株式持合い
1960年代の資本の自由化に伴い、外資系企業による企業買収から逃れるために強化されたが、1990年代後半のバブル崩壊後、相互の株価下落が業績に悪影響を及ぼしたことから株式持合いの解消が進んだ。
さらに、2001年に金融機関の株式保有を制限する「銀行株式保有制限法」が成立。このため、銀行による持合い解消売りに伴う株価下落リスクを抑えようと「銀行等保有株式取得機構」(銀行が持ち合いなどで保有している株式を一時的に買い取る機構)が2002年に設置された。これにより、株式持合いの解消は急増している。
逆説的だが、株式持ち合いによる流通株式の減少が、株高を維持していたという側面もある。