自動車保険の保険料の相場ってあるの?

 自動車保険で一番気になるのが保険料でしょう。加入している自動車保険は補償内容に対して保険料が適正なのかどうか自分で判断するのは難しいものです。補償内容に対する自動車保険料の相場を知っていれば、自動車保険を選ぶ際の基準になります。ここでは自動車保険の保険料の相場を知るための3つのポイントについて解説していきます。

相場はスタンダードな補償のこと

 自動車保険を契約する際に、保険料を比較してから検討する人もいるでしょう。できれば保険料は安く抑えたいものですが、万が一事故が起きた場合、補償が不足していては意味がありません。補償内容を手厚くすればするほど保険料は高くなります。

 自動車保険の保険料は、「車について」や「主に運転する人の状況」などの個々のリスクに応じて算出されます。「車について」は、車の車種、型式、安全性能、初度登録年月、「主に車を運転する人について」は、運転者の年齢、過去の事故歴(ノンフリート等級)、補償される運転者の範囲(本人及び配偶者、同居している親族・別居している未婚の子・それ以外の友人・知人など)、運転免許証の色、使用目的、車を主に使用する地域などを基に保険料が算出されます。

 実際の料率区分は保険会社によって異なるため、自動車保険の相場を知るためには基本補償をベースに複数社の保険料を比較するとわかりやすいでしょう。

相場を知るための3つのポイント

 自動車保険の保険料が決まるには「基本補償」「年齢」「条件」の要素が関係します。保険料の相場を知るために3つのポイントをおさえておくことが大切です。

■基本補償

 自動車保険の保険料は補償内容ごとに保険料率が算出されます。よって補償内容ごとの保険料を合計したものとなっています。自動車保険料の相場を知るためには、まず基本補償で比較することもポイントの一つです。

 自動車保険の基本的な補償(※1)に次のものがあります。
・基本的な補償

対人賠償責任保険
対物賠償責任保険
人身傷害保険
搭乗者傷害保険
自損事故保険
車両保険
■対人賠償責任保険

 自動車事故で他人を死傷させたことによって発生する損害賠償責任を負った場合に支払われる保険

■対物賠償責任保険

 自動車事故で他人の財物に損害を与えたことによって発生する損害賠償責任を負った場合に支払われる保険

■人身傷害保険

 自動車事故により、自動車に乗車中の者が死傷した場合に、過失割合に関わらず損害額が補償される保険

■搭乗者傷害保険

 自動車に搭乗中の者が自動車事故によって死傷した場合に支払われる保険

■自損事故保険

 自動車が電柱に衝突・崖から転落等自損事故によって死傷した場合に支払われる保険

■無保険車傷害保険

 対人賠償責任保険を付けてない等、賠償資力が十分でない自動車との事故(無保険事故)によって死亡または後遺障害を負った場合に支払われる保険

■車両保険

 衝突・接触・墜落等の偶然な事故によって自動車に損害が生じた場合に支払われる補償

(※1)出典:「参考純率改定の案内」損害保険料率算出機構/「日本の損害保険ファクトブック2017」一般社団法人日本損害保険協会
【損害の種類と対象となる補償】

補償の対象

ヒト

モノ

他人への賠償

対人賠償責任保険

対物賠償責任保険

自分への補償

人身傷害保険
搭乗者傷害保険
自損事故保険
無保険車傷害保険

車両保険

■年齢

 運転者の年齢によってリスクが異なるため、車を運転する人の年齢の範囲や記名被保険者の年齢に応じて保険料率が区分されています。若い年齢ほど交通事故のリスクが高いとされるため保険料が高くなります。さらに保険会社によっては運転する人の年齢を限定することで一定の割引が受けられます。その場合、運転する人のうち最も若い人の年齢によって条件を決めることが重要です。なお、友人など「同居の親族」以外が運転する場合には年齢条件にかかわらず補償対象となるのが一般的です。


■条件

 自動車保険は契約条件によって保険料を抑えることができます。記名被保険者を基準に補償となる運転者の範囲が決まります。運転者の範囲により事故のリスクは異なります。

 「限定しない(運転者の範囲を問わない)」ではリスクが高く保険料が高い傾向にあります。

 「家族に限定(本人・配偶者、本人及び配偶者の同居の親族、本人及び配偶者の別居の未婚の子)」と「本人・配偶者に限定」という順にリスクと保険料も安くなります。

 また、「業務」「通勤・通学」「日常・レジャー」などの車の使用目的によっても保険料は異なります。さらに走行距離や、記名被保険者の運転免許証の色がゴールドの場合、保険料が割引になる場合があります。


【運転者の限定区分によるリスクと保険料のイメージ】

保険会社の業態によって異なる

 保険会社の業態には「代理店型」と「ダイレクト型」があり、業態によっても保険料の相場は異なります。保険会社の業態には保険会社との委託契約により保険会社の代理人として保険契約を締結する権限が与えられている代理店を通じて加入する「代理店型」とインターネット等を通じて保険会社と直接契約する「ダイレクト型」があります。

 そもそも「ダイレクト型」は代理店を通さず中間コストがほとんど生じないため「代理店型」より保険料は割安です。さらに「ダイレクト型」の保険会社には走行距離が少ないほど保険料が安くなる走行距離割引やインターネット割引など「代理店型」にはない割引もあります。

 つまり「代理店型」と「ダイレクト型」では保険料の設定が異なるので、保険料の相場は「代理店型」の保険会社、「ダイレクト型」の保険会社ごとに確認する必要があります。「代理店型」、「ダイレクト型」それぞれの保険料の相場を知ることで、適格な判断ができます。

 保険料の相場を知ることは、加入するときには重要なポイントです。ただし、保険料は安ければいいというわけではありません。自分に合った補償内容を十分に把握した上で、保険料の相場を知ることでベストな自動車保険が選択できるでしょう。

自動車保険を比較する

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必要な情報を入力して金額を出す「見積もり」は、契約前に欠かせないものすが、実は個別と一括で大きな違いが。自分に合う形で申し込んでください。

→ パターンで比較!個別見積もりのとり方

→ ユーザーが比較の際に重視した項目

自動車保険選びのポイント

任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

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