車を買い替えた時の自動車保険は?

 車を買い替える時は、契約車両が変更になる旨を保険会社に通知しなければなりません。保険会社が定める要件を満たしていれば、「車両入替(車の入替手続き)」を行うことで自動車保険の契約を引き継ぐことができます。車両入替は自動車保険の補償内容の見直しをするタイミングでもあります。ここでは、「車両入替」の条件や手続きの流れについて解説します。

車を買い替えた時の手続き

 「車両入替」は、要件を満たし、車両入替の手続きを行えば、現在の契約内容を引き継ぐことができます。一方、要件を満たしていない場合は、現在の契約している自動車保険を解約して、新たな自動車保険を契約しなくてはなりません。

 例えば、車両入替の手続きをすることで現在契約している自動車保険の等級および事故有係数適用期間が11等級(無事故)だった場合、等級および事故有係数適用期間をそのまま引き継ぐことができます。

 では、車両入替の手続きを行わないとどうなるのでしょうか。手続きをきちんと行わなければ車両入替後の車の事故について保険金は支払われません。ただし、特約が自動付帯されている場合は手続きの期間に猶予が生じます。その特約は、新たに取得した車の自動車検査証に所有者名が記載された日の翌日から一定期間内に車両入替手続きを行えば記載日に遡って車両入替後の車を被保険自動車とみなして取り扱うことができるというものです。この特約が自動付帯されている保険会社はありますので確認しておきましょう。注意したいのは自動付帯されていたとしても、手続きを後回しにした結果、無効になる可能性もあります。新しい車の納車日が決まったら早急に保険会社に通知しましょう。


【車両入替で等級が引き継がれるイメージ】

車両入替ができる要件

 車両入替は次の要件を満たす場合に手続きができます。

■条件1

 車両入替後の自動車の所有者が、次のいずれかであること

・被保険自動車の所有者
・被保険自動車の契約上の記名被保険者(保険証券記載の被保険者)またはその配偶者
・被保険自動車の契約上の記名被保険者またはその配偶者の同居の親族

■条件2

 車両入替後の自動車の用途車種が被保険自動車の用途車種が同一であること。

 ただし、次のとおり自家用8車種については同一の用途車種としてみなします。


【自家用8車種の例】

 また、保険期間の途中で被保険自動車を他人に譲渡した場合でも手続きを行わなければ、譲渡人には自動的に移転することはありません。譲渡後の自動車事故については保険金が支払われないので注意が必要です。この場合も、保険会社へこの旨を通知し、承認されれば自動車保険の契約の権利・義務を移転することができます。

「車両入替」手続きのながれ

 車を買い替えや譲渡などにより被保険自動車が変更になる場合は、車両入替の手続きをします。新しい車両の納車日が決まれば、納車日を設定し車両入替の手続きを事前に行います。納車当日に納車と同時に補償が切り替わります。手続きをするためには、直接保険会社、もしくは保険代理店にその旨を連絡し、車両入替の手続きを行います。保険会社によっては、書類のやりとりが不要でウェブサイトに必要事項を入力するだけで手続きができるケースもあります。

■手続きの方法(タイミングと手順)

 車両入替の手続きのタイミングは、新しい車に乗り替える前です。手順については、直接保険会社のウェブサイトを介して手続きを行う例を紹介します。

1.必要な情報の入力

 新しい車両の自動車検査証または売買契約書等に記載の情報や積算距離計の数値、納車日などを入力します。車両入替手続きの際に、次の情報が必要になるので事前に準備しておきましょう。

<必要な情報>

・積算距離計の数値

 現在の車と新しい車の両方について申告が必要です。現在の車を下取りに出す場合は、手放す前にメモしておきます。また、新しい車の数値は0kmとします。

・新しい車の自動車検査証の情報

 必要な情報は、登録番号(ナンバープレート)、初度登録年月、型式、車台番号、所有者氏名または使用者氏名、新しい車の購入金額(値引き前の金額)です。譲渡などで譲り受けて車の名義変更がされていない場合は、名義変更を行い、新しい自動車検査証を入手します。

2.補償内容の見直し

 契約車両の変更と同時に、車両保険の内容や運転者の補償範囲などを必要に応じて変更することもできます。

3.差額保険料の積算

 契約内容変更に伴い差額保険料があれば、支払いもしくは払い戻し手続きを行います。

4.変更手続きの完了

 手続き完了したら「変更手続完了のお知らせ」を保険会社からメールや郵送などで通知されます。


【インターネットでの手順イメージ】

 せっかくの車の入れ替えに、事故時に補償の対象にならかったということは絶対に避けなければなりません。新しい車に入れ替える時は、車両入替の手続きは決して忘れないで下さい。車も自動車保険も新たにして安全なマイカーライフを過ごしたいですね。

自動車保険選びのポイント

任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

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