auカブコム証券とSBI証券を徹底比較!手数料やNISAの違いを解説
本記事では、auカブコム証券とSBI証券の特徴を12項目で徹底比較し、それぞれに向いている人の特徴を解説します。
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目次
- auカブコム証券とSBI証券の比較1 口座開設数
- auカブコム証券とSBI証券の比較2 国内株式の取引手数料
- auカブコム証券とSBI証券の比較3 取り扱う外国株式の種類
- auカブコム証券とSBI証券の比較4 アメリカの株式・ETF・ADRの取扱銘柄数
- auカブコム証券とSBI証券の比較5 投資信託の取扱銘柄数
- auカブコム証券とSBI証券の比較6 NISAの取扱銘柄数
- auカブコム証券とSBI証券の比較7 iDeCoの取扱銘柄数
- auカブコム証券とSBI証券の比較8 IPOの取扱数
- auカブコム証券とSBI証券の比較9 貯められるポイントの種類
- auカブコム証券とSBI証券の比較10 クレカ積立のポイント還元率
- auカブコム証券とSBI証券の比較11 ポイント投資の対象
- auカブコム証券とSBI証券の比較12 銀行提携サービスの優遇金利
- auカブコム証券に向いている人
- SBI証券に向いている人
- auカブコム証券とSBI証券の特徴を比較して、自分に合った証券会社を見つけよう
auカブコム証券とSBI証券の比較1 口座開設数
・auカブコム証券:169万5,000口座
・SBI証券:1,245万2,000口座
※株式会社SBI証券「決算説明資料〜 2024年3月期 通期 〜」(2024年5月10日)。口座数には、2019年4月末以降SBIネオモバイル証券(2024年1月9日、SBI証券と合併)の口座数、2020年10月末以降SBIネオトレード証券の口座数、2021年8月末以降FOLIO口座数を含む。
・auカブコム証券:26万3,000口座
・SBI証券:476万口座
※株式会社SBI証券「決算説明資料〜 2024年3月期 通期 〜」(2024年5月10日)
SBI証券の口座開設数はグループ全体の数字ですが、auカブコム証券を大きく上回っています。NISA口座開設数についても、SBI証券はauカブコム証券の18倍以上の数値となっており、多数のユーザーからの支持を得ているといえるでしょう。
2024年の「ネット証券 オリコン顧客満足度ランキング」でも、SBI証券は総合1位を獲得しています。
auカブコム証券とSBI証券の比較2 国内株式の取引手数料
auカブコム証券の手数料が無料になる条件は、ユーザーの年齢が25歳以下であることです。これから投資を始める若年者に優しい条件になっています。
一方、SBI証券の国内株式取引手数料が無料になる条件は、下記3点の報告書を電子交付で受け取ることです。インターネット上で郵送交付から電子交付に切り替えるだけであるため、簡単に実施できます。
・円貨建ての取引・米国株式信用取引の各種報告書
・米国株式信用取引を除く外貨建て取引の各種報告書
・特定口座年間取引報告書
auカブコム証券とSBI証券で、手数料無料の条件を満たさなかった場合の手数料は、下記のようにプランによって異なります。
■1回の約定代金に応じて手数料が決まるプラン
約定代金 | auカブコム証券の手数料(ワンショット手数料(R)コース、税込み) | SBI証券の手数料(スタンダードプラン、税込み) |
5万円まで | 55円 | 55円 |
10万円まで | 99円 | 99円 |
20万円まで | 115円 | 115円 |
50万円まで | 275円 | 275円 |
100万円まで | 535円 | 535円 |
150万円まで | 約定代金×0.099%+99円(上限4,059円) | 640円 |
3,000万円まで | 約定代金×0.099%+99円(上限4,059円) | 1,013円 |
3,000万円超 | 約定代金×0.099%+99円(上限4,059円) | 1,070円 |
約定代金 | auカブコム証券の手数料(1日定額手数料コース、税込み) | SBI証券の手数料(アクティブプラン、税込み) |
100万円まで | 無料 | 無料 |
200万円まで | 2,200円 | 1,238円 |
300万円まで | 3,300円 | 1,691円 |
以降100万円ごと | 1,100円ずつ加算 | 295円ずつ加算 |
手数料無料化の条件を満たさない場合、いずれも100万円までは同じ手数料設定ですが、100万を超える場合はSBI証券のほうが手数料を抑えることが可能です。
auカブコム証券とSBI証券の比較3 取り扱う外国株式の種類
・auカブコム証券:アメリカ
・SBI証券:アメリカ、中国、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア
auカブコム証券とSBI証券の比較4 アメリカの株式・ETF・ADRの取扱銘柄数
・auカブコム証券:1,890銘柄
・SBI証券:5,170銘柄
auカブコム証券とSBI証券の比較5 投資信託の取扱銘柄数
・auカブコム証券:1,811銘柄
・SBI証券:2,567銘柄
SBI証券が、auカブコム証券の取扱銘柄すべてをカバーしているわけではありません。
auカブコム証券とSBI証券の比較6 NISAの取扱銘柄数
・auカブコム証券:221銘柄
・SBI証券:225銘柄
<NISAの成長投資枠の取扱銘柄数>
・auカブコム証券:1,045銘柄
・SBI証券:1,166銘柄
auカブコム証券とSBI証券の比較7 iDeCoの取扱銘柄数
・auカブコム証券:26銘柄(元本変動型)+1銘柄(元本確保型)
・SBI証券:83銘柄(元本変動型)+4銘柄(元本確保型)
一方、auカブコム証券では、iDeCoの取扱銘柄を紹介するWebサイトで、「初心者向け」「中級者向け」といった形で、ユーザーのニーズに合わせた銘柄の分類を行っています。iDeCoを始めたいが銘柄をどのように選べばいいかわからないという人は、参考になる情報が得られるでしょう。
auカブコム証券とSBI証券の比較8 IPOの取扱数
・auカブコム証券:26社
・SBI証券:91社
なお、SBI証券ではIPOの抽選に外れた場合に、次回の当選確率を上げられるポイントを獲得できる、IPOチャレンジポイント制度を導入しています。
一方、auカブコム証券では平等に抽選が行われるため、口座を開設したばかりの人でも、長期的に利用している人と同じ条件での抽選参加が可能です。
auカブコム証券とSBI証券の比較9 貯められるポイントの種類
・auカブコム証券:Pontaポイント
・SBI証券:Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイント
また、SBI証券では投資信託の保有や金・銀・プラチナの購入、FX取引など、さまざまな方法でポイントを貯められますが、auカブコム証券ではクレカ積立で投資信託を購入した場合や、投資信託を保有している場合にのみポイントが加算されます。
auカブコム証券とSBI証券の比較10 クレカ積立のポイント還元率
・auカブコム証券:1%
・SBI証券:0.5〜5%(2024年10月買付分まで、11月買付分以降は0〜3%)
一方、SBI証券では、三井住友カードやタカシマヤカードなどさまざまなクレジットカードでポイントを貯められますが、還元率は利用しているクレジットカードの種類によって変わります。
高い還元率の適用を受けられるのは年会費が高額なクレジットカードとなっているため、還元されるポイントよりも年会費が上回る可能性もあります。
該当するクレジットカードを元々利用していた場合、SBI証券のほうがポイント還元率が高くなるかもしれませんが、クレカ積立のポイント還元を目的にクレジットカード作成も見込んでいる場合は、慎重な検討が必要です。
auカブコム証券とSBI証券の比較11 ポイント投資の対象
ポイント投資では、それぞれ下記のような投資商品を購入できます。
・auカブコム証券:投資信託(スポット購入)、国内株式(単元未満株)
・SBI証券:投資信託(積立・スポット購入)、国内株式(現物株式、単元未満株)
auカブコム証券とSBI証券の比較12 銀行提携サービスの優遇金利
どちらの証券会社でも、口座連携によって銀行の円普通預金金利が通常よりもアップし、下記のような優遇金利を適用できます(2024年5月22日時点)。
・auカブコム証券+auじぶん銀行:0.13%(au PAYカードの口座引き落とし設定で+0.05%、au PAYとの口座連携で+0.05%)
・SBI証券+SBI新生銀行:0.15%(提携により普通預金金利が最も高いダイヤモンドステージを適用)
・SBI証券+住信SBIネット銀行:0.03%
特にau PAYカードは、auカブコム証券のクレカ積立にも利用できるため、併用するメリットが大きいでしょう。au PAYカードの連携だけでも、金利は0.18%にアップします。
auカブコム証券に向いている人
auじぶん銀行とauカブコム証券を連携させれば、入出金をスムーズに行えるようになり、auじぶん銀行の円普通預金金利が年0.13%にアップします。au PAYカードも使えばさらに高金利になるため、預金での資産形成もしやすくなるでしょう。
また、auカブコム証券のクレカ積立で使えるau PAYカードでは、年会費無料のレギュラーカードでも1%のポイント還元を受けられます。SBI証券の場合、1%以上の高い還元率を適用するためには、基本的に年会費が設定されているカードを利用しなければなりません。
SBI証券に向いている人
SBI証券は、投資信託や海外株式などの取扱銘柄数が豊富です。通常の取引で購入できる銘柄数も、NISAやiDeCoで購入できる銘柄数も、auカブコム証券を上回っています。豊富な銘柄の中から自分に合った投資先を見つけたい人は、SBI証券の利用を検討してみましょう。
また、SBI証券では、条件を満たせば国内株式の売買手数料が無料になります。単元未満株も手数料無料で購入できます。条件の達成方法も、所定の報告書を電子化してインターネットコースを選び、インターネットで取引するだけで良いため、手間はかかりません。
IPO投資を行いたい場合も、取扱実績が豊富なSBI証券のほうが、選択肢を広げやすいといえます。さらに、チャレンジポイント制度を利用して当選確率を上げることも可能です。
ただし、IPOは複数の証券会社で同じ銘柄に申し込むことも可能であるため、auカブコム証券とSBI証券を併用するという方法もあります。
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