自賠責だけでは補償不足!? 事故後に「任意保険」が必要な理由【前編】


【自動車保険ランキング】自動車保険、保険料で選ぶなら?

任意保険の必要性とは? 自賠責保険の仕組みとあわせて解説する [拡大する]

任意保険の必要性とは? 自賠責保険の仕組みとあわせて解説する

 これから車を買う場合、自動車保険については「強制の自賠責だけでいいのでは?」と考える人もいるかもしれない。だが、任意保険への加入に関してもしっかり検討すべきだ。その必要性を確認していこう。

■自賠責保険の仕組み

 まずは自賠責保険の仕組みを解説する。自賠責保険とは、車両を所有する人に加入が義務付けられているもので、別名「強制保険」といわれ、未加入だと罰則が科せられる。

 補償範囲は【死亡時3000万円、後遺障害時4000万円(最大)、傷害120万円(最大)】。未加入時の罰則は【1年以下の懲役または50万円以下の罰金、違反点数6点(免許停止処分)】だ。

 補償範囲にある「死亡時」とは、被害者が亡くなった場合に支払われるということ。後遺障害が残ったら最大で4000万円、傷害に対しては同120万円が支払われる。金額はすべて車両のタイプなどに左右されず、輸入車でも原動機付自転車でもまったく同じとなる。被害者が最低限の補償を受けるための保険なのだ。

 なお、相手の車、家、ガードレールなどの対物賠償は、自賠責保険では一切補償されない。自分のケガや車も同様だ。

■高額賠償事故では補償が不足

 自動車やバイクを運転する以上、常に事故のリスクと隣り合わせ。だが、いつどこでどのような事故が起きるかは、誰にも予測できない。過去には以下のような高額賠償事例もある。

【対人事故の高額賠償例】
・5億2853万円/死亡事故(眼科開業医/41歳/男性)
・3億9725万円/後遺障害(大学生/21歳/男性)
・3億9510万円/後遺障害(大学生/20歳/男性)

 人身事故で賠償額1億円を超えるケースは決して珍しくない。だが、自賠責保険から支払われる金額は死亡時で3000万円、後遺障害時は最大4000万円。つまり、十分な補償とはいえないのだ。

■足りない部分を任意保険でカバーする

 任意の対人賠償保険は、保険金額を「無制限」にして加入するのが基本。そうすれば、自賠責保険の保険金を超える部分をすべてカバーできる。

 対物賠償保険も、保険金額を自分で設定することになるが、以下のように1億円以上の賠償額を命じられる場合もあるので、できれば無制限がオススメだ。

【対物事故の高額賠償例】
・2億6135万円/積荷(呉服など)
・1億3580万円/店舗(パチンコ店)
・1億2037万円/電車、線路、家屋

 今回は、ドライバーが事故を起こした際に任意保険が必要な理由について説明した。だが、加害側ではなく被害側に立つことも大いに考えられる。任意保険はその場合も役立つので、後編で詳しく解説する。

(文/西村有樹)

>> さっそく確認! 商品内容の充実度で選ばれた<自動車保険>ランキング

>>「自動車保険」の補償一覧! 自分に必要な保険がわかる!?

自動車保険選びのポイント

任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について

■禁無断複写転載
オリコン顧客満足度ランキングの著作権その他の権利は、株式会社oricon MEに帰属していますので、無断で番組でのご使用、Webサイト(PC、モバイル、ブログ等)や雑誌等で掲載するといった行為は固く禁じております。