ネット証券のシェアを比較してみよう!
ネット証券のシェア比較
今回は、現在業界上位に位置するSBI証券・松井証券・楽天証券・GMOクリック証券・マネックス証券・カブドットコム証券の6つについて比較を行います。比較するポイントは、「口座開設数」と「営業収益」です。
まずは「口座開設数」です。これは各社が発表している2017年3月時点でのデータを参考にしています。各社の開設数とシェアは以下のようになっています。
SBI証券
348万
楽天証券
225万
マネックス証券
169万
松井証券
109万
カブドットコム証券
105万
GMOクリック証券
31万
次に「営業収益」です。これは平成30年3月期第2四半期決算短信(平成29年4月1日〜平成29年9月30日)のデータを参考にしています。
そしてその中でも特に、SBI証券が圧倒的なトップを誇っており、そのあとに口座開設数と同様に、楽天証券・マネックス証券・松井証券と続いています。口座開設数と異なり、GMOクリック証券とカブドットコム証券の順位が入れ替わっています。
シェアで見るおすすめのネット証券
■SBI証券
まず、注目したい点は業界最安値水準の手数料の安さです。「スタンダードプラン」であれば、1注文の約定代金10万円まで手数料150円「アクティブプラン」であれば、1日の約定代金10万円までは手数料0円です。少額取引が多い初心者にとってはありがたい手数料の安さですし、以降の手数料も業界の中では非常に安い水準です。
そして、SBI証券の最大の魅力が、投資チャネルの広さです。国内株式は勿論、海外株や投信や債券、FXなど様々な投資チャネルが用意されており、その利便性が圧倒的なシェアを支えている要因と言えるでしょう。また、トレーディングツールの「HYPER SBI」や豊富なマーケット情報などを提供しており、初心者へのサポートも充実していると言えます、
■楽天証券
魅力としてまず挙げられるのが、SBI証券と同水準の手数料の安さです。また、取引に応じて楽天ポイントも貯まるので楽天ユーザーにとってはありがたいです。もう一つが、取引ツールの「MARKET SPEED」と「iSPEED」です。国内株式・米国株式・為替や海外先物など、様々な商品取引を、リアルタイムかつ豊富な情報でサポートしてくれます。
■マネックス証券
約定代金50万円までなら手数料はかなり安い水準であると言えます。また、海外株も豊富で、米国株や中国株、新興国株ファンドなどの商品を取り扱っています。加えて、取引に伴いマイルなどと交換できるマネックスポイントと交換できるのも魅力といえます。
■松井証券
1日当たりの約定金が10万円まで無料であり、さらに開設後6ヶ月間までは30万円まで無料なので、まず株を初めてみたいという少額取引が多い初心者にとって安心のネット証券会社と言えるでしょう。また、さまざまなツールも無料で利用でき、スマホからの利用も簡単で、情報も手軽に得ることができます、トレードツールも分かり易く無料で利用できます。
■GMOクリック証券
1約定毎の手数料がかなり安いと言えます。特に1約定3000万円まででも、手数料は900円と安く、幅広い金額で手数料が安いです。また、分析ツール利用も、様々なツールが用意されており、PCやスマホなどから簡単に行うことができるので、忙しい方にもおススメと言えるでしょう。
■カブドットコム証券
少額取引の手数料が安く、1約定50万円以下であれば、手数料は270円まで抑えられます。また、MUFGグループであることから、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、三菱経済研究所などの、信頼性のある機関からの情報を得ることができます。
以上、ネット証券のシェアを元に、各証券会社の特徴を概説していきました。シェアの高いものほど信頼感はありますが、それぞれに特徴があります。自分に合っているネット証券を選びましょう。