金利
- ソニー銀行
- 住信SBIネット銀行
- auじぶん銀行
外貨預金 総合ランキング 総評
1位のソニー銀行は、総合得点が【70.1】点となり、前回と同じ順位を維持しました。評価項目では、「キャンペーン」が1位(【68.2】点)、「手数料」が1位(【69.3】点)、「取引メニュー」が1位(【74.9】点)、「金利」が1位(【69.3】点)、「システムの安定性」が1位(【73.8】点)、「提供情報」が1位(【68.7】点)と、各項目で高い評価を得ています。
2位の住信SBIネット銀行は、総合得点が【68.9】点となり、前回と同じ順位を維持しました。評価項目では、「手数料」が2位(【69.2】点)、「取引メニュー」が2位(【74.0】点)、「金利」が2位(【68.0】点)となり、各項目で高い評価を得ています。
3位のauじぶん銀行は、総合得点が【67.9】点となり、前回から1つ順位を上げました。評価項目では、「キャンペーン」が2位(【66.1】点)、「金利」が3位(【67.9】点)、「システムの安定性」が3位(【72.0】点)となり、各項目で高い評価を得ています。
4位のSMBC信託銀行プレスティアは、総合得点が【67.7】点となりました。評価項目では、「入出金のしやすさ」が1位(【69.2】点)、「カスタマーサポート」が1位(【67.1】点)、「取引メニュー」が3位(【72.5】点)となり、各項目で高い評価を得ています。
5位の三井住友信託銀行は、総合得点が【67.6】点となりました。評価項目では、「カスタマーサポート」が2位(【66.4】点)となり、また、「提供情報」(【67.2】点)、「キャンペーン」(【65.4】点)でも高い得点を獲得しました。
以上の結果から、1位のソニー銀行は「キャンペーン」や「手数料」、「取引メニュー」などで高い評価を得ています。2位の住信SBIネット銀行は「手数料」や「取引メニュー」などで高い評価を得ています。3位のauじぶん銀行は「キャンペーン」や「金利」などで高い評価を得ており、前回から順位を上げています。これらの企業は、各評価項目で高い評価を得ており、ユーザーからの満足度が高いことが伺えます。これらの結果から、「キャンペーン」や「手数料」、「取引メニュー」などの評価項目が総合評価に影響を与えていることがわかります。(オリコンCS調査部)
総合的な満足度が高い外貨預金のランキング・口コミ情報です。
70.1点
海外旅行でATMで両替ができるのは便利。予め旅行先の外貨で預金しておけば、少ない手数料で、現地通貨でキャッシュレス決済ができるのは便利。(50代/女性)
その他の口コミ・評判
ネットバンク自体初めて利用したのがソニー銀行だったが、外貨預金含めて操作がわかりやすかった。(40代/男性)
利息の計算方法など細かいことも、サポートセンターの担当者が丁寧に教えてくれて、助かったこと。(50代/女性)
少ない金額から売り買いできるのと、3ヶ月とか短い定期とかでも金利が多く付くので。(50代/女性)
手数料が安い。円から定期預金を買い付けると利率が上がるなど、面白い買い方がある。(50代/女性)
68.9点
スマホアプリで簡単に外貨を買えるのが良いです。SBI証券で米国株を買う際に、住信SBIネット銀行で買っていた外貨預金の米ドルを手数料なしで即時移行できたのがありがたかったです。(30代/女性)
その他の口コミ・評判
まず、手数料が安い。安心、安全、トラブルはなく、ネットの接続も一回だけ悪かっただけで、困った事はない。(60代以上/女性)
2〜3か月に1回ぐらい特別金利のキャンペーンが1ヶ月定期であり、南アフリカのランドでは現在60%である。(60代以上/男性)
売買が比較的簡単にできる。手数料が安い。外貨の選択肢が多い。何より信頼性が高い。(60代以上/男性)
ネット銀行のトップバンクだという安心感と信頼性、手数料が安いことも便利です。(60代以上/男性)
67.9点
購入・売却が初めてでも分かりやすく、タップ1つでリアルタイムでできた。預入手数料がかからなく、手数料自体も比較的安いので計算がしやすかった。(40代/女性)
その他の口コミ・評判
AIによる為替予測や外貨積立の判断についてユニークだと思った。外貨買付手数料がかからない点。(30代/男性)
初めてなので他と比較できないが、ときどき金利のいいキャンペーンなどを行ったりするところ。(50代/女性)
ボイントがもらえるから手数料と為替リスクがある程度、容認できるところ。(50代/男性)
付帯するポイント還元が以前と比べて半分になったがまだ魅力的だから。(60代以上/男性)
67.7点
預金が一定以上あれば海外から受け取った小切手の換金を手数料なしで行える、もしくは海外からの送金を手数料なしで受け取れる店は、日本国内のどの銀行でもやっていないことなので、助かっている。(50代/女性)
その他の口コミ・評判
最初の営業担当者が自分のやりたい外貨管理方法を理解してくれて良い投資信託を勧めてくれた。(50代/男性)
担当している方のアドバイスが良い。外貨預金ばかりでなく金融全般の相談ができることが良い。(50代/男性)
小まめにコミュニケーションが取れて、情報を入手して対応してもらえる。(50代/男性)
海外でも使いやすいところとデビットカードが外貨で使いやすいところ。(30代/男性)
67.6点
中央信託銀行以来の付き合いなので、営業担当者が何人か、長い年月の間に入れ替わっていますが、交代者全てが、親切で、情報能力も素晴らしく、凄く役にたっている。(60代以上/男性)
その他の口コミ・評判
親しみがあって安心。時折キャンペーンもあるので外貨預金を考慮するきっかけにもなる。(40代/女性)
外貨預金をネットで行ったとき、担当の営業マンに丁寧に説明されスムーズに行えた。(50代/男性)
窓口も含めて担当者の専門知識の深さ、説明の分かりやすさ。(60代以上/男性)
口座に残ったドルを少ない手数料で夜でも円に換金できる。(60代以上/男性)
67.1点
早くからネットで全部できるようになっていたこと(今はどの銀行も大抵のことがネットでできるのだと思うが、長く使っているところのほうが使い慣れていて他より使いやすい)。(60代以上/女性)
その他の口コミ・評判
為替の動きと利息のバランスについて説明をしてもらいたかったのでちょうど良かったと思う。(50代/女性)
外貨預金では手数料がかかるのが難点だが、手数料無料キャンペーンで買えたから良かった。(40代/女性)
新たな口座を開設する必要がなく、気軽に取引できることが良いと感じます。(60代以上/女性)
始めて利用する時に、メリット、デメリット、コツなど色々教えてくれた点。(40代/男性)
66.9点
ネットで初めてでも、簡単に始められて良い。円から外貨預金するときに、一定期間金利が良くなるキャンペーンがあったので始めやすい。(50代/女性)
その他の口コミ・評判
初めてでも手軽に利用できるところ、慣れていてもミスをせずに利用できるところは魅力的。(40代/女性)
金利が高い外貨へのキャンペーンがあったり、金利自体は円建てで預けているより高い点。(40代/男性)
他のサイトと比べてわかりやすく初心者でも迷うことが少ないように思う。(30代/男性)
円普通預金の口座があれば簡単に外貨口座を作れて、各種手数料も良心的。(40代/男性)
66.3点
ほかの銀行を知らないので比較はできないが、外貨の選択や購入手続きは直感的にできてわかりやすかった。ドルの手数料が安いのは初心者にとってハードルが低いと感じた。(40代/男性)
その他の口コミ・評判
外貨預金は初めてだったが、理解しやすく低額から出来るので良かった。(50代/女性)
家に居ながらにして取引できる。時間をあまり気にせず取引できる。(50代/男性)
少額からでも取引ができて通貨の種類も豊富なところ。(50代/男性)
直感的に操作できて、間違うかもという不安がない。(40代/男性)
65.9点
担当職員の資質に大変大きな違いがあって、知識も豊富で懇切丁寧な職員もいるが、担当者が次々頻繁に変わるので、時々あまり知識もなく、無遠慮に自分が売りたい商品だけ売りつけて来る職員もいる。(60代以上/女性)
その他の口コミ・評判
担当の方が、キャンペーン等適当なタイミングでご案内くださり定期的に見直しも出来るので、売り買いがしやすい。(60代以上/女性)
とても親切で、自分が始めたい外貨が進められないと、おすすめの外貨を、親身になって相談に乗ってくれた事。(50代/女性)
取り扱っている商品のラインナップが豊富であること。企業の信頼性が高いこと。(40代/男性)
レート変動等で分からないことがあったときに、担当者が丁寧に説明してくれる。(50代/女性)
65.2点
信頼している銀行ですし、海外で頻繁に使うわけではないけれど、いざ使う時の為の便利さと、日常的に使う際にも自分の都合で引き落としもできる点が利用しやすそうだと思い、引き続き契約しています。(30代/女性)
その他の口コミ・評判
リアルタイムで外貨⇒円の変換金額が表示されるので便利。また、少ないが毎月利息があるのでうれしい。(50代/男性)
運用期間・金利を入力することで、為替レートが動いた場合の受取額をカンタンに調べることができる。(30代/女性)
メインバンクなので、良き相談相手でもあるし、永年の取引で安心と信頼感があります。(60代以上/男性)
担当者が専門的な知識を持ち相場が大きく動いた時など根拠を持って説明してくれる。(40代/男性)
63.9点
土日に窓口が開いてるのもとてもありがたいが、さらに電話にて為替情報をお知らせしてくださり、とてもお得な取引ができたこと。(40代/女性)
その他の口コミ・評判
特に不便は感じられないので、不満が生じないところが良いところ。しつこい勧誘がないところも良い。(60代以上/男性)
普通預金と定期預金の金利が良い。日本円との金利の差が大きいので預けておくだけで有利だと思う。(40代/男性)
24時間いつでも都合のよい時に取引ができることと、為替手数料が他より安いこと。(50代/女性)
金利キャンペーンを定期的にやっているので、良いタイミングで参加できるから。(40代/男性)
63.1点
専任担当者が個室で対応してすべてやってくれてましたので、窓口に行く必要がない。(50代/男性)
その他の口コミ・評判
国内預金金利が非常に低利な中、多少成りとも安定した預金先として利用できること。(50代/男性)
窓口担当の接客が感じがよく分かりやすい説明と親切さが良かった。(60代以上/女性)
担当営業の方がいつも親身になってしっかり対応してくれたこと。(40代/男性)
電話の問い合わせに迅速に回答してもらえること。(60代以上/女性)
規定人数の半数以上の回答があり、総合得点が60.0点以上の企業です。
証券口座との親和性や円や外貨の交換取引のしやすさ、株式や海外債券の購入、配当や利息の受取、運用に時間差無く、適度に可能な点が、私には最適です。(60代以上/男性)
その他の口コミ・評判
大和証券を利用しているので、使い勝手が良い。懸賞預金が有る。(60代以上/女性)
主要な通貨が色々充実していて、選択肢が多いので良い。(50代/男性)
運用利回りと使い勝手の良さ、手数料の安さ、簡便さ等。(60代以上/男性)
担当者が高い金利の商品を案内してくれる。(60代以上/女性)
20年ほど前から始めた時は、金利もよく近くにATMがあったが、今は、世界の動きの指針として、ドルの価格を知る切っ掛けにしている。(50代/女性)
その他の口コミ・評判
簡単に売買出来る。買った外貨を翌日でも売る事が出来る。(60代以上/男性)
キャンペーンで手数料がネット銀行と同等ぐらいになった。(40代/女性)
インターネット取引が簡単にできること。(60代以上/女性)
アプリ操作で簡単に購入、売却できる点。(40代/男性)
オリコン顧客満足度調査では、実際にサービスを利用した4,747人にアンケート調査を実施。
満足度に関する回答を基に、調査企業66社を対象にした「外貨預金」ランキングを発表しています。
総合満足度だけでなく、取引メニュー、カスタマーサポート、金利など様々な切り口から「外貨預金」を評価。さらに回答者の口コミや評判といった、実際のユーザーの声も掲載しています。
取引手数料だけでなく、“ユーザー満足度”からもサービスを比較し、「外貨預金」選びにお役立てください。
外貨預金とは日本円を米ドルやユーロといった海外の通貨に交換して、預け入れる預金のことです。外貨は日本円よりも金利が高い傾向があるため、円で預金しておくよりも高い利息が期待できます。
また外貨預金は預入時に定められた為替レートで円から外貨に交換しますが、満期を迎えて外貨を円に戻して受け取る際、円安になっていれば利息以外にも利益が得られ、円高になっていると損失が生じる場合がある点には注意が必要です。
■外貨預金の種類
外貨預金には主に普通預金と定期預金の2種類があります。
外貨普通預金
いつでも預けたり、引き出したりできる預金のことで、預入期間に定めがありません。一般的に変動金利のため、預入期間中に金利が変動することがあります。
また「外貨積立サービス」がある外貨普通預金であれば、自動で毎日・毎週・毎月など定期的に円で外貨を買い付け、積み立てていくことも可能です。
外貨定期預金
1ヶ月、3ヶ月、1年などあらかじめ預入期間(満期)が決まっており、満期までは原則解約ができない預金のことです。そのため一般的に外貨普通預金に比べて金利が高い傾向にあります。
@円預金よりも高金利
外貨預金は高い金利で預入できるため、日本の普通預金や定期預金よりも高い利息が受け取れる場合があります。日本円で1年ものの定期預金に預け入れた場合の金利は高いところで0.1〜0.3%程度となっています。一方、米ドル1年ものの定期預金なら5.0%程度の金利もめずらしくありません。
A為替差益が得られる
外貨預金のように海外の通貨で運用する商品は、為替レートの値動きによっては利益を得られる場合があります。為替レートの値動きによって得られる利益のことを、為替差益と言います。
例えば100万円を1ドル100円のときにドルに交換すると1万ドルになります。その後、円安となり、1ドル101円のときに1万ドルを円に交換すると、101万円が受け取れます。
このように外貨預金は金利だけではなく、円に交換するときの為替レートによっても利益が出る可能性があるのです。
B初心者でもはじめやすい
外貨預金は金融機関に口座開設をするだけで始められます。どの外貨で始めるかを選ぶ必要はありますが、株式投資や投資信託ほど選択肢が多くありません。そのため外貨預金は初心者でもはじめやすい運用方法と言えるでしょう。
C通貨分散によってリスクヘッジ
ヘッジとは「回避」という意味があります。通貨分散をすることで、為替レートの変動による資産価値の減少を回避することが可能です。
円安による円の価値低下を回避するには、円だけでなくドル資産も併せ持つ方法が有効です。
円だけでなく米ドルも保有していれば、円の価値が低下しても、円安で米ドル資産の価値が上がるため、全体として自身の保有している資産価値の低下を抑えられます。
@為替手数料が発生する
外貨預金は円を外貨に交換して預入しますが、交換する際に為替手数料が発生します。また外貨から円に戻すときにも同様の為替手数料がかかります。為替手数料は金融機関ごと、通貨ごとに異なりますが、米ドルで店頭取引の場合、片道1ドルあたり1円程度が相場です。
そのため外貨預金を始めてすぐに解約をすると、十分利息が増えていないことから、為替手数料をカバーできずに元本割れする可能性があります。
ただしインターネットによる取引であれば、為替手数料が抑えられている場合があります。
A元本割れのリスク
外貨預金は為替手数料で元本割れする可能性もありますが、外貨から円に戻すタイミングによっても元本割れする場合があります。
100万円を1ドル100円のときに1万ドルに交換、1年後仮に5.0%の利息が付き、1万500ドルになっていたとします。しかし仮に円に換金するときに円高で1ドル90円になっていた場合、利息が上乗せされているにもかかわらず受け取れる金額は94万5,000円と元本割れしています。
このように外貨預金を円に換金する際、為替レートの値動きによって生じる損失のことを、為替差損と言います。
Bペイオフの対象とならない
ペイオフとは「預金保険制度」のことで、お金を預け入れている金融機関が破綻しても、1金融機関あたり1,000万円とその利息分までは保護される制度です。
外貨預金はペイオフの対象外となっているため、仮に金融機関が破綻しても、保証されずに預け入れている外貨預金がそのまま損失になる可能性があります。
C条件によっては確定申告が必要になり手間が増える
外貨預金には利息と為替差益の2つの利益があり、そのうち利息に関する税金は自動的に差し引かれるため確定申告は不要ですが、為替差益は確定申告が必要になる場合があります。
利息 |
為替差益 |
|
所得の種類 |
利子所得 |
雑所得 |
課税方式 |
源泉分離課税 |
総合課税 |
税率 |
20.315% |
所得に応じた所得税率と住民税10% |
確定申告 |
不要 |
原則必要 |
為替差益が出ても確定申告が不要なケースは以下の通りです。
●年収2,000万円以下の会社員で、給与所得を1か所から受けていて、かつそのすべてが源泉徴収の対象となる場合で、為替差益を含めた給与以外の所得の合計が20万円以下の場合
●自営業やフリーランス、無職で年間所得が基礎控除48万円以下の場合
また為替差損が出た場合は確定申告が不要ですが、他の雑所得で利益が出ているときなど、確定申告をしたほうが良い場合があります。
通貨を分散する
通貨の分散がリスクを抑えるのに有効なのは、複数の通貨に分散させておくと、1つの通貨で為替差損が生じても、残りの通貨で為替差益が生じていれば、為替差損を一定程度カバーできることが期待できるためです。
預入時期を分散する
預入時期を分散させる「ドルコスト平均法」もリスクを抑える効果があります。
これは「一定期間ごとに決まった金額を運用する」運用手法です。具体的には、毎月1万円や2万円というように定期的に積み立てていく運用手法がドルコスト平均法です。
これを長期間継続することで、円でドルを交換(購入)するときの平均購入単価が下がり、為替レートの変動によるリスクを抑えることができるのです。
長期運用する
外貨預金のように値動きをする商品は、長期運用をする程多くの利息が得られ、ドルコスト平均法の効果が高まる傾向があるため、長期運用をする程リスクを抑えやすくなります。
情報収集をかかさない
為替差益や為替損益が生じる要因となる為替レートは、さまざまな経済指標や、要人発言で大きく変動する場合があります。
こうした経済指標の発表や要人発言が行われるスケジュールは、新聞やニュース、金融機関のサイトなどで確認できることがあるため、知っておくと良いでしょう。
大きく為替レートが変動する可能性があるときは、運用方針を見直すことで損失が少なくなることもあります。
余裕資金で運用する
外貨預金で運用するときは、余裕資金を使うようにしましょう。
【監修者:CFP(R) 金子賢司 】
「外貨預金のメリット・デメリットとは?リスク対策や始め方を解説」はこちら
外貨預金で得た利益にかかる税金の仕組みや税率を理解することは大切です。また場合によっては、確定申告が必要になることもあります。 外貨預金の税金について、初心者にも分かりやすく解説をしていこうと思います。今回は、預金対象者を、法人を除く個人に限定して解説をします。
外貨預金には、実は2つの税金が存在します。一つは利息に対する税金ともう一つは為替差益が発生した場合の差益に対する税金です。
外貨預金の利息にかかる税金
外貨預金の利息は、「利子所得」に該当し、日本円の預金同様に、原則として所得税15.315%(復興税含む)と住民税5%の計20.315%を源泉分離課税として徴収されます。よって、利息は日本円の預金と同様にそのまま受け取って終わりです。
外貨預金の為替差益にかかる税金
外貨預金によって為替差益が発生した所得は、「雑所得」に該当します。雑所得の場合、他の所得と合算して計算をするため、原則として確定申告が必要です。
・外貨預金で確定申告が必要なケース
外貨預金の外貨を日本円に交換して、為替を「確定」したときに為替差益が生じるが、確定していない状態を「含み益」と呼び、この段階ではまだ確定申告は不要ですが、日本円に交換をして為替差益が確定したときに確定申告が必要になります。
米ドル建て外貨預金に預入していた資産を、ユーロやオーストラリアドルなどの日本円以外の別な外貨に交換した場合はどうなるのでしょうか。実はこの場合も確定申告が必要になります。考え方としては、米ドルを一旦日本円に交換して、別な外貨に交換して預金したと考えるためです。この場合は、一旦日本円に交換した時に発生する為替差益が雑所得となります。
・外貨預金で確定申告が不要なケース
年収が2,000万円以下の給与所得者であり、給与所得および退職所得以外で為替差益を含めた所得が年間で20万円以下の場合は申告不要です。ただし、給与を2カ所以上の会社から得ている場合は、そもそも確定申告をしなければなりません。なお、為替差益ではなく為替差損が生じた場合は、確定申告によって黒字の雑所得から控除することが可能です。
また、確定申告が不要であったとしても、地方税にあたる住民税の申告が必要な場合があります。次にそれを説明します。
・外貨預金で住民税の申告が必要なケース
住民税の申告を行う必要があるのは、次のような人です。
1. 給与所得以外の所得がある人
2. 公的年金以外の所得がある人
3. 確定申告をする前の年の1月1日時点での住所登録されている場所と同じ親族の扶養家族になっていない人
これらのどれかに該当する場合は、住所を管轄する役所で住民税の申告手続きが必要となるので、自身で管轄の自治体に問い合わせをしましょう。
Q. 外貨預金の為替差益が出た場合は、確定申告が原則必要だというのは理解できたが、為替差損が出た場合は、確定申告をした方がいいですか?主な収入は公的年金です。
A. 為替差損が出た場合は、他の黒字化した雑所得と通算することができます。例えば、年金収入で240万円で、為替差損が20万円あった場合、年金収入240万円から20万円分を差し引いて所得税と住民税が計算されます。
Q. 専業主婦で外貨預金をしています。30万円の為替差益が出ましたが、確定申告が必要ですよね?
A. 専業主婦の方や無職の方、また個人事業主の方などは、所得税の基礎控除である48万円を超えたら確定申告が必要ですが、本ケースでは30万円ですので、確定申告は不要になります。
【監修者:CFP(R)/投資教育家 市川雄一郎】
サンプル数
4,747人
この外貨預金ランキングは、
オリコンの以下の調査に基づいています。
※オリコン顧客満足度ランキングは、データクリーニング(回収したデータから不正回答や異常値を排除)
および調査対象者条件から外れた回答を除外した上で作成しています。
※「総合ランキング」、「評価項目別」、部門の「業態別」においては有効回答者数が規定人数を満たした企業のみランクイン対象となります。その他の部門においては有効回答者数が規定人数の半数以上の企業がランクイン対象となります。
※総合得点が60.0点以上で、他人に薦めたくないと回答した人の割合が基準値以下の企業がランクイン対象となります。
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・評価項目(小項目)
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・他者推奨意向理由
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