プロに任せてリスクを回避! 「投資信託」

 ネット証券を利用した資産運用方法は「株式取引」だけではない! 今回は投資初心者に人気の「投資信託(投信)」ピックアップ。まずは“投信の基本”をおさえていこう。

そもそも投資信託の仕組みって?

  • 画像/投資信託の基本

 「投資信託」という言葉は聞いたことがあっても、実際にどんなものなのかよくわからない。そんな人のために簡単に説明すると、投資信託とは「大勢の投資家から集めたお金を運用の専門家が代わりに運用してくれる金融商品」のこと。株式と同様に、ネット証券を通じて簡単に売買することができる。

 “運用の専門家”というのは、資産運用の専門会社に所属するファンドマネージャーのことで、豊富な知識を持って、集めたお金を株式や債権など、さまざまな金融商品に投資して利益を出していくのが仕事。 プロに任せることで、投資初心者ではなかなか見つけられない優良株に間接的に投資することもできる。

 そもそも初心者にとっては、優良株を自分できちんと選び、日々細かく株価をチェックしたり、リスク管理のために幅広く分散投資を考えたり……というのはなかなか難しく、また面倒なもの。それらの作業をすべてプロが代わりにやってくれて、こちらは定期的に届く報告書をチェックし、運用の状況を見守っているだけでいいのも投資信託の魅力だ。高額で個人では購入しづらい株式だったり、そもそも購入する仕組みがなかったりする金融商品を間接的に買うことができる、というのもメリットになっている。

購入にかかる費用&コストは?

 気になるのは購入にかかる金額だが、巨額の資金を運用する投資信託でも、基本的に運用スタート時には1口1万円程度から購入できる。その後の運用実績によって価格が変動していく、という仕組みだ。毎月一定額、自動引き落としで同じ投資信託に投資していく「投信積立」も人気を博している。

 一方、投資信託にかかるコストとして知っておきたいのは、証券会社などの販売窓口に支払う「販売手数料」と、自分の代わりに運用・管理をしてもらうために支払う「信託報酬」だ。

 販売手数料は、購入時に1回、自動的に差し引かれる。一方で、信託報酬は投資信託を持っている間は日々払い続けるもので、おおまかに見ると、高いもので年率2%台、低いものだと年率0.2%台というイメージ。毎日小額ずつ、運用資金から引かれていくことになるので、運用実績が上がらないと、投資金が目減りしていく……ということも考えられるので、この点は注意しよう。

 その他のコストとしては、決算ごとにかかる「監査費用」、運用者が株式や債権を売買する際にかかる「売買委託手数料」も少額ながら負担することになり、また商品により、換金するときに「信託財産留保額」という費用がかかることも。メリットの裏にはそれなりのコストがあることも知っておきたい。

投資信託を買ったあと、どうやって利益を得るの?

  • 画像/投資信託の基本

 投資信託は運用状況(集めた資金での投資で利益が上がっているかどうか)で価格が上下するので、投資家が利益を出す基本は株式と同じく、「安いときに買って、高いときに売る」こと。自分が購入した時点より運用実績が上がっていれば、売るときの価格は高くなり、逆に運用の調子が悪ければ、価格は安くなるということだ。

 しかし、多くの場合、投資信託では運用開始から1年ごとに「決算」が行われ、利益が出ていれば、その中から投資家に「分配金」が支払われる。つまり、運用の調子がよければ、「投資信託を持っているだけで、定期的にお金が入ってくる」という、うれしい状況になることも。また、その分配金を同じ投資信託にそのまま再投資する仕組みもあり、投資額を底上げして、さらに多くの分配金を得る……という好循環を狙うことも可能だ。

 短期的な売買ではなく、分配金を視野に入れて長期的な投資を考えているなら、前出の「投信積立」が便利。自動的に購入時期がバラけることになるので、「高いときに大口で投資してしまう」というリスクを減らしながら、少しずつ追加投資を行うことができるのだ。
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