【ネット証券】手数料は最大の損! がっちり比較して賢く投資

【図1】1注文毎の約定代金に応じた株(現物取引)の手数料を比較(C)oricon ME inc. [拡大する]

【図1】1注文毎の約定代金に応じた株(現物取引)の手数料を比較(C)oricon ME inc.

 株や投資などを長くやっている人はある程度知っているが、株式を購入する際に、取引手数料が低い証券会社を選ぶのは鉄則。資産運用はプラスのリターンだとすると、手数料は確実なマイナスのリターン、つまり損失といえる。お金を増やすことを目的にしているのだから、何とかしたい問題だ。そこで、手数料についてがっちり比較してみたいと思う。

 そもそも、一般の証券会社よりも、インターネット証券会社(以下、ネット証券)の方が、圧倒的に手数料が低いのはよく知られていること。だが、そのネット証券会社の中でも、さらに手数料に幅があり、各社オリジナルの料金プランが設定されていることはご存知だろうか?

 「ネット証券ならどこでもいいや」ではなく、「できるだけ有利な金融機関で口座をつくろう」と考えてもらいたい。そこで、自分にぴったりな料金プランであるかどうかを「取引のスタイル」によって見極める必要がある。

 例えば、毎日取引するような短期取引する、いわゆる「デイトレード型」なのか、月に数回だけ取引し中長期で保有する、いわゆる「ほったらかし型」なのかに大分できる。今回は、それぞれの取引にかかる「手数料」を比較してみたので、ぜひ図を見てもらいたい。

■株式取引方法によって手数料は2パターンある

 日本株式の現物取引においては、ネット証券で選べる代表的なプランは「1約定ごとに手数料が課される料金プラン」(図1)と「1日の約定金額の合計により手数料が課される料金プラン」(図2)の2パターンがある。時間に余裕がなく、月に数回程度、はたまた年に数回程度という方は、前者の料金プランにしておく方が、無駄がなくてお得といえる。

▼10万円以下の現物取引が多いなら「松井証券」、それ以外は「ライブスター証券」がオトク!

 実際の取引事例を見ながら比較していこう。例えば、株価1000円の銘柄を100株、10万円分購入するなら、約定金額が10万円以下なので手数料無料の「松井証券」がお得になる。松井証券は、「1日の約定金額の合計により手数料が課される料金プラン」しかないが、1日の取引額が10万円以下であれば「手数料無料」なので、1日の取引額が少額で済むことが多い場合は、ぜひ活用したいプランだ。

 では、10万円を超えた場合はどうか。例えば、株価300円の銘柄を1000株、30万円分購入する場合、「1約定ごとに手数料が課される料金プラン」だと、30万円の価格帯なので180円の「ライブスター証券」が一番安く、250円のマネックス証券が二番目に安いということになる。手数料だけを見た場合、10万円を超えた部分はどの価格帯においても「ライブスター証券」が割安。手数料重視でいくなら、「ライブスター証券」がお得ということになる。

■一般の証券会社と比べてネット証券の手数料が安い理由

 ネット証券は、実店舗をほとんど持たずネットを介した取引がメイン。店舗維持費がなく(低く)、人件費が抑えられる分、取引手数料をかなり抑えられる。金額でいうと、一般の証券会社の手数料は、たとえ少額の投資であっても1回の注文につき、2000円以上かかるところ、ネット証券であれば100円ほどで注文することが可能。

 一言にネット証券といっても、今や多くの会社が手数料競争しているため、手数料がかかる株式取引などについては、どこがお得か吟味しコスト管理はしっかりしたい。

 はじめに申し上げたが、手数料は確実にかかる「損失」なので、いかに賢く減らせるかが資産運用のカギと言えるかもしれない。

【文/頼藤 太希】
株式会社Money&You代表取締役社長。一生涯の「お金の相談パートナー」が見つかる場『FP Cafe』を運営。若手経済アナリストとして、セミナー・執筆など幅広く活動。日本証券アナリスト協会検定会員。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。執筆:「FX完全ガイド」(晋遊舎)等

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