外貨預金 総合ランキング
総合的な満足度が高い外貨預金のランキング・口コミ情報です。
71.8点
ソニー銀行の口コミ・評判
取引が簡単で、シミュレーションもできるので安心して取引できます。サポートも日本語対応なので、英語が苦手でも利用できます。(50代/男性)
その他の口コミ・評判
インターネットで手続きできた。外貨預金の口座を作るのが自動的にできた(地元の銀行では対面の手続きが必要だった)。(50代/女性)
金利が高い。金利分をマイルでももらえる。海外で現地通貨で引き出せる。海外でデビットカードとしても使える。(60代以上/男性)
早期からネット上で外貨預金サービスを提供していて、当時から操作しやすく、手数料も納得でき、安心感がある(40代/女性)
手続きがネットで完了するのが便利で、セキュリティもしっかりしていて今のところは何のトラブルもなく利用出来ている。(60代以上/男性)
69.8点
SMBC信託銀行プレスティアの口コミ・評判
シティバンク時代からゴールドステータスがあると窓口現金扱いも一定量まで手数料レスだし、海外ATMでの直接現地通貨出金もレートがよく、他行が今揃えている外貨取引の利便性を随分以前から普通に利用できたこと。(50代/男性)
その他の口コミ・評判
定期購入の場合スプレッドがないため、外貨の購入がお得にできる。海外で手持ちの外貨をそのままカード決済できる。海外で手持ちの外貨をATM引き出しできる。(50代/男性)
利用開始当時は、海外のATMを普通に使えたり、ほぼ全てのサービスをネットで扱えたりする銀行がなかったので、重宝した。(50代/男性)
積み立ての外貨預金は、為替手数料がないので良いと思います。そのまま、海外で外貨が使えるのも便利です。(60代以上/女性)
デビットカードで海外オンラインで買い物すると、キャッシュバックがある。外貨がそのまま利用できて便利。(60代以上/男性)
69.4点
住信SBIネット銀行の口コミ・評判
アナリストレポートの分析がしっかりしていて参考になりますし、通貨ペアの取引の種類が多くて取引しやすい、分析ツールやチャートがしっかりしていて為になる。(40代/男性)
その他の口コミ・評判
500円から外貨積立が利用できること。外貨積立の場合に為替手数料が安価になること。積み立てた外貨をSBI証券で利用できること。(40代/男性)
外貨通貨建の投資商品を購入する際に連携する事で、迅速な取引が可能な点。また、海外からの外貨建の入金も手数料を抑えて受け取れる。(30代/男性)
リアルタイムで注文を入れることができたり、注文方法が豊富だから条件を指定して思い通りの注文をすることができて良いなと感じた。(30代/男性)
外貨積立を利用している。コロナ後の円安で改めて積立てておく重要性に気付くことができたと思う。(30代/女性)
68.7点
SBI新生銀行の口コミ・評判
だいぶ前から使っているが、当時は取扱銀行が少なかったので助かった。レートも悪くないし、わかりやすいので使いやすい。(50代/男性)
その他の口コミ・評判
手数料が低い。お客様のランクに応じて優遇が異なるので、インセンティブがある。商品のラインナップが充実している。(50代/女性)
年に一回程度店頭で説明を受け利用していますが、リスクなどこちらの要望に見合った商品を紹介してくれること。(50代/女性)
金利が他行よりやや高い。最低預入額が低いので、預入日や期間等を細かく調整できる。(60代以上/男性)
利息が高いので始めたが、取り引き画面がわかりやすく、セキュリティーも行き届いていた。(40代/男性)
68.4点
三井住友信託銀行の口コミ・評判
国内の金利が低く、円高の時に始めたので残高は増えた。現在円安なので、一部解約した。当時は、あまり外貨預金をしている銀行が少なかったので助かりました。(50代/女性)
その他の口コミ・評判
定期的に保有状況等の報告があり、担当者からの案内連絡も程よい程度に連絡をしてもらえる。(60代以上/男性)
毎月10,000円ずつ貯金しており、ネットで取り扱いができて便利。(60代以上/女性)
為替に関心を持った。操作が簡単なので身近なものになった。(60代以上/男性)
基本的にはネットだけで完結するので使用しやすい。(50代/男性)
68.2点
PayPay銀行の口コミ・評判
文字が大きく記載されているので、見やすくて問題なく利用できる。専門用語が適切に説明されているので、素人でも分かりやすく作られているから。(40代/男性)
その他の口コミ・評判
取り引き可能な通貨が豊富で、金利もリスクに応じて設定されていて、その理由も記載されていて、分かりやすく使いやすい。(50代/男性)
前の質問でも答えたが、24時間、いつでも簡単にアクセスできる。 また、操作も簡単で、目的の項目にもアクセスしやすい。(60代以上/男性)
外貨預金のしやすさと商品のラインナップが多いところが良いと思っています。使いやすさも不満はないです。(30代/女性)
全体的に洗練されており、後発のネット銀行より安心してお取引ができる。今後さらなる発展を期待している。(50代/男性)
68.2点
楽天銀行の口コミ・評判
楽天銀行でいくつか商品を買っているため、外貨預金も合わせて利用できることはメリットです。変動があった際に為替レートの通知があるのも安心できます。(40代/女性)
その他の口コミ・評判
他の銀行の取引がないため比較はできないが、ネットで完結でき為替レートも確認しやすかった点。(50代/男性)
わかりやすい案内があったため、始めることができた。始めるきっかけを作ってもらった。(40代/女性)
出入金がしやすい。手数料などをポイントで支払ったり、免除にしたり出来る。(50代/男性)
指定したレートでの通知設定が出来るので、想定した円での収益が得られる。(60代以上/男性)
67.9点
auじぶん銀行の口コミ・評判
初心者でも簡単に取引できるところ。利用していて困ったことはない。(40代/女性)
その他の口コミ・評判
購入するタイミングをAIに任せられるので、外貨に詳しくない者でも投資しやすい。(40代/女性)
サービス全般に良い感じで、特にauとの連携、Pontaポイントとの連携が良いです。(40代/女性)
スマホアプリで気軽に取引できること。ポイントが貯まること。(60代以上/女性)
定期預金とのセットでキャッシュバックがあり、金利も良かった。(50代/女性)
67.6点
三井住友銀行の口コミ・評判
外貨預金の金利がそこそこ良いのと、為替手数料がお得なのも良いからです。それと三井住友銀行の外貨預金のプロに気軽に相談出来るのも良いからです。ネットバンキングも利用しやすいです。(40代/男性)
その他の口コミ・評判
外貨建ての生命保険を解約した際、解約金をドルで預けていた。解約金はしばらく外貨預金に預けていたが、円安が更に進んだため、利益確定して引き出した。(50代/男性)
他の金融商品と合わせてキャンペーンを行っていたりすることがあり、始める良いきっかけになりました。日本円に戻すタイミングも相談できてよかったです。(60代以上/女性)
海外支店のATMから現地通貨で引き出せるので、海外出張や旅行などの時に便利。時々有意義な情報が貰えるので投資タイミング時に参考に出来る。(60代以上/男性)
三井住友のリスク管理、顧客の個人情報など、安全性、信頼性、バランスの良さを感じます。利用して良かったと思っています。(40代/女性)
66.8点
三菱UFJ銀行の口コミ・評判
ユーロを使っていますが、レート換算に関する手数料が割安だと思います。円からユーロへの預け入れが操作しやすい。円だけの資産は不安なので、いろんな通貨を選べるのが良いです。(40代/男性)
その他の口コミ・評判
将来のお金をどう活用しようか悩んでいた時に見つけましたが、引き出しや預け入れがスマホでできるのでとても便利です。(50代/男性)
長期利用しているので自分で売りのタイミングが選択できる。買いは毎月定額積立なので、積立定額預金としても利用中。(60代以上/男性)
他行と比べて為替手数料が一番安かったのと、レートを設定しての売り買いの予約が出来ること。(50代/男性)
積立貯蓄とキャンペーンの定期預金を何度かした後ほぼ放置しているが、しつこい勧誘はなかった。(60代以上/男性)
65.2点
みずほ銀行の口コミ・評判
朝設定される為替レートで1日固定される点。手数料1,000円で、金額に関係なくドルのキャッシュに交換できる。(60代以上/男性)
その他の口コミ・評判
営業担当者の身だしなみは勿論のこと、説明なども丁寧で、やはりメガバンクに依頼をしてよかったと感じました。(40代/女性)
元々は国内の利率の悪さから勧められた。動かさなくていいお金の有効活用ができていると思う。(50代/男性)
担当者が責任感を持って対応してくれてるのがわかるし、何より知識が豊富で安心できる。(40代/男性)
総合的なサービスの充実度や営業担当者の誠実度が割と高く、満足できるレベル。(50代/男性)
64.4点
イオン銀行の口コミ・評判
日本の預金金利に比べて利率が高い分、定期額が少なくても知らない間に貯蓄が増えている。定期的にキャンペーンのお知らせがメールで届くので、タイミングが合えば外貨で貯蓄が増やすことが可能。(60代以上/女性)
その他の口コミ・評判
少額しかしていないけど、上がったタイミングで店舗に行った時に円で下ろして儲かった感があった。カードのランクに外貨預金をするとポイントがつく。(60代以上/女性)
ほかの金融機関のことはわからないのですが、最初の手続きが簡単で、その後も特に何もしなくてよい点。(40代/女性)
始めた時に担当だった方がとても詳しく説明してくれた。女性だったので安心感や話しやすさもあった。(60代以上/女性)
ネットで完結するので、億劫ではない。必要な時はチャットや実店舗の窓口もあるので、困ることはない。(60代以上/女性)
高評企業
規定人数の半数以上の回答があり、総合得点が60.0点以上の企業です。
大和ネクスト銀行の口コミ・評判
証券会社と連携が取れている。送金の手数料がかからない。(60代以上/女性)
その他の口コミ・評判
ネット注文ができる。+ギフトがもらえる定期預金がある。(40代/女性)
金利が非常に高いこと。金種が多く比べやすいこと。(60代以上/男性)
どこもそうかもしれないが、Webで完結できること。(60代以上/男性)
なんだかんだで、それなりに儲かっている気がする。(40代/男性)
りそな銀行の口コミ・評判
スマホでも取引できるので、外出先や電車の中でも取引できて便利。(60代以上/女性)
その他の口コミ・評判
外貨の達人で米ドル取引をしていますが、タイムリーで売買できるので。(60代以上/男性)
為替手数料の安さと、ネット利用時に手数料割引があること。(60代以上/女性)
窓口の対応が信頼できる。あまりしつこくなくて良かった。(60代以上/女性)
オリコン顧客満足度調査では、実際にサービスを利用した4,636人にアンケート調査を実施。
満足度に関する回答を基に、調査企業75社を対象にした「外貨預金」ランキングを発表しています。
総合満足度だけでなく、取引メニューやカスタマーサポート、金利、年代別など様々な切り口から「外貨預金」を評価。さらに回答者の口コミや評判といった、実際のユーザーの声も掲載しています。
取引手数料だけでなく、“ユーザー満足度”からもサービスを比較し、「外貨預金」選びにお役立てください。
おすすめの外貨預金ランキングまとめ
- 1位 ソニー銀行 71.8点
- 2位 SMBC信託銀行プレスティア 69.8点
- 3位 住信SBIネット銀行 69.4点
- 4位 SBI新生銀行 68.7点
- 5位 三井住友信託銀行 68.4点
- 6位 PayPay銀行 68.2点
- 6位 楽天銀行 68.2点
- 8位 auじぶん銀行 67.9点
- 9位 三井住友銀行 67.6点
- 10位 三菱UFJ銀行 66.8点
- 11位 みずほ銀行 65.2点
- 12位 イオン銀行 64.4点

知っておきたい!外貨預金
外貨預金の基礎知識
外貨預金とは
外貨預金とは日本円を米ドルやユーロといった海外の通貨に交換して、預け入れる預金のことです。外貨は日本円よりも金利が高い傾向があるため、円で預金しておくよりも高い利息が期待できます。
また外貨預金は預入時に定められた為替レートで円から外貨に交換しますが、満期を迎えて外貨を円に戻して受け取る際、円安になっていれば利息以外にも利益が得られ、円高になっていると損失が生じる場合がある点には注意が必要です。
■外貨預金の種類
外貨預金には主に普通預金と定期預金の2種類があります。
外貨普通預金
いつでも預けたり、引き出したりできる預金のことで、預入期間に定めがありません。一般的に変動金利のため、預入期間中に金利が変動することがあります。
また「外貨積立サービス」がある外貨普通預金であれば、自動で毎日・毎週・毎月など定期的に円で外貨を買い付け、積み立てていくことも可能です。
外貨定期預金
1ヶ月、3ヶ月、1年などあらかじめ預入期間(満期)が決まっており、満期までは原則解約ができない預金のことです。そのため一般的に外貨普通預金に比べて金利が高い傾向にあります。
外貨預金のメリット
@円預金よりも高金利
外貨預金は高い金利で預入できるため、日本の普通預金や定期預金よりも高い利息が受け取れる場合があります。日本円で1年ものの定期預金に預け入れた場合の金利は高いところで0.1〜0.3%程度となっています。一方、米ドル1年ものの定期預金なら5.0%程度の金利もめずらしくありません。
A為替差益が得られる
外貨預金のように海外の通貨で運用する商品は、為替レートの値動きによっては利益を得られる場合があります。為替レートの値動きによって得られる利益のことを、為替差益と言います。
例えば100万円を1ドル100円のときにドルに交換すると1万ドルになります。その後、円安となり、1ドル101円のときに1万ドルを円に交換すると、101万円が受け取れます。
このように外貨預金は金利だけではなく、円に交換するときの為替レートによっても利益が出る可能性があるのです。
B初心者でもはじめやすい
外貨預金は金融機関に口座開設をするだけで始められます。どの外貨で始めるかを選ぶ必要はありますが、株式投資や投資信託ほど選択肢が多くありません。そのため外貨預金は初心者でもはじめやすい運用方法と言えるでしょう。
C通貨分散によってリスクヘッジ
ヘッジとは「回避」という意味があります。通貨分散をすることで、為替レートの変動による資産価値の減少を回避することが可能です。
円安による円の価値低下を回避するには、円だけでなくドル資産も併せ持つ方法が有効です。
円だけでなく米ドルも保有していれば、円の価値が低下しても、円安で米ドル資産の価値が上がるため、全体として自身の保有している資産価値の低下を抑えられます。
外貨預金のデメリット
@為替手数料が発生する
外貨預金は円を外貨に交換して預入しますが、交換する際に為替手数料が発生します。また外貨から円に戻すときにも同様の為替手数料がかかります。為替手数料は金融機関ごと、通貨ごとに異なりますが、米ドルで店頭取引の場合、片道1ドルあたり1円程度が相場です。
そのため外貨預金を始めてすぐに解約をすると、十分利息が増えていないことから、為替手数料をカバーできずに元本割れする可能性があります。
ただしインターネットによる取引であれば、為替手数料が抑えられている場合があります。
A元本割れのリスク
外貨預金は為替手数料で元本割れする可能性もありますが、外貨から円に戻すタイミングによっても元本割れする場合があります。
100万円を1ドル100円のときに1万ドルに交換、1年後仮に5.0%の利息が付き、1万500ドルになっていたとします。しかし仮に円に換金するときに円高で1ドル90円になっていた場合、利息が上乗せされているにもかかわらず受け取れる金額は94万5,000円と元本割れしています。
このように外貨預金を円に換金する際、為替レートの値動きによって生じる損失のことを、為替差損と言います。
Bペイオフの対象とならない
ペイオフとは「預金保険制度」のことで、お金を預け入れている金融機関が破綻しても、1金融機関あたり1,000万円とその利息分までは保護される制度です。
外貨預金はペイオフの対象外となっているため、仮に金融機関が破綻しても、保証されずに預け入れている外貨預金がそのまま損失になる可能性があります。
C条件によっては確定申告が必要になり手間が増える
外貨預金には利息と為替差益の2つの利益があり、そのうち利息に関する税金は自動的に差し引かれるため確定申告は不要ですが、為替差益は確定申告が必要になる場合があります。
利息 |
為替差益 |
|
所得の種類 |
利子所得 |
雑所得 |
課税方式 |
源泉分離課税 |
総合課税 |
税率 |
20.315% |
所得に応じた所得税率と住民税10% |
確定申告 |
不要 |
原則必要 |
為替差益が出ても確定申告が不要なケースは以下の通りです。
●年収2,000万円以下の会社員で、給与所得を1か所から受けていて、かつそのすべてが源泉徴収の対象となる場合で、為替差益を含めた給与以外の所得の合計が20万円以下の場合
●自営業やフリーランス、無職で年間所得が基礎控除48万円以下の場合
また為替差損が出た場合は確定申告が不要ですが、他の雑所得で利益が出ているときなど、確定申告をしたほうが良い場合があります。
外貨預金のリスク対策
通貨を分散する
通貨の分散がリスクを抑えるのに有効なのは、複数の通貨に分散させておくと、1つの通貨で為替差損が生じても、残りの通貨で為替差益が生じていれば、為替差損を一定程度カバーできることが期待できるためです。
預入時期を分散する
預入時期を分散させる「ドルコスト平均法」もリスクを抑える効果があります。
これは「一定期間ごとに決まった金額を運用する」運用手法です。具体的には、毎月1万円や2万円というように定期的に積み立てていく運用手法がドルコスト平均法です。
これを長期間継続することで、円でドルを交換(購入)するときの平均購入単価が下がり、為替レートの変動によるリスクを抑えることができるのです。
長期運用する
外貨預金のように値動きをする商品は、長期運用をする程多くの利息が得られ、ドルコスト平均法の効果が高まる傾向があるため、長期運用をする程リスクを抑えやすくなります。
情報収集をかかさない
為替差益や為替損益が生じる要因となる為替レートは、さまざまな経済指標や、要人発言で大きく変動する場合があります。
こうした経済指標の発表や要人発言が行われるスケジュールは、新聞やニュース、金融機関のサイトなどで確認できることがあるため、知っておくと良いでしょう。
大きく為替レートが変動する可能性があるときは、運用方針を見直すことで損失が少なくなることもあります。
余裕資金で運用する
外貨預金で運用するときは、余裕資金を使うようにしましょう。
【監修者:CFP(R) 金子賢司 】
「外貨預金のメリット・デメリットとは?リスク対策や始め方を解説」はこちら
外貨預金にかかる税金について
外貨預金で得た利益にかかる税金の仕組みや税率を理解することは大切です。また場合によっては、確定申告が必要になることもあります。 外貨預金の税金について、初心者にも分かりやすく解説をしていこうと思います。今回は、預金対象者を、法人を除く個人に限定して解説をします。
外貨預金には、実は2つの税金が存在します。一つは利息に対する税金ともう一つは為替差益が発生した場合の差益に対する税金です。
外貨預金の利息にかかる税金
外貨預金の利息は、「利子所得」に該当し、日本円の預金同様に、原則として所得税15.315%(復興税含む)と住民税5%の計20.315%を源泉分離課税として徴収されます。よって、利息は日本円の預金と同様にそのまま受け取って終わりです。
外貨預金の為替差益にかかる税金
外貨預金によって為替差益が発生した所得は、「雑所得」に該当します。雑所得の場合、他の所得と合算して計算をするため、原則として確定申告が必要です。
外貨預金の確定申告について
・外貨預金で確定申告が必要なケース
外貨預金の外貨を日本円に交換して、為替を「確定」したときに為替差益が生じるが、確定していない状態を「含み益」と呼び、この段階ではまだ確定申告は不要ですが、日本円に交換をして為替差益が確定したときに確定申告が必要になります。
米ドル建て外貨預金に預入していた資産を、ユーロやオーストラリアドルなどの日本円以外の別な外貨に交換した場合はどうなるのでしょうか。実はこの場合も確定申告が必要になります。考え方としては、米ドルを一旦日本円に交換して、別な外貨に交換して預金したと考えるためです。この場合は、一旦日本円に交換した時に発生する為替差益が雑所得となります。
・外貨預金で確定申告が不要なケース
年収が2,000万円以下の給与所得者であり、給与所得および退職所得以外で為替差益を含めた所得が年間で20万円以下の場合は申告不要です。ただし、給与を2カ所以上の会社から得ている場合は、そもそも確定申告をしなければなりません。なお、為替差益ではなく為替差損が生じた場合は、確定申告によって黒字の雑所得から控除することが可能です。
また、確定申告が不要であったとしても、地方税にあたる住民税の申告が必要な場合があります。次にそれを説明します。
・外貨預金で住民税の申告が必要なケース
住民税の申告を行う必要があるのは、次のような人です。
1. 給与所得以外の所得がある人
2. 公的年金以外の所得がある人
3. 確定申告をする前の年の1月1日時点での住所登録されている場所と同じ親族の扶養家族になっていない人
これらのどれかに該当する場合は、住所を管轄する役所で住民税の申告手続きが必要となるので、自身で管轄の自治体に問い合わせをしましょう。
外貨預金の税金に関するよくある質問
Q. 外貨預金の為替差益が出た場合は、確定申告が原則必要だというのは理解できたが、為替差損が出た場合は、確定申告をした方がいいですか?主な収入は公的年金です。
A. 為替差損が出た場合は、他の黒字化した雑所得と通算することができます。例えば、年金収入で240万円で、為替差損が20万円あった場合、年金収入240万円から20万円分を差し引いて所得税と住民税が計算されます。
Q. 専業主婦で外貨預金をしています。30万円の為替差益が出ましたが、確定申告が必要ですよね?
A. 専業主婦の方や無職の方、また個人事業主の方などは、所得税の基礎控除である48万円を超えたら確定申告が必要ですが、本ケースでは30万円ですので、確定申告は不要になります。
【監修者:CFP(R)/投資教育家 市川雄一郎】