50代の自動車保険の相場はどのくらい?保険料を安く抑える方法も解説
今回は、50代の自動車保険料の相場や、同年代でも人によって保険料が変わる理由についてわかりやすく解説します。自動車保険料を安く抑えるポイントも紹介していますので、ぜひ参考にしてください
50代の自動車保険料の相場は3万〜6万円未満
また、10万〜15万円未満も10%以上と多くを占めており、この割合は年代が上がるにつれて増加します。年齢を重ね、補償や特約を手厚くする人が一定数いると考えられます。
年間保険料 | 割合 |
2万円未満 | 4.2% |
2万〜3万円未満 | 6.1% |
3万〜4万円未満 | 11.6% |
4万〜5万円未満 | 10.7% |
5万〜6万円未満 | 10.8% |
6万〜7万円未満 | 9.3% |
7万〜8万円未満 | 7.3% |
8万〜9万円未満 | 5.7% |
9万〜10万円未満 | 4.0% |
10万〜15万円未満 | 10.3% |
15万円以上 | 4.0% |
50代以外の自動車保険料の平均・相場については、下記の記事をご覧ください。
自動車保険の20代の相場は?保険料が高い理由や抑える方法を解説
30代の自動車保険の相場はどのくらい?
40代の自動車保険の相場はどのくらい?
同じ50代でも自動車保険の金額が変わる理由
一般的に50代は運転年数が長く、事故リスクが低いと想定されることから、保険料は30代までと比べて下がる傾向があります。
ただし、必要な補償内容やその他条件により、自動車保険料が変動する場合もあるのです。
保険料が変動する要因を知り、自動車保険の仕組みを理解しましょう。
等級
加入者の自動車所有台数が9台以下であればノンフリート等級が適用され、初めて自動車保険に加入する場合は6等級からスタートします。
無事故の期間が長いほど等級が上がり、事故を起こしてしまった場合、翌年の等級が下がります。
等級が上がるほど保険料は割安になり、下がるほど割増となることから、同じ50代でも等級によって保険料が異なるのです。
等級について、詳しくはこちらにまとめています
事故有係数適用期間とは?同じ等級でも保険料が変わる仕組みを解説
運転者の範囲
一般的に運転者の範囲は、「本人限定」「本人と配偶者」「本人と家族」「設定なし」の中から選びます。
設定なしとは、知人など家族以外の人が車を運転した場合でも自動車保険が適用されることを指します。
運転車の範囲が広くなるほど事故リスクも高くなることが想定されるため、保険料が高くなるという仕組みです。
同じ50代でも、運転者の範囲の設定に応じて自動車保険料が変動します。
運転者範囲の限定について、詳しくはこちらにまとめています
自動車保険は本人限定にするとお得?仕組みや注意点を解説
車種・型式
例えば、新しい型式の車のほうが故障のリスクが低く、安全装置などの装備も充実しているため、事故のリスクは低いと考えられ、保険料は安くなる傾向があります。
また、軽自動車は事故リスクが低いとされているため、普通自動車よりも保険料が安くなるのが一般的です。
型式別のリスクと保険料の関係性について、詳しくはこちらにまとめています
新車特約とは?車両保険との違いや注意点について解説
自動車保険のASV割引とは?適用の条件や期間について
用途
頻繁に車を運転するほど事故リスクも高いと考えられることから、日常・レジャーなどに車を利用する人よりも、業務で利用する人のほうが保険料は高くなります。
車の使用目的について、詳しくはこちらにまとめています
年間の走行距離
一般的には走行距離が長いほど事故リスクも高まるため、保険料も高くなる傾向があります。自動車保険に加入したり、契約を更新したりする際に走行距離を申告するのはこのためです。
日常の買い物など、近距離の運転がメインの場合は事故のリスクが低いと見なされるため、保険料が割安になります。
走行距離について、詳しくはこちらにまとめています
補償内容
事故を起こして人や物に損害を与えた場合の補償範囲が広く、付帯した特約が手厚いほど、保険料も高くなるのです。
また、自動車保険には、契約者の車への損害を補償する「車両保険」もあります。
車の修理費用や買い替え費用などは高額になるため、車両保険に入ると保険料が大幅に上がるケースも少なくありません。
そのため、同じ50代でも車両保険の有無によって保険料に差が生まれるのです。
車両保険の加入検討ポイントについて、詳しくはこちらにまとめています
自動車保険料を抑える5つのポイント
自動車保険料が負担に感じているようなら、必要な項目を見直して保険料を安く抑えてはいかがでしょうか。
自動車保険料を抑える上で見直しておきたいポイントは次の5つです。
複数の保険会社を比較する
現在加入している自動車保険よりも自分に合った補償内容・サービスの商品がないか、複数の保険会社を比較しておくことが大切です。
いくつかの保険会社を比較していくうちに、これまで知らなかったサービスや割引制度が見つかるかもしれません。
自動車保険を比較する場合、個別見積もりや一括見積もりなどを活用すると便利です。
同時に、ユーザーの口コミを参考にすると、自動車保険の評判や満足度を知る手掛かりになります。
自動車保険の選び方 チェックポイントを紹介
等級を引き継ぐ
現状のご自身の等級よりも家族の等級が高い場合、家族の等級を引き継ぐことで保険料を抑えられる可能性があります。
例えば、自動車保険に初めて加入する場合でも、すでに自動車保険に加入している家族の等級を引き継げば、6等級からスタートするよりも有利な条件で加入できるのです。
なお、等級の引き継ぎは車の買い替え時にも適用されます。
「車両入替」という手続きを行うことで、購入した車に、以前の等級が引き継がれます。
車両入替の手続きを行わずに新しい車を運転してしまうと、必要な補償が受けられないおそれがあるため注意しましょう。
車を買い替えたら、忘れずに車両入替の手続きを済ませることが大切です。
等級の引き継ぎ方と注意点について、詳しくはこちらにまとめています
運転者の範囲を見直す
運転者の範囲を限定するほど保険料は安くなります。
特に運転者の範囲に、「年齢条件」を設定している場合は要チェックです。
お子さまが車を運転することを想定して「年齢を問わず補償」などの条件を付加していると、対象となる年齢の範囲が広くなり、保険料が高くなります。
お子さまの年齢に合わせて適用条件を狭くすることによって、保険料を抑えられるでしょう。
ただし、設定した範囲外の人が車を運転した場合、補償対象外となる点に注意してください。
補償内容を見直す
ライフスタイルの変化などにより、必要なくなったオプションがないか確認してみましょう。
例えば、家族旅行で車を利用する機会が減っているようなら、ロードサービスを手厚くする必要性がなくなっている可能性があります。
現状の車の使い方と補償内容が合っているか確認しておくことが大切です。
また、車両保険に関しても、加入の有無や補償範囲を見直しておくことをおすすめします。
補償される範囲が広いほど保険料が高くなるため、不必要な補償をつけていないか確認してみてください。
割引制度を利用する
代表的な割引制度は次のとおりです。
あらかじめどのような割引制度があるのか把握しておき、該当するものがあれば活用することをおすすめします。
50代の暮らしに合わせて自動車保険を見直そう
さまざまな条件によって保険料が異なるため、子供の成長などライフスタイルの変化に合わせて自動車保険を見直すことをおすすめします。
今回紹介したポイントを参考に、現在加入している自動車保険の補償内容やサービス内容をぜひ確認してみてください。
必要に応じて自動車保険を乗り換えることにより、保険料が安くなることも十分ありえます。
自動車保険を検討する際には、オリコン顧客満足度(R) ランキングの口コミも参考にご覧ください。