SBI証券と松井証券を徹底比較!手数料やNISAの違いを解説
本記事では、SBI証券と松井証券の特徴を13項目で比較し、それぞれの証券会社に向いている人の特徴を解説します。
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目次
- SBI証券と松井証券の比較1 口座開設数
- SBI証券と松井証券の比較2 国内株式の取引手数料
- SBI証券と松井証券の比較3 取り扱う外国株式の種類
- SBI証券と松井証券の比較4 米国株式の取扱銘柄数
- SBI証券と松井証券の比較5 投資信託の取扱銘柄数
- SBI証券と松井証券の比較6 NISAの取扱銘柄数
- SBI証券と松井証券の比較7 iDeCoの取扱銘柄数
- SBI証券と松井証券の比較8 IPOの取扱数
- SBI証券と松井証券の比較9 貯められるポイントの種類
- SBI証券と松井証券の比較10 クレカ積立制度
- SBI証券と松井証券の比較11 投資信託の残高に対するポイント制度
- SBI証券と松井証券の比較12 ポイント投資の対象
- SBI証券と松井証券の比較13 顧客サポート
- SBI証券に向いている人
- 松井証券に向いている人
- SBI証券と松井証券の特徴を踏まえて証券会社を選ぼう
SBI証券と松井証券の比較1 口座開設数
・SBI証券:1,245万2,000口座
・松井証券:155万128口座
SBI証券と松井証券の比較2 国内株式の取引手数料
SBI証券で国内株式の手数料が無料になるのは、取引コースについてインターネットコースを選び、下記3点の報告書を電子交付に切り替えて、インターネット取引をした場合です。
・円貨建ての取引・米国株式信用取引の各種報告書
・米国株式信用取引を除く外貨建て取引の各種報告書
・特定口座年間取引報告書
松井証券は、25歳以下であれば全員が無条件で手数料無料になります。年齢以外に条件がない分、若年者にとってはSBI証券よりも利用しやすい料金体系です。
では、無料条件を満たさない場合の手数料は、それぞれどのように設定されているのでしょうか。
SBI証券には、1日の約定代金に応じて手数料が決まるプランと1回の約定代金に応じて手数料が決まるプランの2つのプランがあり、任意で選択できる一方、松井証券は1日の約定代金に応じて手数料が決まるプランのみです。それぞれ、下記のような手数料が設定されています。
■1日の約定代金に応じて手数料が決まるプラン
約定代金 | SBI証券の手数料(アクティブプラン、税込み) | 松井証券の手数料(税込み) |
50万円まで | 無料 | 無料 |
100万円まで | 無料 | 1,100円 |
200万円まで | 1,238円 | 2,200円 |
300万円まで | 1,691円 | 以降、100万円増えるごとに1,100円ずつ加算(上限11万円) |
以降100万円ごと | 295円ずつ加算 |
約定代金 | SBI証券の手数料(スタンダードプラン、税込み) | 松井証券 |
5万円まで | 55円 | プランの提供なし |
10万円まで | 99円 | |
20万円まで | 115円 | |
50万円まで | 275円 | |
100万円まで | 535円 | |
150万円まで | 640円 | |
3,000万円まで | 1,013円 | |
3,000万円超 | 1,070円 |
SBI証券と松井証券の比較3 取り扱う外国株式の種類
・SBI証券:アメリカ、中国、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア
・松井証券:アメリカ
なお、米国株式に関しては、SBI証券も松井証券も専用のアプリを用意しており、手軽に投資ができる環境が整えられています。
SBI証券と松井証券の比較4 米国株式の取扱銘柄数
・SBI証券:4,451銘柄
・松井証券:3,518銘柄
SBI証券と松井証券の比較5 投資信託の取扱銘柄数
・SBI証券:2,567銘柄
・松井証券:1,882銘柄
SBI証券と松井証券の比較6 NISAの取扱銘柄数
・SBI証券:225銘柄
・松井証券:230銘柄
<NISAの成長投資枠の取扱銘柄数>
・SBI証券:1,200銘柄
・松井証券:1,102銘柄
SBI証券と松井証券の比較7 iDeCoの取扱銘柄数
・SBI証券:83銘柄(元本変動型)+4銘柄(元本確保型)
・松井証券:39銘柄(元本変動型)+1銘柄(元本確保型)
投資先に迷う投資家のために、SBI証券は信託報酬率や商品の特徴を一覧で提示し、松井証券は取扱商品一覧の中で細かい選定理由を紹介しています。
なお、元本保証型で年金保険の商品は、SBI証券でなければ選択できません。
SBI証券と松井証券の比較8 IPOの取扱数
・SBI証券:91社
・松井証券:70社
一方、松井証券のIPOには、抽選申込みの時点で購入資金の事前入金が不要という特徴があります。SBI証券では抽選時点で応募した金額以上の買付余力がないと抽選対象外になってしまいますが、松井証券は当選が確定してから入金すればいいため、気軽に抽選に参加しやすいでしょう。
SBI証券と松井証券の比較9 貯められるポイントの種類
・SBI証券:Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイント
・松井証券:松井証券ポイント
一方、松井証券で貯められる松井証券ポイントは、松井証券独自のポイントです。
とはいえ、PayPayポイントやdポイントに交換できるほか、Amazonギフトカードや商品との交換も可能なため、使い道に困ることはないでしょう。
SBI証券と松井証券の比較10 クレカ積立制度
SBI証券でクレカ積立をした場合、2024年10月買付分までは0.5〜5%、11月買付分以降は0〜3%のクレジットカードのポイントを取得できます。松井証券には「MATSUI SECURITIES CARD」という提携カードはありますがクレカ積立には対応しておらず、証券投資に関連するメリットは、ショッピング利用で貯めたポイントを投資に利用できる点のみです。
SBI証券と松井証券の比較11 投資信託の残高に対するポイント制度
・SBI証券:(月間平均保有金額×投資信託ごとに定められたポイント付与率)÷365日×ポイント付与対象月の実日数
・松井証券:(月間平均保有金額×投資信託ごとに定められたポイント付与率)÷12
一方、投資信託ごとに定められたポイント還元率は、SBI証券と松井証券で異なります。SBI証券のポイント付与率は基本的には0.0175〜0.15%が設定されていて、一部銘柄については月間平均保有金額1,000万円以上で0.2%または0.25%になるなど還元率が高くなります。
松井証券のポイント還元率は、0.01〜0.97%です。
ただし、銘柄によってはSBI証券と松井証券のポイント付与率がそれほど変わらないものもあります。購入を希望している投資信託のポイント付与率を確認して検討しましょう。
なお、松井証券で投資信託残高へのポイント付与サービスを利用するためには、毎月所定のフォームからエントリーしなければいけません。SBI証券は、エントリー不要です。
SBI証券と松井証券の比較12 ポイント投資の対象
ポイント投資では、それぞれ下記のような投資商品を購入できます。
・SBI証券:投資信託(積立・スポット購入)、国内株式(現物株式、単元未満株)
・松井証券:投資信託(積立)
投資できる商品も、SBI証券では取り扱われている投資信託すべてが対象ですが、松井証券では、下記の3つの投資信託に限られます。
・ひふみプラス
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
・eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
SBI証券と松井証券の比較13 顧客サポート
・SBI証券:電話、チャット、お問い合わせフォーム
・松井証券:電話、チャット、お問い合わせフォーム
インターネットコースではなく、下記のコースを選んだ場合は投資相談が可能ですが、インターネットコースの手数料は適用されずに手数料が上がってしまうため、実質有料でのサポートといえるでしょう。
・ダイレクトコース:電話での投資相談が可能で、SBIマネープラザで申込み。担当者は原則つかない。
・IFAコース:電話などでの投資相談が可能で、指定の金融商品仲介業者に申込み。担当者は原則つかない。
・IFAコース(プランA):電話や訪問での相談が可能で、指定の金融商品仲介業者に申込み。担当者がつく。
・対面コース:対面での相談が可能で、SBIマネープラザで申込み。担当者がつく。
SBI証券に向いている人
また、SBI証券は国内株式の取引手数料を抑えたい人にも向いています。SBI証券の国内株式手数料は、簡単な手続きでクリアできる条件を満たせば無料になります。少しでもコストを抑えて株式投資をしたい人は、利用を検討してみましょう。
IPOについても、SBI証券は過去の取扱実績が豊富で、チャレンジポイント制度もあるため、IPO投資のための口座開設先としてSBI証券は有力な選択肢となります。
さまざまなシーンでメリットを得られる証券会社であるため、ほかの証券会社の口座と併用するといった使い方もできるでしょう。
松井証券に向いている人
また、投資信託保有で貯められるポイントの付与率が、銘柄によってはSBI証券よりも高めの数値が設定されているため、投資信託を長期的に保有する予定の人にもおすすめです。
松井証券では、移管手数料を負担してくれるサービスも行っているため、すでに多くの投資信託を保有していて、松井証券の高いポイント付与率を活用したい場合は、移管を検討してみるのもいいかもしれません。
SBI証券と松井証券の特徴を踏まえて証券会社を選ぼう
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