ETN(イーティーエヌ)
金融機関などの発行体が、その信用力をもとに、特定の指標に連動することを保証する債券であり、証券に対する裏付資産を持たないという特徴がある。そのため、ETFでは組成困難な、希少金属や通貨、農産物などのコモディティー(商品)を投資対象にすることができ、投資対象が広がるという利点がある。
一方で、担保がないことから、発行体の倒産や財務状況などによっては、価格が下落したり、無価値となる場合もあるため、投資家は発行体の信用リスクを負うこととなる。
国内ではETNもETFとして扱われているが、厳密には東証上場のSPDRゴールド・シェアは「金ETF」、大証の金価格連動型上場投資信託は「金ETN」である。