チャートの基本 「ローソク足」って?
上下に飛び出している棒は「ヒゲ」と呼ばれ、ヒゲの一番上が、その期間で記録した株価の最高値(たかね/その期間でもっとも高くなったときの株価)を表し、一番下が最安値(やすね/その期間でもっとも安くなったときの株価)を表す。つまり、上から下までが、その期間の値動きの幅を示している、ということ。
そして、ローソクの胴体部分を見てみると、白い胴体(陽線)はその期間に値上がりしたことを示していて、底辺が「始値」(はじめね/その期間の始めの株価)、上辺が「終値」(おわりね/その期間の終わりの株価)となる。逆に、黒い胴体(陰線)は値下 がりを示していて底辺が「終値」、上辺が「始値」だ。胴体が長いほど、その期間で大きく株価が動いた、ということになる。
・白いローソクは始値より終値の方が高い
・黒いローソクは終値より始値の方が高い(始値より終値の方が低い)
・縦に長いほど大きく値動きしている
このように、ローソク足の読み方を知ることが、チャートを使いこなすための第一歩といえる。
株価の流れを読む「移動平均線」をチェック!
つまり、短期的には値上げ・値下げを繰り返していても、この移動平均線が上昇しているのか、あるいは下降気味なのかによって、値動きの傾向(トレンド)を知ることができるということ。ローソク足と合わせて、しっかりチェックしておきたい。
株価チャートと合わせてチェックしたい「会社四季報」
そして、チャートとともにしっかりおさえておきたいのは「会社四季報」のデータだ。株取引にあまりなじみのない人でも、この名前は聞いたことがあるのでは?
こちらは東洋経済新報社が各企業の業績や近年の株価推移、今後の事業の見通しなどがまとめたもので、年に4回発表される。中長期的な株式投資を考えるならばぜひチェックしておきたい、株式投資家のマストアイテムだ。
会社四季報では各企業の基礎的なプロフィールのほか、株主が出資したお金からどれだけ利益をあげているかをチェックする「ROE(株主資本利益率)」や、今後の成長を予測するために使える「設備投資総額」など、さまざまな指標や数値を確認することができる。
SBI証券、楽天証券、GMOクリック証券など、口座を開設するだけで無料閲覧できる証券会社もあるので、自分が株の購入を検討している会社がどんな状態にあるのか、深く知りたい人はチェックしてみよう。