SBI証券のメリット・デメリットは?おすすめできる人の特徴を解説

SBI証券のメリット・デメリットは?おすすめできる人の特徴を解説

SBI証券は、国内で初めて証券口座開設数1,100万を突破した(※1)ネット証券で、2024年のオリコン顧客満足度調査の「ネット証券」ランキングでも総合1位を獲得しており、多くの顧客に選ばれています。

口座を開設する証券会社選びで、SBI証券を選択肢のひとつとして検討している人は少なくないのではないでしょうか。証券会社を選ぶ際は、各証券会社のメリット・デメリットを把握して、自分に適しているのかを検討することが重要です。

本記事では、SBI証券のメリット・デメリットや、SBI証券をおすすめできる人の特徴について解説します。
※1 株式会社SBI証券「決算説明資料〜2024年3月期第3四半期〜」(2024年2月7日)。口座数には、2019年4月末以降SBIネオモバイル証券(2024年1月9日、SBI証券と合併)の口座数、2020年10月末以降SBIネオトレード証券の口座数、2021年8月末以降FOLIO口座数を含む。

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mokuji目次

  1. SBI証券のメリット
    1. 取引手数料が安い
    2. IPO、外国株式、投資信託などの取扱銘柄が多い
    3. 夜間取引ができる
    4. 1株単位で売買できる
    5. さまざまな種類のポイントが貯まる
  2. SBI証券のデメリット
    1. アプリで国内株式と米国株式を一括管理できない
    2. 無料の対面サポートがない
  3. SBI証券をおすすめできる人の特徴
  4. SBI証券のメリットとデメリットを把握して、口座開設先を選ぼう

SBI証券のメリット

SBI証券で口座を開設すると、さまざまなメリットがあります。下記の5点は、その中でも代表的なメリットです。

取引手数料が安い

SBI証券で取引を行うメリットとして、取引手数料が安い点が挙げられます。例えば、国内株式取引では、インターネットコースを選んで所定の条件を満たせば取引手数料は無料です(※2)。無料となる国内取引の対象には、信用取引や単元未満株の取引も含まれます。
また、NISAでアメリカの株式や海外ETF(シンガポールETFは除く)を購入する場合は無条件で手数料が無料で、米ドル・円のリアルタイム為替取引手数料も条件を満たせば無料になります(※3)。投資信託の買付手数料についても、インターネットコースであれば原則として無料です。

SBI証券は、2024年のオリコン顧客満足度調査の「ネット証券」ランキングで、総合順位だけでなく、取引手数料の項目でも1位を獲得しています。特に、定期的に購入して長期投資を行うケースなどでは、取引手数料を無視することはできません。利益を獲得するために行う投資では、取引手数料を少しでも抑えることが重要です。

※2 国内株式取引の手数料無料条件について、詳細は公式サイトより最新の情報をご確認ください。
※3 無料化の条件に関しては、公式サイトで最新の情報をご確認ください。システム対応完了までは実質無料となります。なお、スプレッド(価格差)については為替手数料の無料化の対象外です。
主なネット証券の手数料については、下記の記事をご覧ください。
ネット証券の手数料を徹底比較!選び方のポイントも解説

IPO、外国株式、投資信託などの取扱銘柄が多い

IPO(Initial Public Offering:新規公開株式)、外国株式、投資信託などの取扱銘柄が多い点も、SBI証券のメリットです。IPOについては、2023年3月通期(2022年4月〜2023年3月)で新規上場会社数全体の約98.9%にあたる93社を取り扱っており、auカブコム証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券の主要ネット証券の中でもトップの取扱銘柄数です。

外国株式についても、アメリカ、中国だけでなく、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシアの株式も取り扱い、さまざまな銘柄に投資することが可能です。中でも現物取引のアメリカの株式については、4,400超の豊富なラインナップがあります。さらに、投資信託も2,500を超える銘柄を取り扱い、NISAのつみたて投資枠の対象銘柄も220以上取り扱っています。
2024年のオリコン顧客満足度調査の「ネット証券」ランキングで、取扱商品部門でもSBI証券は1位です。
投資信託の基礎知識については、下記の記事をご覧ください。
投資信託とは?始め方やメリット・デメリット、注意点を解説

NISAのつみたて投資枠については、下記の記事をご覧ください。
つみたて投資枠のデメリットは?新NISAを始める前に知りたい注意点

夜間取引ができる

夜間取引ができる点も、SBI証券のメリットです。SBI証券では、PTS(Proprietary Trading System:私設取引システム)によって、証券取引所を介さずに株式などを売買することができます。
PTSを利用した取引が可能な時間帯は、8:20〜16:00と16:30〜23:59の2種類が設定されていて、国内の証券取引所の9:00〜11:30、12:30〜15:00と比べて幅広い時間帯で取引が可能です。

日中は仕事などで忙しい投資家にとっては、夜間に取引できるのは便利です。また、PTSと証券取引所の取引時間が重複している時間帯では、同じ銘柄で双方の価格を確認し、価格差で利益の獲得を狙う裁定取引をすることもできます。

1株単位で売買できる

SBI証券のメリットは、1株単位で株式売買ができることです。証券取引所で株式を取引する場合は、一般的に売買単位が設定されています。
例えば、1株1万円の株式について売買単位が100株に設定されていたら、最低でも1万円×100株=100万円の資金を準備しなければ、その株式を購入することはできません。さらに、購入できるのは売買単位の整数倍のみとされているため、この例では150株を購入することもできないのです。

売買単位に満たない株式を売買したい場合に、SBI証券ではS株というサービスが提供されていて、1株単位で株式を取引できます。場合によっては、数百円で株式取引を始めることもできるため、あまり高額な投資をしたくない初心者でも気軽に株式取引を始めることが可能です。

さまざまな種類のポイントが貯まる

SBI証券で口座を開設して投資を行うと、さまざまな種類のポイントが貯まるといったメリットもあります。口座開設や株式購入、投資信託の購入・保有などで、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイントといったポイントを貯めることが可能です。提携している三井住友カードで投資信託の定期買付もできるため、クレジットカードのポイントも貯められます。

一部のポイントについては、付与されたポイントでさらに投資することも可能です。これらのポイントサービスを利用している人にとって、SBI証券は有力な選択肢となるでしょう。

SBI証券のデメリット

SBI証券にはさまざまなメリットがありますが、デメリットもあります。SBI証券で口座開設を検討する場合は、下記2点のデメリットも念頭に置いておきましょう。

アプリで国内株式と米国株式を一括管理できない

SBI証券では、スマートフォンアプリで国内株式と米国株式を一括管理できない点はデメリットです。SBI証券のスマートフォンアプリは国内株式用、米国株式用、FX用、先物・オプション用などに分かれていて、国内株式と米国株式を1つのアプリで管理することはできません。

国内株式と米国株式の取引を頻繁に行う人で、1つのスマートフォンアプリで管理したい場合は、SBI証券の取引に不便さを感じる可能性があります。

無料の対面サポートがない

無料の対面サポートがない点も、SBI証券のデメリットです。SBI証券は基本的にインターネットを通じた証券取引の仲介を行うネット証券であるため、サポートもネット対応が中心です。
SBIマネープラザの店舗で、対面で担当者のアドバイスなどを受けられる対面コースもありますが、インターネットコースよりも割高な取引手数料などが設定されています。

この点は、ネット証券全般にあてはまる特徴でもあるため、充実した対面のサポートを受けたい場合は、対面型の証券会社を選びましょう。

SBI証券をおすすめできる人の特徴

SBI証券は、取引手数料も安く、取扱銘柄数が多いため幅広い人に向いていますが、特にIPO・外国株式の銘柄数やポイントを貯められるサービスに魅力を感じる人にはおすすめです。

IPOは、公開された銘柄の大部分を取り扱った実績があるため、IPOへの投資を考えている人にはSBI証券は有力な選択肢となります。外国株式についても、アメリカや中国などの主要国だけでなく、新興国の銘柄にも投資できるため、幅広い選択肢から投資先を選定したい人にとってSBI証券は魅力的です。
ポイントサービスは幅広い種類に対応しているため、投資をしながらポイント活動に力を入れたい人にもおすすめできます。
ネット証券の選び方については、下記の記事をご覧ください。
ネット証券会社を徹底比較!証券会社の選び方を4つのポイントから解説

SBI証券のメリットとデメリットを把握して、口座開設先を選ぼう

SBI証券は、取引手数料や取扱銘柄数などさまざまな点でメリットがありますが、国内株式と米国株式をアプリで一括管理できないといったデメリットもあります。メリットとデメリットを把握して、自身に最適な証券会社を選びましょう。

オリコンでは、日本最大級の規模で調査を行い、毎年「ネット証券会社 オリコン顧客満足度ランキング」を発表しています。取引手数料や取引のしやすさのほか、分析ツールの使いやすさなど、さまざまな視点でネット証券会社を比較検討できますので、ぜひ参考にしてください。
※本記事では、2024年4月30日時点の企業公式サイトの掲載情報などにもとづいて執筆しています。サービスを検討する際は、必ず公式Webサイトで最新情報をご確認ください。

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