リスクプレミアム

 リスクプレミアムとは、リスクのある資産の期待収益率と無リスク資産の収益率との差のこと。金利情勢や発行体の信用力など様々な要因によって変動するため一定ではない。

 投資家が、株式など価格変動リスクの高い資産に投資する場合、国債など価格変動しない(リスクフリー)資産に投資した場合と比較して、どのくらい利益が大きければ、投資をする気になるのか、この上乗せされる部分をリスクプレミアムという。
 利益の差がなければ、リスクをとる価値はなく、リスクの高い資産に投資する場合は、そのリスクに見合うだけの十分なリスクプレミアムが必要になる。
 例えば、TOPIXの年間上昇率が5%で、長期国債の利回りが1%であった場合、リスクプレミアムは4%になる。つまり長期国債の利回り1%に、4%のリスクプレミアムを上乗せした5%以上の収益率が求められることになる。
ワンポイント
 日本の機関投資家が考える、株式投資にあたっての平均的な必要リスクプレミアムは4%程度としている。

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