「株主優待」ってどうもらうの? 口座開設のポイントから購入時の注意点まで紹介!

 「株主優待がもらいたい!」と思ったら、まずは証券会社で株売買をするための“口座”を開設することが必要不可欠。簡単・手軽に口座開設ができるネット証券であれば、その後の銘柄選びや取引もスムーズで非常に便利だ。各証券会社の特徴比較や、銘柄選びのポイント、購入時に気を付けたい「最終売買日」と「権利確定日」についてチェックしていこう。

STEP1:まずは口座開設! 自分に合った証券会社を見つけよう

 株主優待をもらうには、株主優待付き銘柄を証券会社で買う必要がある。そのためには、まず証券会社に口座を開設することがスタートとなる。日本には証券会社が250社以上(日本証券業協会調べ)あり、手軽なネット証券から、フルサービスの老舗証券会社までさまざま。

 インターネットの普及とともに誕生し、現在人気を集めているのが“ネット証券”。口座開設もネット経由で簡単に行えるほか、スマートフォンにも対応しているので、都合の良い時間に場所を選ばずスピーディーに取引できる。セキュリティ対策にも各社が力を入れており、より身近な存在になっている。

 また、いわゆる“担当営業マン”がいないので、特定の金融商品を勧める電話や売り込みもない。人件費を抑えている分、手数料は対面式の証券会社より安く設定されているのも魅力だ。ネットに不慣れな人やシステムの使い方などでアドバイスが欲しい人に対しては、電話相談などのアフターフォローも整っているので、初心者でも安心して利用できるだろう。

 各社それぞれ特徴があり、「顧客満足度ランキング」や利用者の口コミなどを参考にして、自分に合った会社を探してみよう。口座開設は無料で行えるので、複数に口座を持ってから、比較するのも一つの方法だ。

<ネット証券各社の特長>

証券会社

特徴

SBI証券

・ネット証券最大手、投資信託などの取扱商品が多い
・住信SBIネット銀行と連携口座機能あり
・高機能発注ツールも高評価

カブドットコム証券

・自社開発のシステムは安定性が高い
・三菱東京UFJ銀行の子会社で安心感がある
・手数料無料の投資信託が豊富

楽天証券

・スマホやタブレットでの使い勝手◎
・売買ツール「マーケットスピード」の愛好者多数
・株取引で楽天ポイント付与

松井証券

・10万円までなら取引手数料が無料
・NISA手数料が恒久無料
・ネット証券の老舗

GMO証券

・業界最安値級手数料とスマホアプリの充実
・FXからスタートしており、サービスが充実

マネックス証券

・松本大社長のファンが多い
・海外証券会社買収で、米国株の取り扱いNo.1。「Facebook」や「Apple」などの有名株も購入できる

 
 ネットでお金を動かすことに抵抗がある人やいろいろとアドバイスや説明を受けたい人には、店舗に窓口を構えている対面式の老舗証券会社が向いているだろう。手数料は高めに設定されているが、サービスは手厚い。

STEP2:株主優待付き銘柄を選ぼう! 銘柄選びのポイントはどこ?

 口座を開設して、投資金を入金したら準備は完了。次は購入したい銘柄を選ぼう。

 株主優待を狙って株式投資を始めるなら、各証券会社が提供している“検索ツール”や“スクリーニング機能”を活用すると簡単だ。例えば、SBI証券なら国内株式TOPページに「株主優待でさがす」というコーナーがあり、株主優待付き銘柄だけを集めたページが見られる。さらに、「食料・飲食券」「金券」「交通・旅行」など、優待内容別に検索することもできるし、優待権利確定月別や予算別、こだわり条件、優待利回り別など、さまざまな視点から銘柄を探し出せる。もちろん、複数条件を併せて絞り込んでいくことも可能だ。下記に選ぶ際の例を紹介していく。


【銘柄選び例1】家族で外食するときに使える「食事券」が欲しい
 優待内容別で「食料・飲食券」を選んで、絞り込み検索。予算が決まっていれば、「優待獲得に必要な金額」から「5万円以下」などの予算を追加条件に加える。

【銘柄選び例2】優待利回りが高い「お得な銘柄」を保有したい
 優待利回りとは、優待品の価格を一般的な金額に換算し、株の購入金額で割って求めたもの。例えば、100株保有で2000円相当の自社製品がもらえる銘柄の場合、購入金額が10万円なら、優待利回りは約2%になる。配当利回りと併せてチェックしよう。

【銘柄選び例3】今後の「値上がり益」を狙いたい
 現在の企業の価値よりも、株価が安く放置されている“割安株”を探そう。こだわり条件の中に「PBR 1倍割れ」や「PER平均以下」などから検索し、各銘柄を比較してみよう。

【銘柄選び例4】「応援したい企業」が決まっている
 すでに応援したい企業が決まっている場合は、企業名を入力すれば詳細が出てくる。「応援したい企業の株を買ったら、おまけに優待がついてきた!」というのは、優待投資の王道と言えよう。

【銘柄選び例5】「毎月優待」が届くようにしたい
 資金に余裕がある場合、権利確定月をずらして複数銘柄を保有すれば、毎月優待が届くスケジュールを組むことが可能だ。

 注意したいのは、例えば、3月に権利確定を迎えても“すぐに優待品が届くわけではない”ということ。あくまでその企業の決算日ベースのため、後の株主総会で承認してもらう必要があり、おおむね6月くらいに優待品を届ける企業が多い。各企業ホームページにある優待情報ページやIRページなどで確認してみよう。

 長期で保有すると特別優待が追加される「長期保有特典」や保有数が多くなると優待品がグレードアップする銘柄にあるので、分散投資を含めて、じっくり検討してみよう。

STEP3:実際に買ってみよう!

 欲しい銘柄が見つかったら、いよいよ買い注文を出してみよう。

 例えば、レギュラーコーヒーの焙煎メーカー「ユニカフェ」は一株1030円(3月11日調べ)。単元株数が100株なので、投資金は最低でも1030円X100株=10万3000円が必要になる(これに別途手数料がかかる、手数料は各社異なる)。

 必要金額が口座にあることを確認したら、買い注文を出す。先ほどのSBI証券を例に挙げると、銘柄詳細ページへ移動すると【現物買】【現物売】【信用買】【信用売】というアイコンが並んでいるので、【現物買】を選び、買い注文画面内で購入できる(詳しい手順は「株の売買方法 株式を売買する方法 STEP3.注文を出す」を参照)。「約定(実際に株が買えたこと)」すると、登録したメールアドレスにお知らせが届く。買い注文が通って約定したら、事務処理期間が4日間かかるので、4営業日後には、ようやく株主になれる。

 ただし、「権利確定日」近くで購入する際は「最終売買日」に注意しよう。

 株主優待付き銘柄を買って、優待をもらうためには「権利確定日」に株主名簿に記載、または記録されていることが必須条件で、この名簿に記載されるまで、中2営業日かかる。そのため、売買は3営業日前の「最終売買日」までに済ませておく必要がある。

 例えば、3月末の優待権利を手にするには、3月26日の「権利付最終日」までに購入して、3月31日の「権利確定日」に株主名簿に記載または記録されていなければならない。最終売買日は、<表1>のように土・日を挟んだ場合や、連休や祝日がある場合など、曜日の並びによって変わるので、優待の取り損ねを防ぐためにも慣れるまでは証券会社などで情報チェックをしよう。

<表1>月末に権利確定を迎える銘柄の「最終売買日」例

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