独身一人暮らし、安さ重視タイプの自動車保険選びのポイント
安さだけを求めるのは禁物
例えば「対人賠償保険」や「対物賠償保険」を使うような事故を起こしたときは、賠償額が数億円にのぼることもあります。万が一、保険でまかなえないとなったら大変なこと。「対人」「対物」の保険金額は、「無制限」にしておきましょう。無制限よりも低くしたところで、年間の保険料はそれほど大きく変わりません。
それよりも、「インターネット割引」や「e証券割引」、「運転者限定特約」など、利用できる割引や特約を最大限活用しましょう。
独身一人暮らし、安さ重視タイプが忘れずにチェックしたいポイント
インターネットから申込みをすることで受けられる割引。新規契約、継続契約のどちらも割引になるケースが多い。割引率(割引額)は、自動車保険会社によって異なる。
・e証券割引
保険証券を省略する代わりに、保険料の割引を受けられるもの。保険証券が発行されないため、契約内容はインターネットでの確認となる。
・運転者限定特約
運転する人が多ければ多いほど事故リスクは高くなるため、運転者を「家族のみ」または「契約者とその配偶者のみ」もしくは「契約者のみ」に限定することで保険料を下げられる特約。もちろん、そのほかの人が運転していた際の事故については補償されない。
FPエージェンシー代表。 FP資格取得講座をはじめ、マネーセミナー、執筆など幅広く活動。 著書に『最新FP技能士3級 合格完全ガイド』(日本文芸社)、『50歳から役に立つ「お金のマル得術」』(宝島社)、『よい保険・悪い保険2013年版』(宝島社)などがある。
<HP>http://fp-agency.com/(外部リンク)