株初心者がネット証券を選ぶ時のポイント
ポイント@手数料
手数料で注目するべきことは、「自分のよく利用する範囲の金額の手数料が安いか否か」です。例えばSBI証券では、10万円までならば1約定毎の手数料は150円ですが、マネックス証券では10万円までならば1約定毎の手数料は108円と安くなっています。一方で、50万円から100万円の場合は、SBI証券は525円、マネックス証券は1080円(PC成功注文)となり、金額によって違うことが分かります。また、約定毎ではなく、1日の約定の合計に対して手数料がかかる定額プランのようなものもあります。
ポイントAシェア
そして、それらの口座開設数が下の表です。
SBI証券
348万
楽天証券
225万
マネックス証券
169万
松井証券
109万
カブドットコム証券
105万
GMOクリック証券
31万
SBI証券が圧倒的なトップですが、他の証券会社もかなりの量の口座が開設されています。もしこれ以外のネット証券会社から口座を開設する場合は、これらの主要なネット証券と比べて、シェアはどのようなのかを比較してみるといいでしょう。
ポイントB取扱商品
例えばSBI証券や楽天証券は、米国株・中国株・アセアン株など様々な種類の株を扱っています。マネックス証券は米国株に強みを持ち、GMOクリック証券は米国株と中国株をカバーしています。一方で松井証券やカブドットコム証券は外国株の取り扱いが豊富ではありません。将来的に海外の株を取引したいのであれば、しっかりと外国株を取り扱っている証券会社で口座を開設するのも一考でしょう。
また、IPO(新規公開株)の取り扱いの豊富さにも注目すべきでしょう。IPOは比較的利益も得やすく、人気の株です。これの取扱数や手に入りやすさが高ければ高いほど良いと言えます。
SBI証券や楽天証券は、シェア自体も大きいので、IPOの取扱数も多いです。しかし、その分購入を希望する競争相手が多いことにも注意しましょう。逆にシェアが小さいと取扱数が少ないですが、競争相手は比較的少ないと言えるかもしれません。
このように、将来的にチャレンジをしたいのであれば、他の取扱商品にも注目するべきと言えるでしょう。
ポイントCサービス・ツール
基本的に主要なネット証券会社では、ツールはパソコン、スマホ、タブレットに対応しており、どのネット証券でも遜色はないと言えます。また、SBI証券や楽天証券、マネックス証券などではポイントプログラムも導入しており、例えば、楽天では楽天のサービスで使用可能な楽天ポイントを得ることができます。他にも、主要なネット証券ではロボアドバイザーであったり、無料のセミナーで解説をしていたりしています。特にセミナーに関しては、ネットですぐ見ることができる証券会社もあるので、視聴してみてから決めることも可能です。
初心者は手数料だけでなく、シェアや手数料、サポートしてくれるサービスを比較して、自分に合ったネット証券を選びましょう。もし迷うのであれば、複数の口座を持つことも手です。しっかりと吟味したうえで、賢く投資を進めましょう。