社によって微妙な差があるため、保険会社に問い合わせるなどして、支払われないケースを確認しておきたい。

(文/西村有樹)
フリーライター。保険や資産運用などマネー系に強く、「All About」で自動車保険ガイド記事のほか、銀行や保険会社、証券会社などの刊行物、国交省、財務省等官公庁の媒体など幅広く執筆。ほかにも雑誌「プレジデント」「ベストカー」などでも多数の記事を担当する。

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自動車保険選びのポイント

任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

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