株主優待生活の“桐谷さん”が伝授!「銘柄の選び方」と「割安株の見つけ方」
割安株の見つけ方や、投資デビューを考えている初心者に向けた、株主優待付き銘柄の選び方のポイントをアドバイスした。
初心者向け株主優待付き銘柄、キーワードは“5万円以下・優待+配当利回り5〜6%”
さらにトークショーの中盤には、手作りの“株価グラフ”が登場。1990年代から現在までの日経平均株価の推移や、利益を得た銘柄、大失敗した銘柄など保有株価の値動きを紹介し、その正確で緻密な記録力で、参加者たちをうならせた。
雑誌でおすすめ銘柄を紹介する機会が多い桐谷さんだが、株価は常に変動するので「取材を受けた時と状況が大きく変わることも多く、購入時は必ず調べて」と注意を促した。『会社四季報』などが読めないという桐谷さんが参考にしているデータは「PBR(株価純資産倍率)」、「PER(株価収益率)」、「配当」の3点。PBRが1倍以下、PERが15倍以下、配当4%以上の“割安株”とされる銘柄への投資を薦めた。ちなみに、これらのデータはネット証券のスクリーニング機能を使えば初心者でも簡単に調べられ、桐谷さんも活用しているそうだ。
多忙すぎて「株主優待が使い切れないかも」
また、持参した優待品なども併せて紹介。檀上で突然履いていたウォーキングシューズを脱ぎ始め、「優待で手に入れました」と力説し、笑いをさらった。
およそ50分にわたったトークショーには、仕事帰りと思われるスーツ姿のサラリーマンなど、立ち見も含め50名ほどが参加。司会は著書『桐谷さんが教えるはじめての株主優待』(総合法令出版)の編集を担当した大島永理乃氏が務めた。