自動車保険のASV割引とは?適用の条件や期間について

自動車保険のASV割引とは?いくら安くなる?適用条件と対象車を解説

自動車保険にはさまざまな割引制度があり、「ASV割引」もそのひとつです。契約車にAEB(Autonomous Emergency Braking:衝突被害軽減ブレーキ)がついているとASV割引が適用され、保険料が安くなる可能性があります。

AEBは、2021年11月以降に販売する、国産の新型乗用車には装着が義務付けられました。段階的に、輸入車の新型車や国産継続生産車にもAEBの装着義務化が検討されているため、今後新車を購入する場合、ASV割引が適用される可能性は高そうです。

今回は、ASV割引とは何か、適用の条件や期間などについてご紹介します。

mokuji目次

  1. ASV割引はAEB搭載車に対する割引制度
  2. ASV割引(AEB割引)でどれくらい安くなる?
  3. ASV割引の適用条件
  4. なぜASV割引の期間は3年以内に限られる?
  5. 自動車保険のASV割引が適用できるか確認しよう

ASV割引はAEB搭載車に対する割引制度

 ASV割引とは、2018年から開始された、政府主導の自動車保険の割引制度です。安全性能の高い、つまり事故率の低い車に対し、保険料の優遇を図るために導入されました。

 ASVは「Advanced Safety Vehicle」の略で、ドライバーの安全運転を支援するシステムが搭載された「先進安全自動車」を指します。一口にASVといっても、AEBやACC(定速走行・車間距離制御装置)、ESC(横滑り防止装置)など、搭載されている機能はメーカーや車種によってさまざまです。

 ASV割引は、ASVの中でも特にAEBが搭載された車に対する割引制度で、そのため「AEB割引」「自動ブレーキ割引」とも呼ばれています。

なお、日産はインテリジェントエマージェンシーブレーキ、スバルはプリクラッシュブレーキなど、自動車メーカーによってAEBの名称は異なるため、注意してください。

ASV割引(AEB割引)でどれくらい安くなる?

ASV割引(AEB割引)が適用されると、保険料は一定割合で軽減されます。どの保険会社でもASV割引を提供しているわけではありませんが、割引率は一律で「9%」となっています。

用途車種

割引期間

割引率

自家用普通乗用車
自家用小型乗用車
自家用軽四輪乗用車

型式発売年月から3年間
※以後は型式料率クラスで保険料に反映

一律 9%
※型式の発売年月から3年経過以降、割引は適用されない。

例えば、年間保険料が5万円の場合、約4,500円の割引となり、支払額は約45,500円に下がります。保険料が6万円であれば約5,400円の割引となるため、もともとの保険料が高いほど実際の節約額も大きくなります。

このように、ASV割引は「一律9%」というシンプルな仕組みのため、事前におおよその割引額を把握しやすいのが特徴です。保険料の見積もりを確認する際は、割引適用後の金額にも注目するとよいでしょう。

ASV割引の適用条件

 AEBが搭載されている車なら必ずASV割引が適用になるわけではなく、いくつかの条件を満たす必要があります。ASV割引が適用される条件は下記のとおりです。
ASV割引が適用される条件
・自家用普通乗用車(3ナンバー)、自家用小型乗用車(5ナンバーまたは7ナンバー)、自家用軽四輪乗用車(軽自動車)のいずれかである
・メーカー標準またはメーカーオプションのAEB(衝突被害軽減ブレーキ)が搭載されている
・自家用普通乗用車と自家用小型乗用車は発売から3年以内の型式である
 なお、自身の車の型式がASV割引の適用対象がどうかは、損害保険料率算出機構「型式別料率クラス検索」で検索することができます。

なぜASV割引の期間は3年以内に限られる?

 ASV割引の適用は、「発売から3年以内の型式である」という条件があり、それを過ぎると適用されません。なぜ3年かというと、ASV割引は型式別料率クラスの補完として実施されているものだからです。

 自家用普通乗用車と自家用小型乗用車は、発売から4年後に型式別料率クラスが設定されます。型式別料率クラスとは、型式(車種)ごとに事故実績を踏まえ、17段階(自家用軽四輪乗用車は3段階)のクラスを設定しているものです。

損害保険料率算出機構が算出しており、クラスが低いほど事故のリスクが低いとされ、保険料が割引かれます

 発売3年以内の車は実績データが少なく、型式別料率クラスに反映できないため、新車価格帯や排気量などで料率クラスが決められます。

AEBが搭載された車も、搭載されていない車と同様に、新車価格帯や排気量などで料率クラスが決められ、ここにはAEBによる事故のリスク低減効果が反映されていません。

発売から3年経過後は、十分なデータが集まり、AEBのリスク低減効果を型式別料率クラスに反映されると考えられるため、反映されるまでの3年間は別途、割引が適用されるように設定されているのです。

自動車保険のASV割引が適用できるか確認しよう

 ASV割引は、事故率の低い車の保険料優遇制度として誕生しました。ASV割引の条件のひとつであるAEBは、装着が順次義務付けられており、新車を購入した場合、ASV割引が適用になる可能性は高そうです。

 自動車保険は、車を安心して利用するために欠かせないものですが、保険料はできるだけ抑えたいところ。自動車保険を選ぶ際は、ASV割引を提供しているかどうかも確認してみてください。

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