楽天証券のメリット・デメリットは?おすすめできる人の特徴を解説
証券会社を選ぶ際は、さまざまな証券会社のメリットとデメリットの双方を把握して、自分に最適な会社を選ぶことが重要です。本記事では、楽天証券のメリット・デメリットや、楽天証券をおすすめできる人の特徴について解説します。
※楽天グループ株式会社「国内(証券単体)最多!楽天証券、証券総合口座数1,100万口座達成のお知らせ」(2024年4月16日参照)
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目次
楽天証券のメリット
国内株式の取引手数料が条件を満たせば無料になる
楽天証券の国内株式の取引手数料については、1回の取引の約定代金によって手数料が決まる「超割コース」や、1日の約定代金の合計額で取引手数料が決まる「いちにち定額コース」などとともに、手数料を無料にする「ゼロコース」というプランが提供されています。
ゼロコースは、下記2点の条件を満たせば手数料が無料です。
<楽天証券のゼロコースにおける手数料無料の条件>
- 楽天証券が運営する取引のマッチングシステム「Rクロス?」の利用への同意
- 複数の市場から最良価格がある市場を自動的に選んで注文するシステム「SOR」の利用への同意
取引手数料を抑えることは、投資によって得られる利益の拡大に直結するため、取引手数料を少しでも抑えることが重要です。国内株式の取引で少しでも手数料を抑えたい場合は、楽天証券は有力な選択肢になるでしょう。
主なネット証券の手数料については、下記の記事をご覧ください。
取扱商品の種類が幅広い
<楽天証券の投資商品の主なラインナップ>
- 国内株式
- 外国株式
- 投資信託
- NISA
- FX
- 債券
- 金、プラチナ、銀
- iDeCo
- CFD
- 先物、オプション
国内株式はどの証券会社でも取り扱っていますが、そのほかの商品ラインナップは、証券会社によって異なります。
例えば、ほかのネット証券では金、プラチナ、銀などを取り扱っていない場合もあるため、投資したい商品が決まっている場合は、その商品を取り扱っている証券会社を選ぶことが必要です。
楽天証券であれば、上記のように幅広い商品を取り扱っているため、投資の幅を広げたくなった場合でも新たに別の証券会社で口座を開設しなければならなくなる可能性は低くなります。
楽天ポイントが貯まる
楽天証券では、貯めるポイントの設定で「楽天ポイントコース」を選べば、さまざまな取引で楽天ポイントを貯めることが可能です。
例えば、投資信託を楽天カードで決済して積み立てた際に、最大で決済額の1%分の楽天ポイントを取得できます。さらに、投資信託の保有残高に応じたポイント付与サービスもあります。
ほかにも、株式取引などで取引手数料がかかった場合にも手数料に応じたポイントを獲得できるため、普段から楽天ポイントを貯めている人にとって、楽天証券は魅力的な選択肢となるでしょう。
楽天ポイントで投資ができる
楽天証券でのポイント投資は、楽天証券で口座を開設し、楽天ポイントコースに登録するだけで始められます。現金や預貯金を使わずに、手軽に投資を始められる点は、投資に慣れていない初心者にとっては魅力的なのではないでしょうか。
投資情報が充実している
楽天証券には、無料で公開しているオウンドメディア「トウシル」があり、マーケットの情報はもちろん、家計にまつわるテクニックなど、投資初心者から経験者まで幅広い層に向けた情報を発信しています。楽天証券で口座を開設することで、トウシルのメールマガジンサービスを利用することが可能です。
また、楽天証券で口座を開設すると、本来は利用料金がかかる日本経済新聞社のデータベースサービス「日経テレコン」も無料で利用できるようになります。提供される情報は、楽天証券用にカスタマイズされた情報ですが、投資の参考になるさまざまなビジネス情報にアクセスできます。
楽天銀行との連携で入出金に手間がかからない
証券会社で投資を行う場合、投資のために必要な資金を証券口座に入金しなければなりません。投資を行う際に証券口座の資金が不足していたら、銀行預金などから資金を移動する必要があります。インターネットバンキングで即時入金できるケースもありますが、銀行のインターネットバンキング用Webサイトにログインする手間はかかります。
一方、楽天銀行と楽天証券に口座を持っていて、「マネーブリッジ」というサービスに登録すれば、自動入出金の設定をすることが可能です。
インターネットバンキングにログインしなくても、証券口座に資金が不足していれば自動的に銀行口座から入金が行われ、証券口座に余った資金があれば自動的に銀行口座に移動されます。
マネーブリッジでは、楽天銀行の普通預金の金利でも、優遇金利を適用できます。楽天銀行に預金していて、証券口座でスムーズに入出金をしたい場合は、楽天証券での口座開設を検討してもいいでしょう。
楽天証券のデメリット
アプリで投資信託を購入できない
スマートフォンサイトで投資信託を購入することは可能ですが、ログインの手間はかかります。
対面のサポート窓口がない
資産運用について対面で相談したい場合は、IFAと呼ばれる外部の提携業者が対応し、手数料などが適用される可能性があります。
対面のサポート窓口がない点は、ネット証券全般にあてはまる特徴でもあるため、充実した対面のサポートを受けたい場合は、対面型の証券会社を選びましょう。
楽天証券をおすすめできる人の特徴
楽天証券では、さまざまな方法で楽天ポイントを取得できるため、楽天ポイントを貯めたい人にとって楽天証券は有力な選択肢となります。また、楽天銀行の口座がある人は、自動入出金や優遇金利を活用できるため、預金と投資商品で効率的に資産形成をしていくことが可能です。
対面のサポート窓口がない点はデメリットですが、自己判断によってインターネットで投資商品を取引することに抵抗がなく、対面のサポートに必要性を感じていない人には、楽天証券はおすすめです。
ネット証券の選び方については、下記の記事をご覧ください。
楽天証券のメリットとデメリットを把握して、口座開設先を選ぼう
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