2018年06月09日 11時00分

注文住宅と建売住宅の違いとは それぞれのメリットや注意点を紹介

家を建てようと考えたとき注文住宅と建売住宅どっちにする? 違いを紹介(写真はイメージ) [拡大する]

家を建てようと考えたとき注文住宅と建売住宅どっちにする? 違いを紹介(写真はイメージ)

 新しい家の購入を検討するとき、まず注文住宅と建売住宅(分譲住宅)のどちらにするかを考えるだろう。ハウスメーカーが手がけるこの2つの違いやメリット、購入前に注意すべき点などを紹介する。

■大きな違いは建て方と土地の買い方

 一般的に、注文住宅はハウスメーカーや不動産会社などに建てたい家を依頼し、請け負う工務店などの施工業者がいちから建築する形の住宅である。一方、建売住宅はすでに建っている新築物件などを内見し、自分好みの家を見つけて購入する形の住宅だ。設計・施工・販売を一貫して行う大手ハウスメーカーは、土地開発をしてそこに注文住宅を募集して建てることが多いが、その際同時に一部区画で建売住宅を建設し販売することもある。

 また、土地と建物の購入に対する違いもある。注文住宅の場合、建物と土地を別々に買うケースがほとんど。土地を所有しているなら建物のみ購入すればよいが、無ければまずは土地探しから始めることになる。建売住宅の場合は、建物と土地の両方がセットで売られているケースが一般的だ。

■自由度高く理想の家を作るor素敵な家を安く見つけて早く住む

 注文住宅のメリットは、間取りやデザイン、使用する材質などをさまざまに選択できるため、自分好みの家を建てることができる点。ハウスメーカーの冊子を見たり、ショールームなどを巡って自分の理想の家をじっくりと想像してから建てる人が多いようだ。注文してから建て始めるため、建築途中の様子を自分の目で確認することができるのも特長のひとつだろう。「好きな素材やデザイン、間取りにしたい」「建材は何を使っているのか知りたい」など、自由度が高い建て方を求めている人には注文住宅がおすすめだ。

 一方、建売住宅は一度に多くの家を建てることで建設コストを抑えるため、比較的安価での購入が可能なことが多い。実物がすでに完成していることが多いので、これから住むかもしれない家を実際に体感できるのも大きな利点といえるだろう。また、多くの家を同じような資材を使ってまとめて建てるため、隣接する住宅と似たような外観になるのも特徴のひとつだ。建売住宅は「早く家が欲しい」「注文住宅よりも安く買いたい」「すでに間取りやデザインが決まっているものから選びたい」などと考えるタイプの人にとって良い選択といえるかもしれない。

■それぞれの注意点とは

 注文住宅は建物の構造や間取り、設備、内装などを自分の希望どおりに設定できることが良さだが、リクエストを伝えるためにある程度建築の知識が必要となる。また、理想の家へのこだわりゆえ予定よりコストが上回る可能性もあるので気をつけよう。

 建売住宅は、壁の色やドアのデザインなど数ヶ所を選べるセミオーダータイプもあるが、一般的にはあらかじめ間取りや設備が決まっているものが多い。内見などでどうなっているのかきっちり確認しておくことが大切となる。なかにはコストを抑えるために粗悪な素材を使用している会社も一部あるようなので、きちんとチェックしよう。

 家の購入は決して安くないため、一生に一度の買い物と考える人も多い。これからの将来設計をもとに、自分に合った家の建て方を検討してみよう。

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