配当割引モデル

 配当割引モデルとは、理論株価を算出する方法のひとつで、「dividend discount model」を略して「DDM」とも呼ばれる。投資家が株を保有し続けることで、将来得られる配当という現金収入に着目した考え方である。

 理論株価は、予想される1株あたりの配当金を期待収益率(投資家の要求する利回り)で割り引いて算出する。
 最も単純なゼロ成長モデルの場合、配当金50円で期待収益率5%であれば、理論株価は1000円(50円÷5%)となる。この値と実際の株価を比較し、割高か割安かを判断する。
ワンポイント
 配当金は、経営判断により変更されることもあるため、見通すのは難しいが、代表的なものとして、将来の配当金が一定であると仮定して算出する「ゼロ成長(配当割引)モデル」や、将来の配当金が一定の割合で増えると仮定して算出する「定率成長(配当割引)モデル」などを用いる。
理論株価

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