松井証券のメリット・デメリットは?おすすめできる人の特徴を解説

松井証券のメリット・デメリットは?おすすめできる人の特徴を解説

松井証券は、インターネットを通じた証券取引の仲介を行うネット証券のうちの1社ですが、1998年5月から国内初のインターネットの証券取引を始めるなど、老舗企業といえる側面も持っています。老舗としての安心感もあるため、口座の開設先として松井証券を検討している人は少なくないのではないでしょうか。

証券会社選びでは、さまざまな証券会社のメリットだけでなく、デメリットも押さえて、自分に最適な会社を選ぶことが重要です。

本記事では、松井証券のメリット・デメリット松井証券をおすすめできる人について解説します。
※本記事にはプロモーションリンクが含まれています。

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mokuji目次

  1. 松井証券のメリット
    1. 1日50万円までの国内株式取引で手数料が無料になる
    2. 25歳以下なら、株式取引の手数料が完全に無料になる
    3. 投資信託の残高に応じて最大1%のポイントがもらえる
    4. 信用取引のサービスが充実している
    5. 夜間取引ができる
    6. 事前入金なしでIPOに申込みできる
    7. 無料のツールが充実している
    8. サポート体制が充実している
  2. 松井証券のデメリット
    1. 1日50万円を超えた株式取引では手数料が1,100円以上かかる
    2. 単元未満株を買えない
  3. 松井証券をおすすめできる人の特徴
  4. 松井証券のメリットとデメリットを把握して、口座開設先を選ぼう

松井証券のメリット

松井証券には、さまざまなメリットがあります。下記の8点は、その中でも代表的なメリットです。

1日50万円までの国内株式取引で手数料が無料になる

松井証券では、1日50万円までの国内株式取引は、手数料が無料になるメリットがあります。

松井証券の国内株式取引の料金体系は、1日の約定代金の合計額によって手数料が決まる仕組みになっていて、1日50万円までの取引については手数料が無料に設定されています。

料金体系は、現物取引でも信用取引でも変わりません。ただし、単元未満株の売却や電話での取引などでは料金体系が異なるため、注意してください。

1日に何度も取引を行ったり、高額な投資を行ったりする場合は手数料がかかる可能性がありますが、そうでなければ、コストを抑えて株式取引をすることが可能です。

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25歳以下なら、株式取引の手数料が完全に無料になる

松井証券では、25歳以下なら、国内株式の現物・信用取引の手数料が完全に無料になる点もメリットです。

26歳になる月の最終営業日の取引分までは、1日にどれだけ取引を行っても、手数料はかかりません。ただし、原則的な料金体系と同様、単元未満株の売却や電話での取引などでは料金体系が変わります。

未成年でも取引手数料は無料になるため、若い人が株式投資を考えている場合は、松井証券は有力な選択肢です。

投資信託の残高に応じて最大1%のポイントがもらえる

投資信託の残高に応じて最大1%のポイントがもらえる点も、松井証券のメリットといえます。

毎月エントリーが必要ですが、投資信託を保有しているだけで、auカブコム証券、SBI証券、マネックス証券、楽天証券と比べても高い還元率でポイントが付与されます(※)

付与されるのは松井証券ポイントという独自のポイントですが、そのポイントをさらに投資できるだけでなく、PayPayポイント、dポイント、Amazonギフトカードといった他社のポイントやさまざまな商品と交換することが可能です。

※保有する銘柄によって、ポイント還元率は異なります。なお、ポイント還元率は2024年9月13日時点の各社公式WEBサイトの情報を参考にしています。

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信用取引のサービスが充実している

松井証券のメリットとして、信用取引のサービスが充実している点も挙げられます。

例えば、松井証券の信用取引では、株主優待を獲得するために行うクロス取引を一度の操作で完結できる、「優待クロス注文」という機能を利用可能です。

通常のクロス取引では、現物株式の「買い注文」と信用取引による「売り注文」を行い、最後に現物取引と信用取引を決済する「現渡」という注文が必要になります。一方、松井証券の優待クロス注文では、これら3つの注文を一度の操作で行えるのです。

また、信用取引のデイトレードには、「一日信用取引」と呼ばれる専用の料金体系が用意されていて、返済期限が1日の信用取引については、約定料金にかかわらず手数料が無料とされています。

夜間取引ができる

松井証券では、夜間取引ができる点もメリットです。通常、国内の証券取引所では、9:00〜11:30、12:30〜15:00の時間帯にしか株式取引などを行うことはできません。

しかし、松井証券ではPTS(Proprietary Trading System:私設取引システム)を利用することができるため、8:20〜15:30と17:00〜翌2:00の時間帯に取引が可能です(現物取引の場合)。

証券取引所では対応していない夜間などに取引を行いたい人にとっては、便利なサービスです。また、PTSでは証券取引所よりも有利な価格で取引できるケースがあるため、価格差を利用して利益の獲得を狙うこともできます。

事前入金なしでIPOに申込みできる

松井証券には、事前入金なしでIPO(Initial Public Offering:新規公開株式)に申込みできるというメリットもあります。

IPOを購入するためには、一般的には抽選に当たらなければならず、当選発表までに購入代金を口座に入金しておかなければなりません。一方、松井証券では、IPOの購入に事前入金を求められることがなく、当選発表後の入金が可能です。

手持ち資金がないタイミングで、魅力的なIPOの銘柄の申込みが開始された場合でも、抽選に申し込むことができます。

無料のツールが充実している

松井証券では、無料で投資情報などを確認できるツールが充実している点もメリットです。

市場や銘柄に関するニュースや決算情報など、必要な情報を収集できて投資判断に活用できる「マーケットラボ」や、発注画面やチャート画面をカスタマイズして自身に最適な投資環境を実現できる「ネットストック・ハイスピード」など、投資に役立つさまざまなツールが無料で提供されています。

また、投資信託については、最適な投資プランを提案するロボアドバイザーの「投信工房」が、利用料・投資信託購入時手数料無料で利用できます。

サポート体制が充実している

サポート体制が充実している点も、松井証券のメリットです。ネット証券でありながら、株式投資の銘柄探しや取引タイミングなどの相談を電話で受け付ける「株の取引相談窓口」を開設しています。
予約は必要ですが、利用料金は無料で投資知識が豊富なアドバイザーに相談できるため、投資初心者に安心感を与えてくれるサービスです。

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松井証券のデメリット

松井証券にはメリットがある一方で、デメリットもあります。松井証券で口座開設を検討する場合は、下記2点のデメリットにも注意しなければなりません。

1日50万円を超えた株式取引では手数料が1,100円以上かかる

松井証券のデメリットは、1日50万円を超えた株式取引では手数料が1,100円以上かかる点です。

1日50万円までの約定代金では手数料は無料ですが、50万円を超えると100万円までは1,100円(税込)の手数料がかかります。さらにそこから、約定代金が100万円増えるごとに、1,100円(税込)の手数料を負担しなければなりません。

条件を満たすことで、約定代金にかかわらず国内株式の取引手数料が無料になるネット証券もあります。1日の約定代金が50万円を超えそうな場合には、松井証券ではコストがかさむ可能性があります。

単元未満株を買えない

単元未満株を買えないことも、松井証券のデメリットです。

通常、証券取引所で株式取引を行う場合、1株単位では売買できず、100株ごとなどの売買単位が設定されています。例えば、1株100円の株式について売買単位が100株に設定されていたら、最低でも100円×100株=1万円の資金を準備しなければ、その株式を購入することはできません。

売買単位を下回る数の株式を取引したい場合、証券会社が単元未満株の取引に対応している必要があります。しかし、松井証券では、単元未満株の売却はできても、購入はできません。

少額の資金で単元未満株への投資をしたい場合には、ほかの証券会社を検討することになります。

松井証券をおすすめできる人の特徴

松井証券をおすすめできる人は、株式取引の銘柄選びで手厚いサポートが欲しい人や、高額な投資信託を保有し続ける人などです。

無料で株式の銘柄選びについてアドバイザーに相談できる点は、松井証券ならではの魅力です。店舗がないため手数料を抑えられるというネット証券のメリットを享受しながら、株式の投資相談も利用したい場合は松井証券が有力な選択肢となります。

また、投資信託を保有しているだけで最大1%のポイントを貯められるサービスもあるため、投資信託を長期的に高額で保有し続ければ、多くのポイントを獲得することが可能です。
投資信託ではロボアドバイザーのサポートも受けられるため、まとまった金額を投資信託で運用する場合は、口座開設先として松井証券も検討することをおすすめします。

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松井証券のメリットとデメリットを把握して、口座開設先を選ぼう

松井証券には、一定の条件を満たした場合の株式の取引手数料や、投資信託の保有によるポイント付与、サービス体制などの点でメリットがありますが、単元未満株の購入ができないといったデメリットもあります。メリットとデメリットを把握しながら、ほかの証券会社とも比較して、最適な口座開設先を選びましょう。

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※本記事では、2024年9月13日時点の企業公式サイトの掲載情報などにもとづいて執筆しています。サービスを検討する際は、必ず公式Webサイトで最新情報をご確認ください。

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