自動車保険、初めての加入!失敗しない選び方と入り方を解説
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この記事では、自動車保険の基礎知識から加入の必要性、実際の入り方の流れを3ステップで詳しく解説します。
また、代理店型とダイレクト型の違いや加入タイミング、必要書類、選び方の4つのポイントについても紹介。
さらに、軽自動車の保険料や支払い時期、保険証券に関するよくある疑問にもお答えします。
この記事を読むことで、初めてでも安心して自分に最適な自動車保険を選び、スムーズに加入手続きができるようになります。
これから車の購入を予定している方や、自動車保険の見直しを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
監修者松田 聡子
明治大学法学部卒。金融系ソフトウェア開発、国内生保を経て独立系FPとして開業。企業型確定拠出年金の講師、個人向け相談全般に従事。現在はFP業務に加え、金融ライターとしても活動中。
初めてなら知っておきたい自動車保険の基礎知識
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一般的に自動車保険と呼ばれるのは「任意保険」のことで、万が一の事故による経済的負担から身を守ることが目的です。
自賠責保険は交通事故による被害者救済が目的のため、補償されるのは相手方の人身事故のみとなっています。
一方、任意保険は自賠責保険では補いきれない損害を幅広くカバーし、自分自身のケガや車の修理費、事故で破損させた物への賠償なども補償されます。
両者の違いについて下表にまとめました。
項目 | 自賠責保険(強制保険) | 自動車保険(任意保険) |
加入義務 | 義務 | 任意 |
目的 | 交通事故の被害者救済 | 自賠責保険だけでは不足する部分を補うため |
相手への補償(人) | ◯ 補償される | ◎ 補償される |
相手への補償(物) | × 補償されない | ◎ 補償される |
自分や同乗者への補償(人) | × 補償されない | ◎ 補償される |
自分の車への補償 | × 補償されない | ◎ 補償される |
示談交渉サービス | × なし | ◯ あり(保険会社が代行) |
そのため、安心して運転するためには任意保険への加入が重要となります。
自動車保険の加入はなぜ必要?任意保険に入らないリスクとは
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しかし実際の交通事故では、相手を死亡させたり重度の後遺障害を負わせたりした場合、賠償額が「億」を超えるケースも珍しくありません。
また、自賠責保険では相手の車や建物、ガードレールなどの物への損害は一切補償されません。
店舗に突っ込んでしまった場合の休業補償や、自分自身がケガをした際の治療費なども対象外となります。
任意保険に加入していれば、これらの損害もしっかりとカバーできます。
損害保険料率算出機構のデータによると、2024年3月末時点で約88.7%のドライバーが任意保険に加入しており、ほとんどの人が自賠責保険だけでは不十分だと認識していることがわかります。
任意保険に加入していないと、高額な賠償金を全額自己負担しなければならないリスクがあるのです。
参考:損害保険料率算出機構|2024年度(2023年度統計)自動車保険の概況
初めての自動車保険!入り方の流れを3ステップで解説
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ステップ1:保険会社や補償内容の情報収集・比較検討
保険会社によって保険料や補償内容、サービスに違いがあるため、1社だけで決めてしまうのは避けましょう。
一括見積もりサービスを利用すると、一度の入力で複数社の見積もりを効率的に取得できます。
見積もりを取る際は、同じ条件で比較できるよう、希望する補償内容や運転者の条件を統一することが大切です。
また、保険料だけでなく、事故対応やロードサービスの内容についても確認しておきましょう。
ステップ2:契約する保険会社・補償内容の決定
最安の保険料だけに注目するのではなく、必要な補償がしっかりと含まれているか、事故時の対応体制は充実しているか、ロードサービスの内容は十分かなどを確認しましょう。
また、自分のライフスタイルや運転頻度、車の使用目的に合った補償プランを選ぶことも大切です。
不明な点があれば、保険会社のコールセンターやWebチャットを活用して質問し、納得できる内容で契約しましょう。
ステップ3:契約申し込み
インターネットや電話、代理店での申し込みが可能で、契約には車検証と運転免許証が必要になります。
申し込み時は、車の情報や運転者の情報を正確に入力し、補償内容や保険料を最終確認しましょう。
保険料を支払う手段も選択する必要があり、口座振替やクレジットカードなどから選べます。
手続き完了後、保険証券が郵送されるか、電子証券で確認できるようになります。
また、納車日に合わせて補償開始日を設定することで、車を受け取った日から安心して運転することができます。
自動車保険の加入方法は2種類!あなたに合うのはどっち?
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代理店型は、ディーラーや保険代理店を通じて対面で契約するタイプで、ダイレクト型は保険会社のWebサイトや電話を通じて直接契約するタイプです。
それぞれの特徴について下表にまとめました。
項目 | 代理店型 | ダイレクト型(通販型) |
主な加入窓口 | ・カーディーラー | ・インターネット(保険会社のウェブサイト) |
保険料の傾向 | 中間コスト(代理店手数料など)が保険料に反映されるため、ダイレクト型に比べて割高な傾向がある | 代理店を介さないため中間コストを削減でき、保険料が安い傾向がある |
相談方法 | 対面で担当者に相談しながら、補償内容を決められる | ・対面での相談はできず、自分で調べる必要がある |
メリット | ・保険の専門家や担当者に直接相談できる | ・保険料が割安な傾向がある |
デメリット | ・保険料が割高な傾向がある | ・対面での相談ができない |
おすすめな人 | ・自動車保険の知識がなく、対面で説明を受けたい方 | ・保険料を抑えたい方 |
一方、ダイレクト型は保険料が安く自分のペースで検討できますが、自分で調べて手続きする必要があります。
それぞれの特徴やメリット、デメリットをしっかりと比較したうえで、最適な保険を選びましょう。
自動車保険の加入タイミングはいつ?補償は何日から開始?
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補償開始日(保険始期日)は納車日当日に設定するのが一般的で、そうすることで納車後の帰り道から補償を受けることができます。
代理店型なら最短当日、ダイレクト型は当日もしくは翌日から補償開始が可能です。
万が一、納車日まで手続きを忘れていた場合でも、代理店型であれば当日から補償開始できるため間に合います。
ただし、補償内容をしっかりと理解してから加入することが大切なので、余裕をもって手続きを行うことをおすすめします。
初めての加入で戸惑わない!自動車保険に必要なものをチェック
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車検証からは車の型式や車台番号、登録番号などの車両情報を、運転免許証からは免許証の色や更新年月などの情報を確認します。
また、保険料の支払い方法でクレジットカードを選択する場合は、カード情報も必要になります。
書類 | 確認事項 |
車検証 | 型式/車台番号/初度登録年月/登録番号/車両所有者/車両使用者 |
免許証 | 免許証の色/更新年月 |
事前に必要書類を準備しておくことで、スムーズに契約手続きを進めることができます。
初心者向け!自動車保険の選び方3つのポイント
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特に重要なのは、保険料と補償内容のバランスです。
保険料だけにとらわれず、必要な補償がしっかりと含まれているかを確認しましょう。
以下では、各ポイントを詳しく解説し、初心者でも失敗しない保険選びのコツをお伝えします。
自動車保険の選び方3つのポイント
【ポイント1】自動車保険の基本的な補償の仕組みを理解する
それぞれの補償内容について表にまとめました。
補償の種類 | 主な補償内容 | 主な補償内容 |
1. 相手への補償 | 対人賠償責任保険 | 対物賠償責任保険 |
2. 自分への補償 | 人身傷害補償保険 | 搭乗者傷害保険 |
3. 車への補償 | 車両保険 |
これらの保険金額は賠償額が高額になる可能性があるため、「無制限」に設定するのが基本です。
「自分への補償」では、人身傷害保険が実際の損害額を補償し、搭乗者傷害保険が定額で保険金を支払います。
人身傷害保険は示談解決を待たずに保険金が支払われるため、迅速な対応が可能です。
車の修理代に備える「車両保険」の入り方もチェック
補償範囲によって2つのタイプがあり、ほぼ全ての事故を幅広く補償する「一般型」と、補償を限定して保険料を抑えた「限定型(エコノミー型)」から選択できます。
車両保険への加入を判断する際のポイントとして、新車や高額な車の場合は修理費が高くなるため加入の必要性も高まります。
また、自動車ローンが残っている場合や、車が使えなくなると日常生活に支障をきたす場合も、車両保険への加入を検討すべきでしょう。
一方、車齢が古く車両価値が低い場合は、保険料とのバランスを考慮して加入の必要性を判断することが大切です。
【ポイント2】保険料が決まる仕組みと等級制度を知る
具体的には、年齢、免許証の色、車の使用目的、年間走行距離、お住まいの地域、車種・型式など、さまざまな要素が保険料に影響します。
若い世代ほど事故率が高いため保険料が高くなり、ゴールド免許の場合は保険料が安くなるなど、統計データに基づいて保険料が設定されています。
また、自動車保険には「等級制度」があり、新規契約時は6等級からスタートし、1年間無事故なら翌年1つ上がり、事故を起こすと内容によって3等級または1等級下がるといった仕組みです。
また、ノーカウント事故という、等級が下がらない事故もあります。
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また、同じ等級でも「過去に事故あり」か「無事故」かで適用される保険料が異なります(事故有係数適用期間)。
初めての自動車保険、保険料の相場は?
オリコン顧客満足度(R) 自動車保険の調査 ※年間の支払保険料(任意保険)
| 年間保険料 | 10・20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2万円未満 | 6.3% | 2.5% | 4.5% | 3.5% | 2.5% |
| 2万円〜3万円未満 | 12.7% | 6.4% | 7.8% | 7.1% | 5.9% |
| 3万円〜4万円未満 | 13.6% | 14.1% | 14.8% | 11.2% | 11.0% |
| 4万円〜5万円未満 | 9.5% | 9.9% | 11.7% | 10.5% | 9.9% |
| 5万円〜6万円未満 | 7.2% | 14.5% | 12.5% | 11.9% | 10.3% |
| 6万円〜7万円未満 | 5.4% | 12.0% | 9.4% | 8.6% | 9.9% |
| 7万円〜8万円未満 | 6.8% | 9.2% | 7.7% | 8.4% | 8.2% |
| 8万円〜9万円未満 | 8.6% | 4.6% | 6.5% | 5.6% | 6.4% |
| 9万円〜10万円未満 | 5.9% | 1.8% | 3.7% | 4.9% | 5.2% |
| 10万円〜15万円未満 | 6.8% | 7.1% | 8.1% | 11.1% | 12.8% |
| 15万円以上 | 1.8% | 2.1% | 1.7% | 3.7% | 4.8% |
そのため、一般的に「若年層は保険料が高い」と言われる傾向がありますが、これはあくまで新規加入(6等級・車両保険あり)を前提とした試算でもあるため、表に示された実際のデータとは差が生じる場合があります。
特に若い世代でも、車両保険を付けない、走行距離区分を低く設定する、等級の引継ぎをするといった工夫によって、実際の支払額を抑えているケースが多く見られます。
【ポイント3】事故対応やロードサービスの内容で比較する
専門知識を持った担当者が事故解決まで丁寧にサポートしてくれるため、初心者でも安心です。
また、バッテリー上がりやパンク、キー閉じ込みなどのトラブルに対応するロードサービスが、多くの任意保険に無料で付帯しています。
しかし、レッカー移動の距離制限や、宿泊費用・帰宅費用の補償範囲、対応可能なサービス内容は保険会社によって大きく異なります。
たとえば、レッカー移動が100kmまで無料の会社もあれば、指定工場までなら距離無制限の会社もあります。
ロードサービスの内容を比較して、自分の使用状況に適した保険会社を選ぶことが大切です。
初めての自動車保険でよくあるQ&A
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ここでは、特によく寄せられる質問について、Q&A形式で簡潔にお答えします。
軽自動車の保険料、支払いタイミング、保険証券の受け取り方法、補償開始時間など、実際の手続きで気になるポイントを解説しますので、参考にしてください。
初めての自動車保険でよくあるQ&A
Q.軽自動車の場合、保険料は安くなりますか?
統計データによると、軽自動車の年間保険料相場は約50,000円で、自家用普通乗用車よりも約23,000円、自家用小型乗用車よりも約4,000円安くなっています。
軽自動車の保険料が安い理由は、事故率が低く、1件あたりの保険金支払額も少ないためです。
軽自動車の事故率は約7%で、普通車の約8.7%と比べて低く、1件あたりの保険金支払額も約36.3万円と普通車の約45.1万円より少なくなっています。
ただし、同じ軽自動車でも型式別料率クラスによって保険料は異なり、毎年見直しが行われるため、購入後に保険料が変動する可能性があることも覚えておきましょう。
参考:損害保険料率算出機構|2024年度(2023年度統計)自動車保険の概況
Q.自動車保険の最初の支払いはいつですか?
そのため、必ず契約時に確認することが大切です。
一般的には、年払い(一括払い)の場合、保険始期日(保障開始日)の前日までに保険会社に着金するように支払います。
クレジットカード払いやコンビニ払いの場合は保険始期日の前日まで、銀行振込の場合は着金が前日までに完了している必要があります。
支払方法 | 支払期日 |
クレジットカード払い | 保険始期日の前日まで |
コンビニ払い | 保険始期日の前日まで |
銀行振り込み | 保険始期日の前日までに着金 |
支払いが遅れると保険金が支払われなかったり、契約解除となる可能性があるため、確実に期日内に支払うようにしましょう。
また、支払い方法は年払いの方が総支払額を抑えられるケースが多いため、検討するとよいでしょう。
Q.保険証券はいつ届きますか?e証券とは何ですか?
万が一、保険証券が届く前に事故を起こしてしまった場合でも、保険始期日を過ぎていれば補償を受けることができるので安心してください。
また、e証券とは、従来の紙の保険証券を電子化したもので、パソコンやスマートフォンの画面で契約内容を確認できるサービスです。
ペーパーレス化により環境保護に貢献できるほか、紙の保管が不要で、いつでもインターネット上で契約内容を確認できる利便性があります。
多くの保険会社では、e証券を選択すると保険料の割引が適用されるため、保険料を抑えたい方にもおすすめです。
e証券を選択した場合は、保険証券の代わりに契約内容確認方法の案内がハガキで届きます。
Q.保険の補償は午後4時から始まるというのは本当ですか?
これは保険業界で一般的に採用されている標準的な時間設定です。
ただし、お客様の要望により、保険始期日の午前0時以降であれば1時間単位で希望の時間から補償を開始することも可能です。
たとえば、納車が午前中に予定されている場合は、午前0時から補償開始にすることで、納車後すぐに補償を受けることができます。
補償開始時間について特別な希望がある場合は、契約時に保険会社や代理店に申し出ることで調整できます。
特に指定がない場合は午後4時からの開始となりますので、納車時間を考慮して必要に応じて開始時間の変更を検討しましょう。
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任意保険の必要性を理解し、代理店型とダイレクト型の違いを把握した上で、補償内容・保険料・事故対応・ロードサービスの4つのポイントを総合的に比較検討することが重要です。
保険料だけでなく、自分のライフスタイルや運転状況に合った補償内容を選ぶことで、万が一の事故に備えることができます。
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保険料や事故対応、加入者の年代など、さまざまな視点でのランキングを確認することもできるため、ぜひ保険会社選びの参考にしてください。
監修者松田 聡子
明治大学法学部卒。
金融系ソフトウェア開発、国内生保を経て独立系FPとして開業。
企業型確定拠出年金の講師、個人向け相談全般に従事。
現在はFP業務に加え、金融ライターとしても活動中。
保有資格:日本FP協会認定CFP®・DCアドバイザー・証券外務員2種