セカンドカー割引で2台目の自動車保険が割安に!条件や注意点を解説

セカンドカー割引で2台目の自動車保険が割安に!条件や注意点を解説

同世帯で複数台の車を所有する場合、自動車保険の「セカンドカー割引」で保険料がお得になることをご存じでしょうか。2台目の車を購入予定の人の中には、自動車保険の保険料が割安になるならぜひ活用したいと考えている人も多いはずです。
今回は、セカンドカー割引の概要と適用される条件についてわかりやすく解説します。セカンドカー割引を利用する際の注意点と併せて見ていきましょう。

セカンドカー割引で7等級からスタートできる

セカンドカー割引とは、2台目以降の車において自動車保険の等級が7等級からスタートできる割引制度のことです。通常、初めて自動車保険を契約する場合には6等級からスタートとなります。

新規契約の場合、6等級の保険料は3%割増となる一方で、7等級の保険料は38%割引(※)となるため、割安な保険料で自動車保険に加入できるのです。なお、セカンドカー割引は、1台目と2台目で異なる保険会社の自動車保険を契約する場合も適用できます。
※損害保険料算出機機構「【自動車保険】参考純率改定のご案内」

等級(ノンフリート等級)と割引増率の関係は、こちらに詳しくまとめています

セカンドカー割引の適用条件

セカンドカー割引を適用するには、1台目と2台目以降の車それぞれに満たすべき条件があります。保険会社によって適用条件が異なるケースもありますが、一般的な適用条件は次の6つです。

1台目の自動車保険の等級が11等級以上であること

セカンドカー割引が適用されるには、2台目の保険開始日時点で、1台目の自動車保険の等級が11等級以上の必要があります。現状では1台目の等級が11等級以上であっても、事故有などの理由により2台目の保険開始日時点で等級が下がる場合には注意が必要です。

1台目の所有者が個人であること

セカンドカー割引が適用されるには、1台目の所有者が個人であることも条件です。1台目が法人名義の場合には適用されません。1台目の車をローン契約やリース契約している場合、所有者がローン会社やリース会社となりますが、車検証に記載されている「使用者」が個人名であれば、セカンドカー割引の適用対象となります。

1台目および2台目の車の用途車種が自家用8車種であること

セカンドカー割引の適用対象となるには、1台目・2台目がいずれも「自家用8車種」である必要があります。車種がわからない場合は、ナンバープレートの色と分類番号を確認するといいでしょう。自家用8車種に該当するのは下記の車です。

自家用8車種
・自家用普通乗用車(白地3ナンバー)
・自家用小型乗用車(白地5ナンバー・7ナンバー)
・自家用軽四駆乗用車(黄色地5ナンバー・7ナンバー)
・自家用小型貨物車(白地4ナンバー)
・自家用軽四輪貨物車(黄色地4ナンバー・6ナンバー)
・自家用普通貨物車(最大積載量0.5t以下/白地1ナンバー)
・自家用普通貨物車(最大積載量0.5t超2t以下/白地1ナンバー)
・特殊用途自動車(キャンピング車/白地8ナンバー)

2台目が新規の保険契約であること

2台目の車が新規の保険契約であることも、セカンドカー割引が適用される条件のひとつです。新車か中古車かの違いではなく、保険契約が新規であることが条件となる点に注意してください。

2台目の所有者が個人かつ、条件に該当すること

セカンドカー割引を適用するには、2台目の所有者が個人であることも必要です。さらに、2台目の所有者が、次のいずれかに該当しなければなりません。

2台目の所有者に関する条件
(1)1台目の契約の記名被保険者
(2)(1)の配偶者
(3)(1)または(2)の同居の親族
(4)1台目の車の所有者

ただし、これらの条件は保険会社によって異なるケースがあります。詳細な条件は保険会社の商品パンフレットなどを確認するか、お客さま相談窓口などに問い合わせましょう。

2台目の記名被保険者が個人かつ、条件に該当すること

2台目の記名被保険者が個人であることも、セカンドカー割引を適用するための条件です。加えて、2台目の記名被保険者が、次のいずれかに該当している必要があります。

2台目の記名被保険者に関する条件
(1)1台目の契約の記名被保険者
(2)(1)の配偶者
(3)(1)または(2)の同居の親族

2台目の記名被保険者に関しても、車の所有者と同様に保険会社によって条件が異なるケースがあります。具体的な条件については、必ず保険会社の商品パンフレットで確認したり、お客さま相談窓口に問い合わせたりして確認しておくことが大切です。

セカンドカー割引を利用する際の注意点

セカンドカー割引を利用する際の注意点

セカンドカー割引を利用する際には、いくつか注意しておくべきポイントがあります。特に次の2点については必ず押さえておきましょう。

手続きは余裕を持って行う

セカンドカー割引の適用を受けるにあたり、契約者側が行うべき手続きは2台目の新規申込とセカンドカー割引の適用申請です。ただし、セカンドカー割引の適用可否を保険会社が判断する際、情報の確認を行う必要があります。通常の新規契約と比べて手続きに時間がかかることが想定されるため、手続きは余裕を持って行うことが大切です。

1台目とは契約する保険会社を変える場合などは、比較検討に時間を要することも考えられます。できるだけ早めに手続きを進めるようにしましょう。

特約や補償内容が重複しないよう注意する

1台目と2台目以降の自動車保険で、特約や補償内容が重複しないように注意してください。例えば、人身傷害保険などには契約車両以外の補償も含まれていることがあります。2台目以降の車で新たに人身傷害保険に加入してしまうと、1台目と2台目で保険料を重複して支払うことにもなりかねません。保険料を節約するためにも、1台目と2台目以降の補償内容をしっかりと確認しておくことが大切です。

自動車保険の特約について、詳しくはこちらにまとめています

セカンドカー割引の仕組みや適用条件を理解して、保険料を抑えよう

セカンドカー割引は自分か配偶者または同居の親族が車を所有しており、1台目の任意保険が11等級以上であれば、2台目の契約を7等級からスタートできる制度です。ただし、セカンドカー割引の適用にはさまざまな条件があります。セカンドカー割引の仕組みを理解して、保険料を効果的に抑えましょう。

また、自動車保険を安く抑えるには、複数の保険会社を比較・検討することも大切です。
オリコンでは日本最大級の規模で調査を行い、毎年自動車保険満足度ランキングを発表しています。保険料や事故対応、加入者の年代など、さまざまな視点のランキングを確認できますので、保険会社選びの参考にしてください。

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自動車保険選びのポイント

任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

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